国道48号線の熊ヶ根橋から大倉ダム方面に約4㎞ほど行ったところ、広瀬川の支流大倉川沿いの奥まった盆地状の山のふところに「極楽山 西方寺」があります。
本尊の阿弥陀如来画像は定義如来と呼ばれ、寺の通称にもなっています。
平家滅亡後、平重盛の重臣平貞能らはこの地に逃れ、安徳天皇と平家一門の冥福を祈るため、重盛から託された阿弥陀如来を祀ったとされています。
その後、貞能の重臣の後裔早坂源兵衛が出家し、1706(宝永三)年に西方寺を建立して開山となりました。
なお、貞能は当地に於いて字訓により「定義」と改め、これが転訛して「上下」の地名がおこったと云われています。
西方寺には、「貞能堂」をはじめとして本堂、五重塔など数々の堂宇が建立されています。
また、どの堂宇にも技巧を凝らした彫刻が施されています。
定義山に来たら、名物「三角あぶらげ」(\120/枚)を食べるのはお約束です。
揚げたてのサクサクあぶらげにしょうゆと七味をまぶして食べるのは格別です。
(出典 宮城県の歴史散歩 )
【定義如来 西方寺MAP】
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