「楽して生活したい神話」
夢と現実。
夢は現実。
夢も現実。
天国はどこに?。
天国はここに。
天国も地獄もこの世にある。
この地球上の、この現生活に。
この世の生活環境や時代にイヤけがさし、
どうしようもなくなれば、
人間は神話を創り、天国に桃源郷があり・・、
そして神も過ちをおかすと、物語を創るのだ。
人間は神話と共に生き、神話こそが正しく、
神話ありきの社会を構築する。
第二次世界大戦までの日本の歴史は常に神様ありき。
もちろん他国宗教も同じ。
そして、終戦に神話バブルが崩壊。
ちょうど北朝鮮がいま、どうしようもない状況下に
神話社会構築の真最中である。
かつての日本と全く同じに。
今の日本社会でも、まだまだ神話追っかけのブーム。
「楽して生活したい神話」
これに敏感に反応する日本人。
『浦島太郎』の物語は、その風刺だろう。
日本の経済社会は、「楽して生活したい神話産業」の花盛り。
「将来楽して生きる為に、今のうちに勉強しなさい!」
こんな出世神話・・。
四六時中これがメインの人生設計。
そんな出世神話を信じて勉強。
社会に用意された勉強はそつなく出来る。
そして高学歴になり・・一流の社会人に。
そんなかたに多いのが、その後に新たな神話探しをされる。
新興宗教に入信する高学歴者が多いのも、もともとが神話フェチだからである。
では、国民全体が神話フェチになったらどうなってしまうのか?。
エジプト文明やローマ帝国。
1300年前の奈良・大仏建立(こんりゅう)時代のように、
社会崩壊、文明崩壊にいたるでしょう。
第二次世界大戦・神風バブル崩壊の日本。
そして現在の・・、いえこれからの北朝鮮のようになる。
はたまた・・パワースポット・スピリチュアルブームの末にやってくる、無現実という自己崩壊。
社会神話に絆(ほだ)され、なえた人生で年をとってしまう。
「浦島太郎伝説ニッポン」の笑えない現実。
オレオレ詐欺があとを絶たないのは、社会政策と構築自体が、もともとオレオレ詐欺と同じシステムだからです。
よく「神がかり」「あの人は神がかっている」なんて言うシーンがある。
そうではありません。
その人の現実を更に越える苦労と努力、そしてその結果という実力です。
「自分の本当の実力」
僕の《サイキックの眼》から視ると、殆どの人が眠っているまま。
実力よりも、ドンブリ勘定の経済社会のほうがオイシイのでしょう。
ドンブリ勘定のオメグミや癒しの無現実から生まれる産業。
待ちわびる、新たなドンブリ勘定政策とドンブリ好景気。
「本当の実力」
自己を乗り越える苦労と努力。
時間がかかります。
そしてまた更に乗り越えていくと、精神に余裕が出来、どんな時にも冷静に問題を解決出来るようになるのです。
誰かがこさえたマニュアルどうりにしていると、イザというとき急な判断が出来るわけがありませんものね。
「楽して生活したい神話」
戦後社会政策のドンブリ神話の中で人生を謳歌出来た親の世代。
そして、ドンブリ神話のツケとシワ寄せがまわってくる我々世代。
このギャップを受け入れるには・・相当の精神を要します。
僕は子供の頃から、将来親子が互いに殺し合う時代が来ると思っておりました。
これからは株式投資やパワースポットやら占い・・幸運グッズやらにすがり続けない。
それよりも『自己の実力』と、『賢い精神』を持ってほしい。
ひとつひとつ解決していけば、必ず実力は現実となります。
一刻も早く、「自己の本当の実力」に気付き、現実のものとして体得してほしい。
本当の幸せとは、自分自身で在ることではないでしょうか。
そのお手伝いが出来ればと、そう切実に心より思っております。
サイキックの眼 山本 浩二
■ ブログ・トップページ
■ ブログ・項目一覧