徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

28年ぶりの再会ーDebbieさんの来日!②ーはじめの3日間

2018-03-21 17:21:50 | 団塊世代夫婦の一コマ
Debbieさんはアメリカ人。
30年近く前、私たち家族が
アメリカ南部の小さな町に住んでいた時、
いつも助けてくれた大恩人。
(このことは前回のブログに書かせていただいている)

3月9日からの彼女の来日に向けて、
夫を中心に、Debbieさん来日プロジェクトを組んだ!
と言ったらちょっと大げさだが、
律義者の夫を中心にこのプロジェクトは
約3か月前から開始された。

まず、夫はDebbieさんが読んだという、
Alex Kerrという日本在住の日本研究家の書いた
「Lost Japan」を読み始めた。
もちろん翻訳版ではあるけれど。
Debbieさんがが読んでいると
メールで知らせてくれたからだ。

「だって、Debbieさんがどんな下調べをしてから
来るのかを知るということって大事でしょ」と夫。
「うーん、難しいなあ。でも勉強になるよ」と言いながら
夜な夜な読書に励んでいた。

いやー、夫は私とは本当に違う。
私はいつも場当たり主義、
何とかなるさと思うたち。
それでだめな時、最近は
ちゃっかり夫におんぶというルーズさ。

9日、いよいよDebbieさんが来日。
そして彼女が見せてくれた本は・・・、
これ!。

   Abby Denson 「COOL JAPAN GUIDE」 Tuttle Publishing

45歳になる義理の娘のリサさんが
Debbieさんの日本行きを知って
持たせてくれたのだという。

もちろんAlex Kerrの本も読んだけれど、
今回はこっちの本が役に立ちそうと彼女。

クールジャパンを知って、
いろいろ行きたくなったという。

それを聞いて、私たちは
Debbieさんが行きたいところを中心に巡ることを決めた。

それまでは、私たちがいいと思うところに
連れて行こうと考えていた。
少しでも日本の良いなって思うことを
体験してほしいと考えたからだ。

でも、待てよ。
やっぱり本人の行きたいところが一番。
夫も私はそう思った。
彼女に添ってやってみようって。

私たちは彼女が来日する前に、
既に一週間の予定を組んでいた。

それは前期、中期、後期に分けたものだ。
前期は我が家近辺と東京名所という予定。
中期は2泊3日の京都旅行。
後半は再び東京散歩など。

その前半の予定と、
Debbieさんの様子を見て変更したものが
以下の予定表だ。
赤字になっている部分は
Debbieさんに合わせて変更した部分。

(前半の予定)
9日 来日
   羽田空港から京急に乗る
   日本の電車と「スイカ」を体験
   夕食はハンバーグとコーンスープを準備

10日 近場散策
   代々木公園、明治神宮を散策(明治神宮御苑含む)   
   娘さんのお土産用に日本の文房具を探す
   つばめグリルでクリームコロッケ定食
   家でギョーザを一緒に作る(Debbieさんの経ってのリクエスト)
   夕食はギョーザと中華スープ
11日 長女夫婦と浅草・スカイツリー見物
   浅草散策
   釜めしを初体験
   スカイツリーに上る
   東京駅の見学
   夕食は娘たち家族を含めてのウェルカムパーティー。
   (バイキング形式の家庭料理。
    これだと、自分の体に合わせて食べられる)

一日目はほぼ予定通りだった。
ハンバーグとコーンスープというのは、
長旅で疲れた時は食べなれたものがよいかなと思ったため。
だから、コーンスープもキャンベルのものを使った。
彼女は、スープを美味しい美味しいといって飲んでくれた。
ハンバーグには手を出さなかったところをみると
やっぱり疲れていたのだろう。

2日目。ここは大幅変更があった。
曇り空の中、代々木公園、明治神宮と散歩した。
朝早かったにもかかわらず、
特に明治神宮は外国人観光客でいっぱい。
神社の境内にいるのだから、
ここは日本には違いないのだけれど、
行きかう言葉を聞いていると、日本語ではない。
私の方がソワソワする感じ。
むしろデビーさんの方が、
この光景にぴったりはまる。

本当に、いろんな国から日本を訪ねてくれている。
「ラテン系の言葉もいっぱい飛び交っているけれど、
アメリカ人と思われる人たちがほとんどいないわね」、
とデビーさん。

次は予定を変更して、
まずは文房具のお土産を買うことに。
新宿にある大きな画材等の専門店へ。

そこで私が学んだこと。
多くの外国人は太いボールペンを求めるということ。
彼女も0,7ミリのものを選んでいた。

遅い昼食はつばめグリルで。
スープなども食べられる洋食にした。
この時、彼女はコロッケを選び、
ライスを選択した。

コロッケはアメリカにいた時、
時々私が作っていたらしい。
それを覚えていたのだ(私は忘れていた・・・)。

食べ物の話から、家に戻ったら、
餃子の作り方を教えてほしいという。
これも私がアメリカにいるときに
作り方を彼女に教えたという。
もう忘れかけているので、一緒に作りたいとのこと。

家ではさっそく料理教室が始まった。
これといって特技のない私は、
アメリカにいるときによくこうして、
普段の家庭料理を作っては、一緒に食べたんだった。

デビーさんだけではなく、
散歩で知り合った、おばあさんたちにも
時々振舞ったっけ。

と、餃子を作りながら、
一人フラッシュバックしていた。

こうして二日目の夕食は餃子とスープ。
ご飯もあったけれど、
彼女は夕食時はご飯には手をつけなかった。

3日目。
この日は長女夫婦が浅草とスカイツリーに
案内するという予定が、ずーっと前から組まれていた。
毎日英語漬けでは
私たち夫婦が疲れてしまうのではという
彼らの温かい気持ちから。

Debbieさんは察しがいいので、
私たちブロークンイングリッシュを
ほぼ完ぺきに理解してくれている。

疲れるのは私たちではなく
むしろDebbieさんさんの方ともいえる。

長女は会議通訳なので、
Debbieさんは私たちの英語を細心の注意を払って
聞くことはしなくても大丈夫。
これだけでも少しは疲れが取れるだろう。

また長女の夫もこれまた律儀な人間。
彼女が来日する前に、浅草に偵察に走り、
スカイツリーの予約も済ませてくれていた。

昼食は「釜めし」。
なかでも茶碗蒸しが気に入ったという。
帰りに寄った東京駅の地下街にある
「茅乃舎」でその「素」を求めたらしい。

と、目いっぱいの3日目。
夜は長女夫婦と次女一家と一緒に
ウェルカムパーティー。
これは簡単なバイキング形式にした。
食べたいものだけを食べて大丈夫なように。

Debbieさんは、サラダにだけ箸をつけた。
あとはみんなとおしゃべり、おしゃべり。

Debbieさんは本当によく気を使ってくれる。
それに食べ物に関しては、
上手にバランスをとっている。

ワイワイガヤガヤのパーティーは
8時過ぎにお開きにした。

疲れているだろうな、Debbieさん。
でもそんなことはおくびにも出さない。
凄いなって思う。

さあ、いよいよ明日からは京都だ。
どんなふうになるんだろう。(つづく)







   








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