もう6年も経ったのか

 

それはその時に考えれば良いか

 自然に思い出せるようになれたら良いよね 思い出さない日はないが、今日のことは忘れていたよ ラムと過ごした15年の様に もう一年が過ぎたのだな 15年をありがとう。......

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お前が我が家を去ってもう6年になるのか。
1日たりとも忘れた日はないが、この日の日付は失念していた。
一度も会いに来ないのはそっちの世界が楽しいからなのかな？
一度ぐらい化けて出て来ても良いんじゃないか？と思うんだが。

僕が都落して始めたスローライフの良き相棒ラム。
お前がいない生活なんて考えられないと思ったが、早いもので6年が過ぎてしまった。
そっちで寂しくはないのだろうね。だから一度も化けて出てこないのだろうし。

今年はお前の元へ二人ほど旅立っていくかも知れない。
こっちはずいぶん寂しくなるけど、お前はのところは賑やかになるかな。
でも、ラムは一緒に遊んだりするのは面倒かも知れないな。
まとわりついて来るのは迷惑そうな感じだった。
一人で自由に走り回ってるところに二人が行ってまとわりつかれたら大変だ。

大変だろうけどよろしく頼むよ。
二人ともラムが大好きだったからね。
また一緒に風になって色々な所を走り回れるな。
邪険にしないでちゃんと一緒に仲良くしてよ、ラム。
そしたら三人で顔を見せに来てくれないかな。

別れの日は必ずやって来ると頭では理解していても、実際にその日が来るはまだまだずっと先だと思っていた。
もうそんなに月日が流れたのか。
何事も無い平凡で楽しい日々はあっという間に過ぎて行く。
別れの日はもうすぐそこに来ている様だ。
みんなそちらへ行ってしまうのだな。
寂しいけれど、楽しい日々をありがとう。
お前たちがいなかったらどんなに味気ない日々だっただろう。

お前たちがみんな去った後に僕もやがてそちら側へ旅立つ日が必ずやってくる。
そしたらまた一緒に遊んでくれるかい？
また会える日を楽しみにしばしの空蝉の世を悔いない様に生きて行く事にしますか。