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里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ハヤトウリ

2010年05月18日 | 野 菜
道の駅で、発芽したハヤトウリを売っていた。
発芽したものに商品価値があるのか不思議に思い帰って調べてみると、実の中に1個ある
種が果肉と分離しない為に、実のまま植えつけるのだそうだ。 納得した!

ハヤトウリ、隼人瓜(ウリ科、ハヤトウリ属)、別名:千成瓜
熱帯アメリカ原産のウリ科の植物で、日本へは1917年にアメリカから渡来した。
日本では、主に味噌や酒粕に漬けて漬物として食べられるが、炒め物や煮物などにして
も食べる事が出来る。

〔名前の由来〕
日本では、最初に鹿児島へ渡来したので、隼人の瓜という意味で
“ハヤトウリ”と呼ばれるようになった。
別名は、1本の株に100個以上実をつける事から誇張して“千成瓜”と名づけられた。


鉈豆(ナタマメ)

2010年02月01日 | 野 菜
最近、新聞で鉈豆を用いた“健康茶”が頻繁に宣伝されているが、そういえば近所で栽培
しているのを以前に撮影した事を思い出した。 
鞘の大きさが“大人の腕”ほどもあったが、今度会った時にはあの怪物をどう退治したの
か聞いてみるとしよう!

(ナタマメの葉→実)10月27日撮影
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ナタマメ、鉈豆(マメ科ナタマメ属)別名:刀豆、帯刀
熱帯アジア原産のマメ科の多年草だが、日本では冬に枯れてしまうので1年草。日本へは
約400年前の江戸時代初期に清国から伝わった。

つる性で、葉は3小葉で互生する。 
花期は夏で、葉腋から花柄を伸ばし蝶の形をした白又は紅色花をつけ、やがて鞘の長さ
が30~50cmにもなる実をつける。 
種子は秋に稔るが紅色や白色の物があり、1粒の大きさは約3㎝で1鞘に8~16個詰
まっている。

ナタマメの内、白ナタマメは無毒だが、タカナタマメ、タチナタマメには毒が多いので、
それらについては加熱して毒を不活性化した後に食用や薬用として用いる。
若莢を煮たり、福神漬けや味噌漬けにして食べるほか、豆は健康茶や漢方薬として用いら
れ、免疫力の向上・化膿止め・蓄膿症や歯槽膿漏の改善に効能があるという。
(名前の由来)
莢の形が鉈や刀に似ている事から名付けられた。


アピオス(アメリカホドイモ)の味

2010年01月31日 | 野 菜
道の駅で“アピオス”という、ピンポン玉より少し小さ目の芋を売っていたので、試しに買っ
てみた。
明治時代に、北米から青森へ輸入されたリンゴの苗木に種がくっついて来て以来、東北地
方の農家では産後や病後の栄養補給に食べられていたそうで、本家のアメリカではインデ
ィアンが栽培していたそうだ。

ラベルを見ると、
「他の芋類に比べて、カルシウム・食物繊維・鉄分・タンパク質などが多く、ホクホクと甘くて
 独特な食感がある」
「皮付きのまま、蒸したり、煮たり、素揚げ、天ぷらで美味しくいただける」
等と書かれていたので試しに蒸かしてみたが、ジャガイモの味に似ていてその上に甘い!
いける味だった。

アメリカホドイモ(マメ科、ホドイモ属)
日本固有のホドイモ(塊芋、食用可)もあるが、本種は北米原産。
葉は5~7枚の羽状複葉で、つる性の茎は長さ2~4m。 
7月頃、葉の付け根に紅紫、淡紫色の蝶形の花が開き、甘い香りがする。
地下茎は地中を這い、所々に3~4cmに肥大した芋が、まるで数珠状につながる。
(名前の由来)
アメリカ産の“ホドイモ”という意味だが、ホドイモについては、ホド(塊)状の芋が出
来る事から“塊芋”と名づけられた。

(栽培法)
・4月上旬~5月頃、深さ4~5cm、株間50cm程度に植え付け。
・つる性なので、キュウリのネットを張ってつるを誘引する。
・霜が降ると茎葉が枯れるので芋を収穫する。 小さい芋はそのまま冬越しさせても可。

(その他の料理法)
・花を摘んで乾燥し、お茶にしても良い。
・塩茹で、バター炒め、油炒め、シチュー


ツタンカーメンのエンドウ

2010年01月28日 | 野 菜
昨年、山野草講座の先輩から珍しいエンドウの種を貰って播いておいたところ、いつの間
にか15cmばかりに生長していた。

(種→発芽後)
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あの有名なツタンカーメンの墓の副葬品の中から発見されたもので、発掘したハワード・カ
ーターが持ち帰って発芽・栽培に成功し、その後、各国に渡って栽培が続けられ、我が国
には1956年にアメリカから伝わり主として小学校や教育センターを通じて広がったそうだ。

古代エジプト人が食べたと言われるこのエンドウ、豆のさやの色は紫色だが、豆の形や
色・茎葉は普通のエンドウと殆ど同じだ。
しかし、花の色はワインレッドで美しいと言うし、豆ご飯を炊くと保温中に徐々に赤飯に
変わり、味も普通の豆ご飯同様に美味しいと言う。

3300年もの時を越えて現代に甦り、美しい花を咲かせ、珍しい紫色のさやをつけ、豆ご飯
にすると赤飯に変わるとは如何にも古代エジプトのロマンを感じさせる!今から楽しみだ! 

ツタンカーメン
紀元前14世紀、エジプト第18王朝のファラオで、即位は10歳頃。即位後僅か9年で突然
死亡した。
“王家の谷”にある墓は、1922年にイギリス人のハワード・カーターにより発見され、あの
有名な“黄金のマスク”などの豪華な副葬品と共に発掘された。


植物の能力

2010年01月23日 | 野 菜
以前、新聞でコンパニオン・プランツなるものが紹介されていたのを思い出した。 
「植物がお酌などのお愛想をしてくれるのか?」 と思って興味を持って読んでみると、
「ある種の植物を近くに植えておいて害虫から守って貰う」 という内容だった。

その時は「どのようにして守ってくれるのか?」その訳が分からなかったが、その後、朝日
新聞に次のような“会話を交わす植物”が紹介されていて、ようやくその訳が分かった。
【SOS信号を発信する植物  :キャベツ
付いた虫の種類に応じて、アルコール・アルデヒド・テルペン類などの“緑の香り”を
放出し、それらを好む昆虫を呼んで撃退して貰う。(トウモロコシ等にも類似能力あり)
【周辺の仲間に援軍を求める植物:除虫菊
傷つくとピレトリンという殺虫成分をつくるが、その近くでは無傷の仲間もピレトリンを
つくり集団で自衛する。
(シロイヌナズナ、ヤマヨモギ、ハンノキ等にも集団自衛能力あり)
【縄張りを主張する植物:セイダカアワダチソウ
根から化学物質を放出して他の植物を撃退する。

つまり、植物の中には食害で傷つくと、化学物質を放出して援軍(別の昆虫)を呼んだり、
殺虫成分を作って自衛したり、或いは化学物質を放出して他の植物を撃退するという。
まるで、キャベツの援軍を呼ぶ様が昆虫と会話をしているように見えるし、除虫菊に至って
は無傷の仲間へ助けを呼んでいるように見え、正に“会話を交わす植物”という訳だ!

キャベツと言い、除虫菊と言い、まさかそのような能力を持っているとは知らなかった!
特にキャベツについては、そのような能力が備わっている事を知らなかっただけに、正に
「お主やるな!」と感嘆してしまう!
今度キャベツを育てる時には、どんな匂いを発散させているか、或いはどんな昆虫が集まっているか、是非観察してみるとしよう。




コンニャクの花

2009年06月23日 | 野 菜
舅の家で、食用として保存しておいたコンニャク芋からグロテスクな花が咲いていた。
良く見ると、同じサトイモ科の花だけあってサトイモの花と同じ姿をしている。
コンニャク(コンニャク属)、6/21サトイモ(サトイモ属)、8/27

山野草にも、サトイモ科のマムシグサやウラシマソウなどがあるが、これらも花の
姿が良く似ている。 
しかし、こちらは同じサトイモ科でも有毒なのだそうだ。 自然は複雑だ!
マムシグサ(テンナンショウ属)、4/23ウラシマソウ(テンナンショウ属)、4/21

コンニャク(サトイモ科、コンニャク属)
インドシナ半島原産で、日本へは仏教伝来の頃に中国から渡来した。
食用として栽培しているのは日本(主産地:群馬県)、中国、韓国等で、市場に流
通しているのは日本のみ。
4~5年経つと花を咲かせ、その後は枯れてしまう。 花は4~5月頃咲くが、暗
紫色で悪臭がある。


初氷

2008年11月20日 | 野 菜
今朝起きてみて驚いた。
何と、スイレン鉢に厚さ3mmの氷が張っていた。 今冬の初氷だ!

この急な冷え込みに急いでカボチャを収穫したが、残念ながらジャガイモは全滅した!
横着をして植えつけるのが遅れた上に、例年より20日以上も早く寒気が訪れたの
で芋が大きくなる前にこの有様だ。 今年の秋ジャガは収穫が望めそうにもない。

昨日、秋田では少し積雪があったそうだが、わが町でも雪花が散っていた。 まる
で東北並みの寒さだ!



ジャガイモの発芽予防

2007年12月30日 | 野 菜
舅の家へ餅つきの手伝いをしに行って来た。
毎年手伝いに行ってチャッカリお餅を貰って帰っているが、親が元気だからこそ甘
えられる。 ありがたい事だ!

ところで、ジャガイモが話題になり、
舅から「リンゴと一緒に入れておくとジャガイモが発芽しないと言うのは本当か?」
と尋ねられた。

私も知らないので帰って調べてみたら、
・収穫後の2~3ケ月は休眠期なので発芽しないが、その後は発芽する。
・発芽を抑制する方法については、
 ①3~10℃の低温で貯蔵するのが一般的。
 ②北海道の一部では放射線を照射する方法が用いられている。
 ③米国ではクロロプロファムを芋に散布しているが、日本では除草剤としては使
  用できるがジャガイモには許可されていない。
 ④リンゴと一緒に冷暗所で貯蔵すると、リンゴから発生するエチレンガスの効果
  で発芽しない。 しかし、リンゴではエチレンガス濃度を保つのが難しいので
  失敗する可能性が高い。
などと書かれていた。

ジャガイモの皮(特に緑化した部分)や芽には、毒性の強いソラニンが多く含まれ
ると言う。 折角たくさん栽培しても有効な貯蔵法が無くて困ってしまう!


ソラニンの毒性
ナス科のピーマン、トマト、、ナスなどにも含まれるが、中毒を起こすのは殆どがジャガイモ。

大人で200~400mg摂取すると発症(腹痛、嘔吐、下痢)し、摂取量が多いと1週間ほどもだえ苦しみ、時に死に至る。




コンニャク

2007年11月01日 | 野 菜
昨日は舅の家でコンニャク芋掘りを手伝い、ついでに作りたてのコンニャクの刺身
もご馳走になった。

このコンニャク芋、舅の家では昔は沢山生産して出荷していたのだが、今は自家消
費用に少し植えているだけだ。
栽培は少し厄介で、温度が13℃より下がると芋が凍傷を起こしてしまうので、
春に植えつけては秋に一旦掘り取り、冬の間は加温室で保管しなければならない。
しかも、芋は1年で出荷出来るわけではなく、3年以上肥培する必要があるのでか
なり根気も必要だ。

(コンニャクの作り方)
 ① 生の芋を洗った後、そのまま薄く切って茹でる。
 ② 水に開けて皮を剥く。
 ③ 適当に湯を加えてミキサーで砕いた後、別の容器に移す。
 ④ アルカリ(消石灰又は炭酸ソーダ)を加えてよくかき混ぜる。
 ⑤ お握りを作る要領で団子にする。
 ⑥ もう一度茹でる。
  ※④~⑥の操作で“えぐみ”を取り除く。
コンニャク芋(右は径25cm、重さ5㎏の4~5年生)手作りコンニャク

コンニャク(サトイモ科、コンニャク属)
インドシナ半島原産で、日本へは仏教伝来の頃に中国から渡来した。
食用として栽培しているのは日本(主産地:群馬県)、中国、韓国等で、市場に流
通しているのは日本のみ。
4~5年経つと花を咲かせ、その後は枯れてしまう。 花は4~5月頃咲くが、暗
紫色で悪臭がある。


トウモロコシ

2007年08月09日 | 野 菜
舅の田や畑は、全部高圧電線や波板で囲ってある。
言うまでも無く猪や狸の食害から守る為なのだが、敵もさるもので僅かな隙を突い
て進入して来る。
例年なら実が熟して収穫が近づくとやって来るのだが、今年は山に食べ物が少ない
のか早くもサツマイモはイノシシが全部食べてしまい、トウモロコシもタヌキが一夜に
してかなり食べてしまったと言う。
カボチャやスイカも時間の問題で、限界集落へ追い討ちをかける不届きな話だ!

所でこのトウモロコシ、天辺に雄花をつけ中ほどの葉腋に雌花をつけ、風によって
交配する風媒花であるが、自分の花同士では受粉せず違う株の花同士で受粉すると
言う。 まるで人間様のスワッピングみたいなHな事をする植物だ。
雄 花雌 花
トウモロコシ(イネ科、トウモロコシ属)別名は南蛮黍、ナンバ、唐黍、高麗黍など
メキシコ~南米北部が原産の1年草。 コロンブスのアメリカ大陸発見以来先ず
ヨーロッパに伝わり、日本へは1579年にポルトガル人が伝えたと言う。

(名前の由来)
日本へ渡来した時には蜀黍(モロコシキビ、略してモロコシ)の一種と考えていた
ので、唐のモロコシと言う意味で“トウモロコシ”と名づけられた。
漢字は、穀粒が玉の様な蜀黍と言う意味で“玉蜀黍”を当てた。