goo blog サービス終了のお知らせ 

Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

スプロケットのうねりを取ったよ            2017年1月5日 木曜日

2017-01-05 10:16:40 | 自転車いじり
 ペダルを回す。ホイールが回転する。そこでペダルを止めるとスプロケットも回転を止める。しかしホイールは回り続ける。その時、回転を止めたままのスプロケットが、うねうねと揺れ動いていたんだ。
 いろいろ調べてみたら、これはよくあることで異常ではなく、気にしなくても大丈夫ということらしかった。
 気にしなくてもいいとはいっても、かなり気になる。けれど、そんなものかと思うようにしていた。

 何ヶ月かして、ハブのグリスアップの際、ついでにフリーも外して洗浄しようと思った。フリーは分解できなかったので、ホイールとの噛み合わせ部分に新しいグリースを塗っただけで、もとに戻した。
 全てのグリスアップを終えて再び自転車を組み直し、ディレーラーの調節をしようとペダルを回してみた。
 すると、それまでうねうねと動いていたスプロケットのうねりがいつのまにか消えていたんだよ。ん?ん?ん?
 ここまではだいぶ以前の話。



 
 ここからは最近の話で、別の自転車のことだよ。
 この自転車にはスプロケットのうねりはなかった。だいぶ乗ったのでメンテナンスを考えた。
 ハブのグリスアップついでにフリーも外して洗浄した。
 全てのグリスアップ・メンテナンスを終え、自転車をもとの状態に戻した。そのまま何日か走りまわった後で、ふとスプロケットのうねりに気がついたんだよ。
 あれ?と思った。かなりショックだったよ。最初はこんなうねりはなかったはずなのに…。

 
 どうやら、フリーを取り付ける際のホイール側との噛み合わせに問題があるらしい。

 
 みみ爺のチャリ友“髭のヒデッチ”がセオサイクルでこんなことを聴いてきた。
「シマノは位置が決まっているんですよ。だからフリーははずさない方がいい」と。
 フリーをはずしてスプロケットのうねりを出してしまったヒデッチも、その話を聴いてうねりを取ることに成功した。
 そしてみみ爺もうまくいったよ。

 
 スプロケットのうねりを取る作業の手順
① 自転車からホイールをはずす。
② スプロケットをはずす。
③ ハブのベアリングをかき出し、10mmアーレンキーを使ってフリー本体をはずす。
④ フリー側とホイール側の噛み合う部分それぞれ一カ所に印をつける。




⑤ しるしを合わせてフリーをもとに戻す。
⑥ かき出したハブのベアリングを再び入れ、スプロケットを取り付け、ホイールを完成させる。
⑦ ホイールを自転車に戻してペダルを回し、ペダルを止めてスプロケットのうねりの有無をかくにんする。
⑧ うねりがある場合は、また①からやり直す。(その際、④で付けた印を目じるしに、噛み合わせを一つずつずらしていく)

 一周する間に必ずスプロケットのうねりの消える個所が見つかる。
 運がよければ2~3回の作業、運が悪ければ7~8回の作業になる。
 ちなみに、みみ爺は8回目でうねりが取れたよ。
 面倒で根気のいる作業だけど、興味のある方は試してみてはいかが。
 うねりが取れると、リアディレーラーの変速性能が格段に良くなった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

革製のバーテープを自作してみた           2016年8月27日 土曜日

2016-08-27 15:52:28 | 自転車いじり
 以前古いサドルを革張りにしたことがある。その時の革が余っていたので、ダメもとでバーテープを作ってみることにした。本革のバーテープは、買えば高いからね。
 まず、革を定規とカッターで同じ幅に切って、何本も帯を作る。その帯を針と絹糸でつなぎ合わせるんだ。不器用な針仕事だ。金がなくて暇があるからできるというもんだよ。しかし、指に何度針を刺したかね。
 つなぎ目はこんなもんだ。けして上手とは言えない。
           

                      


 つなぎ合わせた革の裏に、ダイソーで買ってきた両面テープを貼っていく。
          

                    


 革は引っ張るとのびる。ぎゅうぎゅう引っ張りながら巻いていくが、あまり強く引っ張り過ぎると革の幅が狭くなってしまうのでそこは適当に。両面テープも一緒にのびるので具合がいい。
          

                    


 巻き終わったところは、テープで留める代わりにタコ糸をぐるぐる巻いて押さえる。もう少しバーの中央まで革を巻いた方がいいのだが、革が足りなかったんだ。
 全て巻き終わったら、革と革のつなぎ目の糸に瞬間接着剤をしみこませておくと丈夫になる。
          

                    


 巻いたタコ糸の部分はセラックニスを塗る。乾いては塗り、乾いては塗りと何回か繰り返すといい色になるよ。
          


 こんな感じにできあがった。まんざら悪くもないできあがりだよ。けっこう気に入っている。
革のつなぎ目は、それも味があっていいかも。 次はもっとうまくやろう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハブとBBのベアリングをステンレス球に換えてみた    2016年2月26日 金曜日

2016-02-29 14:53:17 | 自転車いじり
 RADACのフロントとリアのハブをグリスアップする際に、ベアリング球を全てステンレスのものに換えたんだ。
 ハブは玉当りの調節が一発で決まるほど楽だったし、軸を指で回して見るととても軽く滑らかに回ったよ。もちろんガタもない。やはりベアリングの精度の違いだろうかね。

 
 さて、BBのほうはどうだろうか。ステンレス球に換えることで、果たして違いが出てくるだろうか。
 ベアリング球が並んでいるだけのハブとは違い、こちらはリテ―ナ―がついているよ。
          


 球の大きさはリアのハブと同じ1/4インチだ。思った通りリテ―ナ―はだいぶ傷んでいたね。一つ一つベアリング球を調べてみると、やはり小さなキズや虫食いが見つかる。
          


 自転車店をいくつか回ってみたが、1/4インチ9球のリテ―ナ―を置いている店が見つからなかった。3/16インチ球のほうはどこにでもあったが。…リテ―ナ―なしで玉数を増やして組もうかとも考えたが、さいわい東急ハンズで買うことができたよ。
          


 新しいステンレス球はひかり方が違う。
          


 ちょっともったいないけれど、リテ―ナ―からベアリング球を全て指で押し出す。こちら側から押し出すんだ。反対側から押し出すとリテ―ナ―が曲がってしまう。
          


 リテ―ナ―だけになったところへ、ステンレス球を一つ一つ押し込む。こんどはこちら側から。
          


 ステンレス球のリテ―ナ―ができあがったよ。なんだかワクワクするね。
          


 こちらは、球を換える前のリテ―ナ―だよ。
          


 さあ、これをたっぷりのグリスでBBに組み込むんだ。リテ―ナ―の向きを間違えないようにっと。
          

                         


 右ワンを付けて軸を通した。
          


 左ワンを付けた。
          


 玉当り調節も思った通り楽だった。ヌルット回ってガタがない。ハブほどではないが指で軽く回るよ。タンゲのカ―トリッジBBも軽く回るが、それに負けないくらいだよ。カップ&コーン式はやっぱりいいなあ。なんだかすごくうれしい。早速走ってみよう。ウシシ。
          
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェーンがボトム側に落ちなくなったよ      2015年12月10日 木曜日

2015-12-10 10:45:19 | 自転車いじり
 フロントをインナーギアーに変えようとしたときに、たまにチェーンがボトム側に落ちてしまう。さて、急勾配を上るぞというときそれが起こるとうんざりする。めったになかったんだが、このあいだ鹿野山を走ったときに2度ばかり続いたんだ。それで、チェーン落ち止めを付けようと思った。
 ネットで調べるとチェーンフォールプロテクターという名前で何種類もあったよ。値段は安いものからえらく高いものまでいろいろあった。一番安いものでは300円くらいのがあったよ。けれど送料がバカにならない。けっきょく1000円くらいになってしまう。ばかばかしいので近所の自転車店を見て回ったが置いていない。で、自分で作ることにしたんだ。
 アルミよりちょっと硬い1ミリ厚のジュラルミンの板が家にあった。昔、模型飛行機を作っていたときの材料の残りだ。できたものはこれだよ。振動などで動かないようにするためと、フレームに傷がつかないようにするために、内側には両面テープでゴムを張り付けてある。
          


 見た目はともかく、取り付けてみて試したが性能は完ぺきだったよ。どんな条件でチェーンをインナーに落としても、チェーンがボトム側に落ちることはまったくなくなった。うまくいったよ。こんな簡単なものですむんだね。
                  

   
               



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライトを増やしたよ…旅に備えて           2015年10月17日 土曜日

2015-10-29 10:24:04 | 自転車いじり
 暗いトンネルに入ると、暗さに慣れるまで身体のバランスを保つのが難しく、よろよろすることがある。トンネルがたくさんあるコースを走るときのために、ライトを増やしたんだ。
 砲弾型のダイナモライトは今まで付けていたものだ。これもけっこう明るいが、山の中で、明かりがなく狭く長いトンネルに入るとやはり物足りない。何度かふらついてコケそうになったことがあるよ。
          


 こちらが今回増やしたLEDライトだ。ホームセンターで見つけてきた安物だが、いくらか違うだろう。硬いジュラルミンの板を曲げて作った金具でフロントキャリアに取り付けたんだ。
                              


 ライトが二つになると、なんとなく安心するよ。トンネル走行がちょっと楽しみだね。
                    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする