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高校生向け英和辞典とは?

2011年03月01日 | 英語学習
町田の本屋さんに寄ってみた。店頭では目立つところに英和辞典のほか和英辞典、古語辞典が山積みされている。町田市の私立高校・都立高校のお勧め辞書も写真のように張り出されている。

推薦されている英和辞典・和英辞典をみて、私はちょっと悲しく残念に思われた。



いずれの高校も、国立早慶上智当たり前というようなトップクラスの受験高ではない。せいぜい中堅進学校レベルの高校である。60~70%以上の生徒は中学一年生からやり直す必要がある生徒ばかりであると想像がつく。大半の生徒は、写真に見られるような『ジーニアス』『ロングマン』『ウィズダム』などは、ちょっと難しすぎて使いこなせないはずなのである。

これらの高校の先生方は、最新の様々な辞書に精通しないのではないだろうか? 生徒の実力を無視して、自分の英語力を基準に辞書を推薦したりはしていないだろか? 辞書の使い方を指導しているのだろうか? 

『ロングマン英和辞典』を絶賛する人は、次のように述べている。「私は米国で働いているため毎日のように英文に触れており、辞書を使う機会も多いのですが、ロングマン英和辞典はこれまでになく実用的で使いやすい」「日々英語ビジネスの中で仕事をしています。普段はOALDを使っていますが,意味を見つけ出すだけでなく,その単語の全体像を素早く把握したいときにこうした英和辞書[=『ロングマン英和辞典』]は便利です」 これでは生徒用ではなくて、高校教師用の英和辞典ではないか。そんな辞書を生徒に買わせてはいけない!

それではどんな辞書が普通の高校生に相応しいのか。紙の辞書ならば、なるべく易しくて見やすいものが良いと私は考える。以前にも述べたように『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』『アクセスアンカー英和辞典』などである。ちょっとできる生徒だとしても、『グランドセンチュリー英和辞典』で充分だろう。これらの辞書は語彙が多すぎないから使いやすいのだ。また、間違いやすいポイントをコラムで詳しく説明してくれるので、日々の学習に最適である。(なお、専門用語や難解な言葉については、電子辞書等で調べてみればよい)。

ちょっと粗くて見にくい画像だが、『ジーニアス』と『アクセスアンカー』でRememberという言葉を引き比べて見た。どちらが中堅高の生徒にふさわしい辞書なのか、彼らの実力を知っている人ならば、一目瞭然ではあるまいか。

『ジーニアス』『ロングマン』『ウィズダム』を買うのは、英検準一級や東一工外や早慶上智を狙えるようになった段階でも決して遅くはない。高校教師は変な見栄(?)をはるのではなく、高校生の基礎学習の支援をしてもらいたいものである。

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