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もっこうさんです。

岩手県一関市藤沢町で工務店を営業している「菅原木工」が、住まいや地域の情報と、個人的趣味の情報をお届けします。

【奥州市】 国立天文台水沢を見学してきました。

2013年08月09日 | 岩手県の情報

奥州市水沢区から胆沢区へ向かう国道397号線、市民の憩いの場所となっている水沢公園の近くに国立天文台水沢があります。

 

【奥州市水沢区】 国立水沢天文台 電波望遠鏡


正門を入ると、正面には国立天文台水沢VERA観測所(旧水沢緯度観測所)と名を変えた本館(1966年建築)があり、右手に明治時代建築の面影を残す旧臨時緯度観測所(木村記念館、1899年建築)と、木造2階建ての緯度観測所旧本館があります。

 

【奥州市水沢区】 国立水沢天文台 電波望遠鏡

敷地内には直径20m、高さ23mの電波望遠鏡を見ることができます。

 

【奥州市水沢区】 国立水沢天文台 電波望遠鏡

20mの望遠鏡の脇には、直径10mの電波望遠鏡も併設されています。

 

【奥州市水沢区】 国立水沢天文台 旧眼視天頂儀室

1808(明治31)年、国際測地学協会は、北緯39度8分の線上に緯度観測所を6か所置くことを決議しました。

田中舘愛橘は、その一つを水沢におくことに尽力をつくし、翌年、臨時緯度観測所が開所し、初代所長に木村栄が就任し、国際緯度観測を開始しました。

観測した緯度変化と計算がした緯度変化の差が、ほかの観測所に比べて水沢での差がとくに大きかったため、木村らは、天頂儀を解体して点検しましたが、器械には誤差の原因を見出すことは出来ませんでした。

そこで木村は、自然現象の中に誤差の原因を求め、極の座標XとYのほかにも変化をおこす要因があることに気づき、それを「Z」であらわしたのです。

これがZ項発見の糸口で、1902年に論文で発表されました。
その後、萬国緯度変化中央局が水沢に移り、木村栄はその所長も兼任、1911年には第1回学士院恩賜賞を、1937年には第1回文化勲章を受章しました。

 

※敷地内の入場は無料となっています。

(奥州宇宙遊学館は有料です)


【国立天文台水沢MAP】

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