映画を観てきました。今年初、昨年のスターウォーズ以来3カ月ぶりに市外へ出て、隣の弘前市の映画館へ行ってきました。
ご覧のように津軽富士と異名をとる岩木山が真っ白で、遠くの八甲田系もまだまだ真冬の様子でした。今冬はとにかく寒かったですからね。
映画館へ行くには峠を越えないと行けませんが、この峠がまた事故多発峠で、冬季は特に危険ですので随分と久しぶりに出かけた感じがします。本当はもう少し様子を見てからと思っておりましたが、何しろ前日に氷点下13℃という真冬でも珍しい寒さで、しかしモタモタしてるとスクリーンが小さいのになってしまいますから。相も変わらずハリウッド超大作がドラえもんに乾杯という日本の映画館事情です。公開一週間以内に出かけないと大きなスクリーンで観れなくなります。
今回の映画はアメリカでは大ヒット中みたいですが、日本ではどうでしょうかねえ。主人公からヒロインから悪役からみんな黒人ばっかりですからね。場所もアフリカということで、最後はサバンナの決闘みたいな感じになっておりました。しかし、これはヒーロー物の映画です。アフリカが舞台のヒューマンドキュメンタリーじゃないですからね。アメリカでは大ヒットでも日本ではどうでしょうかね。別に僕は黒人が嫌いとかではなくて、SF映画に全部黒人というのは見慣れていないせいもあるでしょうが、違和感を禁じえません。
内容的には同じマーベル映画で昨年観たマイティソーにクリソツでしたね。同じ脚本家が書いたのかと思うぐらいに(確認はしてませんが)、背景というか主人公の立ち位置とか、展開が似てました。まあ突っ込みどころは満載ですが、元々がSFアクションヒーロー物に理屈など無意味ですからね。楽しければオッケーでしょう。
しかし、アメリカもついにこういうヒーロー物を作る時代になったんですねえ。大ヒットを受けて当然続編が作られるのでしょうが、昨年のスターウォーズといい、今回のブラックパンサーといい、僕が観てきたアメリカ映画とは随分と違った形の物になっていきます。内容はハリウッド映画ですが、キャストがあまりに不自然に見えて仕方がありません。白人が主人公が当たり前と思っていたアメリカ映画が今はもう過去の話で、オール人種キャストが総出の、なんというか、まあ、それが今のアメリカの置かれてる状況なのでしょうね。