2020@TOKYO

音楽、文学、映画、演劇、絵画、写真…、さまざまなアートシーンを駆けめぐるブログ。

東京の光と影ー14

2007-09-17 | ■東京の光と影
■September Wind...by LEICA D-LUX3 (c)Ryo

  ドイツ人が考案したレンズの“超望遠”で切り取った暖簾を揺らす風。「人間のための街路」の著者、バーナード・ルドフスキーは、『暖簾は、たった一枚の布でプライバシーの確保を約束する日本人の発明』と書いた。暖簾には風が似合う。それも、冷たい木枯らしが…。やがて、いつの間にか、鍋の季節がやってくる。

  余談:学生時代、コペンハーゲンのデザイン・アカデミーに留学していた友人の建築家を訪ねたことがある。その折、バーナード・ルドフスキーの特別講義が行われた。私は、アンデルセンの人魚像を見に行くという理由で、聴講には参加しなかった。後悔先に立たず。私の人生の中の、「その時、歴史が動いた…かもしれない…」の代表格である。

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