よろよろと、ふらつきながらもなんとかヴェスパを停めた、あの、行きつけのバーまでたどりつけた
そこには、置いて行かれたヴェスパがボクに「今までなにやってたんだよ」って怒っていた
とにかく、家に戻らなくちゃ・・・・ミカは?きっと家に向かっている
張りつめていたボクはそろそろ限界だった、ヴェスパにまたがってエンジンをかけようとしたが
そのままヴェスパごと倒れてしまった
ガシャ~ンって大きな音で、人だかりができていた「だいじょうぶ?」なんて声がしていたけれど
どうやら頭を打ってしまったらしい、頭の中がぐぁんぐぁんしている
意識を保っていられなかった
どれぐらい時間が過ぎたんだろう・・・まだ目が回ってる
「あれ?」ちょっと待って、かすかに、ほんのかすかにずっと遠くから声がしていた
なんだか懐かしさを憶える声・・・・・ミカだーっ!!
「なこ?」「なこ?」
・・・・ボクはゆっくりと眼をあけてみた
ん?明るいぞ、白い部屋、ここは何処だろう?
側でミカが眼を真っ赤にしてイスに座っていた
ここは・・・・・あの病室だ
そこには、置いて行かれたヴェスパがボクに「今までなにやってたんだよ」って怒っていた
とにかく、家に戻らなくちゃ・・・・ミカは?きっと家に向かっている
張りつめていたボクはそろそろ限界だった、ヴェスパにまたがってエンジンをかけようとしたが
そのままヴェスパごと倒れてしまった
ガシャ~ンって大きな音で、人だかりができていた「だいじょうぶ?」なんて声がしていたけれど
どうやら頭を打ってしまったらしい、頭の中がぐぁんぐぁんしている
意識を保っていられなかった
どれぐらい時間が過ぎたんだろう・・・まだ目が回ってる
「あれ?」ちょっと待って、かすかに、ほんのかすかにずっと遠くから声がしていた
なんだか懐かしさを憶える声・・・・・ミカだーっ!!
「なこ?」「なこ?」
・・・・ボクはゆっくりと眼をあけてみた
ん?明るいぞ、白い部屋、ここは何処だろう?
側でミカが眼を真っ赤にしてイスに座っていた
ここは・・・・・あの病室だ