虹はポケットの中に

再スタート
何度でも生まれ変わる
自分の音を探す旅

ブルーノートが聴きたくなった

2014-01-21 11:44:18 | 日記
何故かブルーノートが聴きたくなった。
20歳の時に、ジャズバーでバイトしていた。
当時はジャズなんてあまり知らず、そのお店のレコード棚に並ぶ、いわゆる「名盤」たちを
仕事をしながら端から順番に聴いていった。(今思えばぜいたくな時間である)
スウィング、ハードバップ、~フリージャズに至るまで、このバイトの数年間で
聴きまくり、ジャズを憶えていった お気に入りだったのが、ウイントン・ケリーのアルバム、
「イッツ・オールライト」や、キャノンボールアダレイのマーシーマーシーマーシーなんかだった
青いね(笑)セロニアスモンクも大好きだったな 
だんだん解って行くうちに、やっぱり、コルトレーンや、マイルスのすごさが解ってくる
ジャズの沼だな(笑)もう抜けられない・・・・
ある日、耳にした途端に、気持ちわしづかみにされたのは・・・・・チャーリーパーカーと
ディジーガレスピーだった(普通だな)(笑)それはさておき、独りの時は何故かブルーノートが聴きたくなる 3度、5度、7度が♭するスケール、陽気でもあり、悲しげでもあるスケール
この♭は、厳密にいうと「半音」ではない
譜面には表せない微妙な音階だ
同じ曲を演奏しても人によって違うのはその音なのだろう・・・ぼくらは単純に、ペンタトニックスケールに♭5を足して、それっぽく弾いた気になっていたものだ

この、二分の一でもない、四分の一でもないブルーノートが、
独りで過ごす時間の一言では言えない気持ちの揺らぎにぴったりくる