元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

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外国人監督・・・の「3」の方程式

2011年11月16日 13時13分28秒 | 66番の思想
野球でも、組織でも、そして人生や人としての生き方と言う大きな範囲で物事を捕らえた場合、何かに付けて「3」という数字がやたらと目につくことに気付きます。

いわゆる「3の方程式」なるものが考えられます。

でわ、この「3の方程式」とは一体どうゆう物なのかを簡単に述べてみたいと思います。

まず、野球と言うスポーツの成り立つ形態は「気力」「体力」「知力」という「3」つの要素によって構成されています。気力や体力は、俗にいう「心技体」になるわけですが、近代野球の代名詞になっている知力と予備知識としての各種の情報とデータのことを意味するものです。また、情報やデータとしてその中身を見て行くと、そこには「観察する能力」「洞察する能力」「予測する能力」という「3」つの要素を含んでいます。これは、現状を見極めてその状況を掴み、起こりうる事態を予知・感知することです。

次に、組織や選手への意識改革を行うのに必要な事項は、前にも述べて来た通り、
「理論や理屈」「理論・理屈を立証する証拠等」この2つから得る「信頼・信用」の「3」つが不可欠となってきます。

加えて、成果の無い物、向上の無い物、業績の無いものについては、必ずと言って良い程に「間違った認識(に則っている)」「固定の観念にとらわれている(過ぎている)」「新しい見方が出来ない(未来への感性の欠如)」と言う「3」つの要因が存在しているものです。

組織を改革し、向上させ、成果の達成に導くには「創造性」「持続性」が求められます。向上と成果の妨げとなる悪源については「破棄・崩壊」をさせて行かなくてはならないという「3」原則が成り立ちます。また、向上させ、成果を達成させる遂行時においても「決断」「判断」そして、「(決断や判断に至るまでの)迷い・試行・錯誤」と言う「3」つの要素が出てきます。さしあたって、企業ならば勝ち組になる為の、「企画・計画」「分析・実行」「報告・改善」に当てはまるものでしょう。
野球ならば試合に挑む為の「全データの分析」「戦略や戦術(奇襲作戦)」「(これらを円滑に遂行する為の)維持・コンディショニング」という「3」つの内容に当てはまるのではないでしょうか・・・

更に、細かく記してみると、野球の打撃において克服しなければならない「苦手とするコースの対応」「通常とされる変化球の対応」「第3種・新種の変化球の対応」などの「3」つの弱点と難点が含まれます。実際の打撃法における「コース別に対応する打撃法」「特定した球種で対応する打撃法」「ストレート狙いで変化球へ対応する打撃法」という基本的な「3」つの打撃法説にも連動してきます。

加えて、打者への配球術・投球術では「その投手の力量に応じた配球・投球」「その打者の力量に応じた配球・投球」「現状況を察して対応する配球・投球」の「3」つの配球術・投球術が必要になります。また、これらの「3」つの状況を生かすために、予め「3の構図(ねずみこ子式配球予測・投球予測)」を習得し、基本的な配球・投球パターンを確立して保存・記憶を行っておくことをも含んでいます。

投手の主球を例にしてみても「ストレート」「変化球」「新種の変化球」という、最低でも「3」種類の主球を必要とします。その他、守備攻撃の全行動動作における「3つ目の行動予測」なども重要な部分として取り込まれます。

これらすべての「3の概念」は、勝利や成功にとって必要な「3要素」であり、最も重要なもです。何かに付けて物事を興す時の「企画」「実行」「反省」などや、実行する部分での「報告」「連携」「相談」など・・・俗に言う「ホウ・レン・ソウってヤツですが(笑)
物事の判断決定での選択肢においての「3」通りの選択肢の設定とエフェック予測にしても同様に「3」つの選択肢を用意するという要素が出てきます。
実際に遂行して行く現場においても周囲に対しての「繊細な気配り」「状況への順応」「説明の言葉を持つ」などなど・・・
列挙すれば「3」という数字が続々と登場してきてしまうのです。



そして極めつけの「3」は「成果達成のスパンは3年以内」と設定しなければならないことです。野球も、組織、企業の全てにおいて「向上が無い」「成果が無い」「その兆しも無い」と言う「3」つの事項に対して、たとえ、改革の形を示していたとしても、何も成果が無い場合には、その改革には「方法」「手段」「詳細」の「3」要素が不透明かつ不適切として現れてきます。

すなわち何時までたっても、そこには勝利や成功は巡って来ないことを意味するのです。

シビアに言ってしまえば、3年の年月を費やしても、成功に導けず、達成が出来ないものは、同じ形態や体質を継続して4年目以降へ突入するような挑戦は「時間」「体力」「金(資金)」の「3」要素の無駄使いに過ぎないと・・・おおかた断言出来てしまうのです。

外国人監督、全ての指揮官は「3年以内」で成果を証明しなければなりません
そして、その施工形態が1つの正論・成功論として確立されるのです



 外国人監督の人体探求に続く)
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