りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

再会。

2009-11-09 | Weblog
昨日の昼過ぎ、「福山LOTS」というのショッピングモールへ行ってきた。

高校時代の同級生で、今はピアノの講師をしているYUKIPOちゃん
(もちろん、彼女のHNね)が、そこでコンサートを開催するので。
彼女とは、mixiの中で数年前に再会し、以降ネットの中では
何度もメッセージやメールをやり取りしていたのだが、実際には
一度も会っていなかった。
お互い、同じ町に暮らしているのにもかかわらず・・・(-_-;)

今回、そのmixiの日記に、彼女がライブの告知をしていたので、
足を運んでみた・・・という次第だ。

場所は、「福山LOTS」のエントランスにあるイベントスペース。
開演直前に会場に着くと、ステージのピアノに座っている女性がいた。
すぐに、目があった。
僕が軽く会釈すると、その女性は僕に手を振った。
YUKIPOちゃんだった。

ほどなくコンサートは開演した。
ピアノとサックスとバイオリンのトリオ
カーペンターズやビートルズ、葉加瀬太郎の曲が軽快に
演奏される
最後の曲、葉加瀬太郎の「情熱大陸」が終わると、会場から
大きな拍手が沸き起こった。
時間にして30分ほどの短いコンサートだったが、十分に
聴き応えのあるライブだった。

ライブが終わると、YUKIPOちゃんがすぐにステージを降りて、
会場の端っこの端っこの、本当の端っこで見ていた僕の元へ
駆け寄ってきた。

22年ぶりの再会。

彼女は、「ありがとう」を何度も何度も繰り返した。
当たり前の話だが、22年ぶりに会ったYUKIPOちゃんは、
すっかり大人の女性になっていた。
その後、ほんの少し時間だったが、僕は彼女と言葉を交わした。

僕はここで「彼女は高校時代と全く変わっていなかった」と
いうような、全身が痒くなるような手垢まみれの言葉は使わない。
20年も時間が流れれば、誰だっていろんなことがある。
僕も、色々あった。
彼女も、色々あった。
僕らは、変わった。
止めどなく流れ続ける時間の中で、僕も彼女も変わってしまった。

でも、戻れるのだ。

僕は今年40歳の、360°どこから見ても立派なオッサンだ。
でもそんな男でも、高校時代に戻れるのだ。
たった5分足らずの短い会話だったが、そのわずかな時間に、
放課後の教室や廊下で、笑いながら他愛もない会話をしていた、
あの頃の僕とYUKIPOちゃんに戻っていた。

「また、時間を作ってよ。飲みに行こう」

この20年間、いろんな場所でいろんな人に口にした言葉を、別れ際、
僕はYUKIPOちゃんにも口にしていた。
きっとこのブログを読んでいる人も同じだろうが、この約束が守られる
ことなんて滅多にない(笑)
だから、僕は彼女に言ったこの言葉が、またいつもの仮初めの約束に
ならないように、もうひと言だけ付け加えて、会場を後にした。

「今でもこっちに残っている仲のよかった連中、片っ端から声をかけるから
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする