徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

まあ、K市から!ーまーごのためにはえーんやこーりゃの巻ー

2016-09-14 22:44:52 | 孫シッター奮闘中
毎週1回、ウルトラマンたちは
スイミングに通っている。
1号は日曜日に行くのだが、
2号は火曜日。
働く母親が多くなったためか、
今や土日は満員。
2号は土日のクラスに空きがなかった。
そこで、火曜日と相成っている。

夫婦共働き。
二世帯住宅。
やっぱり、ジジババは手伝おうかって思う。

そこで、火曜日はいつもより1時間早めにお迎え。
この日の当番は私ということが多い。

スイミングの付き添いなんて、
我が子の時以来だから、約30年のブランク。
当時は全く気付かなかったけれど、
この時間に付き添う母親は専業主婦が多い。
それにお友だち同士も多いので、
そのにぎやかさは半端ない。

おっと、こんなこと書くってことは
私が正真正銘の高齢者である印かも。
保育園の子どもたちの声ががうるさーーい!!って、
保育園建設に反対している
高齢者地域住民と同じ。
耳の聞こえのバランスが
老化でくずれはじめたか・・。
なんだか自己嫌悪・・・。

閑話休題。

自分の娘たちと同じ年代の母親たちとは
面識もないし、共通話題もない。
だからこの送り迎えを始めて4か月ほどになるけれど、
「こんにちは」の挨拶くらいしかしたことがない。

この日のこと、ふと見ると、
私と同年代くらいと思われる方が、
お孫さんと一緒に更衣室に入ってきた。

思わず目であいさつ。
子どもたちの着替えを手伝いながら、
どちらからともなく「お孫さんですか?」と
会話が始まった。

その方曰く、
「娘が仕事で会議の日は、
こうして送り迎えをやっているんですよ。
スイミングが終わって、娘の家に帰るんです。
そしてね、娘が帰ってくる10時まで過ごすわけ」

なるほどー。
「で、そのまま泊まられるんですか?」(私)

「とーんでもない。帰りますよ。
どんなに遅くってもね。
実は私、K市に住んでいるんです。
ここからは直通だけれど、電車で一時間。
でも、絶対帰るんです。
帰ると、12時近くになって、
住宅街にある家に一人で歩くって、
結構怖いんですよね。
だから、この頃は、実は主人と一緒なの。
ボディーガードをやってもらってます。
泊まらないのはね、朝までいると、
また、朝から孫が来るでしょ。
そうすると、それから帰っても一日潰れちゃうわけ。
夜頑張って帰れば、
朝からは自分の自由な時間。
出かけようと思うところに出かけられますものね。
ところで、ご同居ですか?」と聞かれたので、

「はい」と答えると、

「実は2世帯同居って話も出ているんですけどねえ・・、
私たちの方がまだ踏ん切りがつかなくて・・・。
今手に入れている時間を
手放す勇気がまだないってわけです」とのこと。

なるほどなあ。
私たち夫婦も二世帯同居の前は、
週に2日、孫の保育園迎えをしていた。
でも、出来たら、行くより来てもらった方が楽。
でも、同居となると・・・
それは毎日だから、
その方のように自分たちが手に入れている
自由気ままな時間がなくなることも事実。

子育てを終え、姑も送って、
手に入れた自由な日々・・・、
これを手放すのにはそれぞれに
それぞれなりの勇気がいる。

私自身は、昔とった杵柄という感じで、
ああこの感覚、そうそうと思い、
その切り替えは早かった、
と自分では思う。

でも若い時と決定的に違うことは
「若さがない」っていう、いわば当たり前のこと。
それを突きつけられる毎日ではあるけれど、
やっぱりそれにもまして小さい人との生活は
面白っていうのが実感。

だがしかし・・・、
夫はちょっぴり違った。
田原総一郎のエッセイに
「子育て知らずの孫育て」というのがあるが・・・

 田原総一郎「子育て知らずの孫育て」東京新聞

ともかくこれと同じで
夫にとっては初めてのことだらけ。
面白いって域にはまだ到底いかないという。
が、みるみる育っていく小さな人たちが
そばにいるていうことは
やっぱり、大変でも、
いっぱいいっぱいになっても、
段々面白くなってきているのではって、
そばにいて思う。

私が同居をほぼ決めた時、
ある人がこう言ってくれた。

「大人同士には世代の違いもあるし、
なさぬ仲ゆえのいろいろなことがあるのは事実だけれど、
やっぱり子どもにとっては、
親とは年代の違う人がいるってことは
とってもいいことだと思うわ。
私の場合は舅姑、義姉と同居で
ずっと嫁をやってきたけれど、
子どもにとっては本当によかったって思うの」

ちょっと意味深だけれど、
この一言は決定的だった。
よし、やるぞって、覚悟が決まった。

子育て知らずの孫育てに
日夜格闘している夫と共に、
フーフー、ヒーヒー言いながらも、
人間て面白いね、
小さい人ってほんとにすごいねと言いながら、
毎日を送っているのでありました。

フフフ、至福の時は孫たちが階下に帰った後の
一杯のコーヒーを味わうとき。
しばし、自分を取り戻し、
「静」の世界にくつろぐのでありました。

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