虹はポケットの中に

再スタート
何度でも生まれ変わる
自分の音を探す旅

モンマルトルの街

2013-08-18 21:03:24 | 日記
美術館で開催中の、「ユトリロ」展を観に行きましたー
42点の日本初公開作品を含む76点 見応え充分のボリュームでした
展示方法も、「白の時代」→「色彩の時代」→と、順を追って観れるようになっていて、
ユトリロの画業が、よくわかり、随所に掲示されているエピソードと共に、
人間、ユトリロの、パリ、その愛、純粋な心と苦悩が見てとれるものでした
漆喰へのこだわりもあったらしいのだが、白の使い方が素晴らしいのである
それは冬景色の描写に秀逸さが際立っていると思う
精神の狭間で描かれた、晩年の作品の色彩感覚、これもまた素晴らしいものだった

全体的に、迫りくるような迫力を持ち、立体感が圧倒的でした
展示のいちばん最後に、未完の遺作「コルト通り、モンマルトル」(これも日本初公開だ)
が、展示されているという、粋で秀逸な展示でした

観覧中は、まるでモンマルトルの街を歩いているような錯覚がしました
もう一度観たいと思える展示に興奮しつつ、夏井珈琲に寄り、美味しい珈琲を
飲んで、おフランスな午後でしたよ(笑)