虹はポケットの中に

再スタート
何度でも生まれ変わる
自分の音を探す旅

青空チェリー

2014-01-28 21:55:40 | 日記
豊島ミホの「青空チェリー」を読了した。
予備知識無しに図書館でたまたま見つけ、借りた。
すっかり引き込まれてしまった
久々に切なくて、ヒリヒリ感と、「痛み」を持っている一冊だった。
R-18文学賞を受賞している作品の為、女性作家ならではの、エロティックな表現もあるのだが、
全編を通して、切なさが胸に溜まった。 切なさも痛みも、安っぽくなく、直接、胸に溜まる
ように感じた。3篇の短編で構成されているのだが、最後の一篇、「ハニィ、空が灼けているよ。」
には、すっかりやられてしまった。極上(?)の切なさと痛さが最後まで流れ行く。
かわかみじゅんこの装画を使った装幀も良かった
他の作品も読んでみたくなりました。
 冬読書、進めてまーす(笑)