原因と結果
原因があって、結果がある。
原因があったから、結果がおこる。
毎日が原因。
毎日が結果。
原因を追究し。
結果を求める。
原因とは何か?。
原因とは「根拠。」
僕は、カウンセリングを通して思う。
今の世の中、「結果」ばかりがあふれており、
「原因」が無視されている。
厳密に言うと、「結果」と「原因」のバランスが無い。
「結果」の量が多すぎて、「原因」が伴わないのです。
便利な結果の数が多すぎる?。
或いは・・苦しかった時の原因を忘れてしまう?。
カウンセリング→アドバイス→苦労と実践→ハードルを乗り越える
その結果、良き成長と人生をスタートされるクライアントさんにいつも付け加える言葉があります。
「のどモト過ぎても、一番苦しかった時のことは忘れないように。」
そうお伝えします。
その人生の苦しみこそ「原因」であり「根拠」なのです。
なぜ苦しいのか?。
なぜ苦しい人生なのか?。
それは、「苦しい」からです。
苦しいと感じるからです。
なぜそう感じるのか?。
自分の想いに、信念があるからです。
信念が苦しいのです。
「信念」は「根拠」であり、『原因』なのです。
つまり、己(おのれ)が『原因』であり『根拠』であり、『信念』なのです。
そして、生きて存在していることが『結果』である。
親子関係の繋がりも、原因と結果が永遠に続いていると言える。
人間が創り上げてきた便利な結果。
楽になれる方法論。
楽な生き方。楽な商売。
様々なノウハウ本や、便利なグッズ。
日々あふれ返る健康法や治療法。
「結果ばかりを追求した結果」 ・・・?!。
はてさて、『原因』とは何だったのか?。
結果であふれ返る現代に生きる私達。
原因を知らずとも、楽になれる?。
原因は知らない方がいい。
知れば苦しくなる。
見たら苦しくなる。
知られてしまうと困ることも・・ある?。
〈〈〈〈〈 結果さえ良ければいい 〉〉〉〉〉
結果さえ良ければいい・・。
そうですか?。
結果だけ良くても、原因は良くはならないんです。
結果オーライだけを求め続けても、
原因という根拠は必ずついてくる。
楽で苦しまない便利な結果の中で生きていると、
原因をうとましく思うようになる。
うとましい、めんどくさい原因さえ無くなれば、すべて万事ヨシ。
あとは便利な結果だけを買い揃えるだけ。
結果良ければすべてヨシ。
『めんどくさい、うとましい原因さえ無くなれば。』
原因を無視すれば、根拠が無くなります。
根拠が無くなれば、結果が虚無となるのです。
原因という根拠が在るからこそ、結果が生きてくるのです。
結果をすり替えても、原因は替わらないのです。
確かに、無視したい過去が誰にもあります。
苦しい過去。見たくない根拠。
忘れてしまいたいこと。
ですが、そのつらい出来事に・・自分がどう感じたのか?が大事なのです。
何かを感じとったから苦しくつらかった。
それが貴方の根拠であり、貴方自身なのです。
その気持ちを見たくない・・忘れてしまいたいとするならば、
それは同時に自分を忘れてしまうことになるのです。
なので、「自分とは誰なのか?」
そんな疑問を多くの人が抱いているでしょう?。
神秘であり、ロマンを感じるところ。
しかし・・本当は神秘でもロマンでもありません。
忘れてしまいたい・・見たくない原因や根拠が渦巻いているのです。
自分を知り、理解することは、ロマンではありません。
ひとつひとつ原因を見つめ、把握する努力と時間。
そして、自己の結果を導き出す。
根拠の無いことからは、結果は生まれません。
人から与えられた根拠からは、自由な結果は得られません。
原因と結果が一度に手に入る、お手軽便利なモノが溢れていますが、なんにも残ることはないでしょう。
つらい原因の中に、本当の真実の強さがあるのです。
原因を大切にすることが、良き結果に繋がります。
原因を大切にし続けることが、結果という自分を大切にし続けることに繋がるのです。
曖昧な根拠から発生するコトは、曖昧な結果しか起こりません。
笑えないコトを選択すると、笑えない日々が続くのです。
原因をたずさえる。
そして、結果を理解する。
精神的な苦しみ、病気や疾患。
すべてに『原因』があるのです。
その原因を特定し見つめることで、
本当の在り方を導くことが出来るのです。
あなたの過去には、原因がいっぱいです。
現在のあなたは、原因であり結果でもある。
そして未来には、あなたの結果が。
丁寧に大切に見つめる努力。
根拠と謙虚さ。
「原因と結果」は、脈々と息づいている。
サイキックの眼 山本 浩二
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