徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

婦?唱夫?随???-夜の花壇・ナメクジ退治ー

2017-12-08 08:50:33 | 団塊世代夫婦の一コマ
わが家には家の外壁にへばりつくようにして
小さな花壇がある。

ハナミヅキ、ヤマボウシ、ドウダンツツジ、アジサイ、
ハマヒサカキなどの木々の間に、さらに小さな花専用花壇。

冬を迎えるので、11月初めからビオラを植えた。
園芸高校の出店で買ったもの、
明治神宮例大祭で出ていたプロの作品。
高校生の育てたものは可憐な感じ。
プロの育てたものは華やか。

これでやっと、冬でも花の色を愛でることができる!

ルンルンルン ♪♪♪ と、心は弾んだ。

ところが・・・、
ある日、ふと花壇をみると、
なんだかビオラの花びらの数が例年より少ない。
変だなあ???

よーく見てみると
花びらに食べられた跡が・・・、
柔らかい葉も食べられている。

なにっ!どういうこと!!と思って土をみると、
カタツムリが歩いた後のように光る筋が何本もある。

これって、ひょっとして「ナメクジ」???

次の日も、その次の日も、光る筋が土に残り、
花びらの数は少なくなっていくばかり!!

もう、どうしよう・・、と、こういう時は
虫愛ずる姫君の妹に聞くのが一番。

確か、以前彼女は言っていた。

「まったく、花を育てるってことは究極の選択がいるのよね。
花を残すためには、なめくじの命を奪うしかない。
ナメクジの命を長らえようと思ったら、花を諦めるしかない。
でも、結局、花をとり、夜な夜なナメクジ退治をしたの。
ナメクジは夜活動するでしょ。夜の8時頃はその最盛期。
そこを狙って割り箸で取ってやっつけるわけ。
それは今から20年くらい前なんだけど、
私のナメクジ退治をみて、息子たちが
『お母さんは残酷だなあ』っていうわけよ。
まったくねえ、本当に困ったわ」

そうか、究極の選択か・・。
でも、今回私は「ビオラ」をとりたい、という強い決意がある!
ナメクジさんごめんなさい。

ということで、妹から「ナメクジ退治」の薬、
これは一応自然物を使用して作られているらしいが、
それを紹介してもらって、早速ネットからゲットした。

そして夜がきた。
8時。軍手を準備した私を見ていた夫は、
「俺も行くよ」と一言。
二人で懐中電灯を片手に、
もう片方の手には割り箸を持って外に出た。

花壇をみると、
もう、妹の言う通り。
ビオラの根元にナメクジが!
その日は10匹以上退治した。

そして、そのあと「ナメクジ退治」をスプレーした。
「ナメクジ退治」も薬は週一でよいそう。
その間、ナメクジが出なくなったらやめて様子を見ればよいらしい。

そうして3日。
夜8時にナメクジはいなくなった。

やれやれ、これでお花たちはゆっくり花を咲かせることができる。
連日の好天で、土もすこし乾いてきたので、お水をやろうっとと、
次の日はルンルンと水撒きをした。

水を撒いてふと思った。
ナメクジって水が好きじゃなかったかしら?
梅雨時によく出没してたもの・・。

よし、また8時に見に行ってみよう!
と、その夜、見に行ってみたら、居た居た!
数匹が活動中。
水やりで花も元気になったけれど、
ナメクジもその水で元気を回復したみたい。

なんだかしばらくいたちごっこが続きそう。

こんな夜8時の花壇見回り部隊を、
婦?唱夫?随でやっている、団塊世代夫婦なのでした。

それにしても、ナメクジだって、
花や葉っぱを食べなければ生きていけないわけで、
その当たり前のことをしているだけで退治されてしまうなんて
なんと無念なことであろうか・・、
と、少しの罪悪感ももちながら、
ナメクジ退治を続けていくのかなと思った私なのでありました。

えっ、夫ですか?
見るところ、そんな罪悪感論議には乗ってくる風もなく、
「やっぱり、この薬が効くのかもしれないなあ」と、
その薬の成分なんかに興味を持ち出しちゃったのであります。














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