花調

花の似合う女を目指す!?

高台寺 萬治郎

2005-05-30 | 京都でlunch
予約していったお店。「高台寺 萬治郎」
食事メニューは、麩麺点心のみ。あとは生麩を使った甘味メニューが数種類。
麩麺点心・・・

運ばれてきたお膳には、かわいらしい木のフタの赤い重箱が二段と笹まき麩まんじゅう。

フタを空けると色とりどりのお料理。そして下の段は、花麩が添えられたうどんです。
でもこのおうどん、うどんじゃないんです。生麩の麺、「麩麺
食べてみると、コシが強くてツルンとしていて歯ごたえがあって・・・
コシが強い固めのうどんとは違って、モチモチ感もしっかりあります

お料理は三種類の生麩を煮た物、生麩田楽、汲み上げ湯葉、壬生菜、壬生菜の湯葉巻き、芋とかぼちゃの煮たものなど。

これは、滝沢馬琴が
「京に良きもの、女子、加茂の水、寺院。京に味良きもの、麩、湯葉、芋、水菜、饂飩」
と随筆の中で書いた物を、すべて使ったお料理。
そして麩まんじゅうも、もちろんおいしかった。
京に味良きものづくし!

後でお店の人に聞いたところ、麩麺は作るのに9時間もかかるそうです!
生麩好きなんです。って言ったら「贅沢者ね~」と言われました。
そう考えるとこれで1,800円は納得。
また、麺のみとか麺の増量などの注文に応えて頂けるそうです。

席からお庭が見えました。のんびり~。しかも、静かに食事ができます。
あと生麩はある老舗のものなんですよね。おいしいはずですwこれは偶然知った事実ですけど。ヒミツっぽいから内緒にしておきますが、わかります??

高台寺 萬治郎
ねねの道のわらびもちで有名な洛匠さんの左隣です。