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英語教師とリベラルな考え方 (ジェネラリストとしての英語教師 その2)

2010年12月14日 | 教養英語
今回は英語教育関係者に対してちょっと大事な問題提起をしてみたいと思います。と言っても、大学入試に全く関係ない話というわけではありません。

さて、中学校や高校の英語の教科書を読んでみて気が付くのは、英語の教科書というのイデオロギー的に非常に偏っている事です。良くも悪くも、アメリカン・リベラルという姿勢にたった英文ばかりです。出てくる登場人物は「気前が良い」という意味でのリベラルでもあり、政党としては全員アメリカの民主党の支持者に見えます。もちろん、白人保守派だとか、草の根ファンダメンタリズムの熱心な活動家などは出てきそうもありません。

大学入試も同じです。たとえば、入試でよく取り上げられる問題に「地球温暖化」があります。私が少々解いてみた限り、地球温暖化問題に対して懐疑的な姿勢に立つ選択肢が正しかった例は、一つもありません。そういうこともあって、多文化主義、地球環境問題(地球温暖化)、社会福祉充実、貧困撲滅、国際協調と平和主義については(+)の価値があるのだと教えます。たとえ英文を読みとれなかったとしても、(-)の価値観を肯定するような姿勢の文章を認めてはいけないとも言います。

私はこういった価値観に反対しているわけでありません。しかし、英語教師はいわゆるアメリカン・リベラリズムに対してどのような姿勢を取るのか、もう少し自覚的な議論があってもよいのではないでしょうか。少なくとも、グーグルで「英語教師」と「リベラリズム」「リベラル」で検索しても全くでできません。英語教師はいわゆるリベラルな思想に対してどのような立場を取るのか、匿名でもいいですから何か論じて良いではないでしょうか。(続く)

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