LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

認知症の未来

2013-06-11 10:54:24 | サイキックの眼

        
         
認知症の未来      
   
      
不思議な国の住民たち       
おぎゃあ とうまれて・・おつむてんてん。
朝おきて、きめられたスケジュールどおりにカラダが勝手に反応し。
しんどくなっても、笑ってみたりして。
歳老いて、じぶんがわからなくなって。
それでも笑ってみせる極東の島の住民たち。
   
♪チャラチャチャ~~~~ン♪
      ズンチャズンチャ・ズンチャズンチャ
         ズンチャズンチャ・ズンチャズンチャ
♪チャ~ン・チャチャチャチャ~ン♪
      ♪チャチャチャチャ~~~~~ン♪
            ズンチャズンチャ・ズンチャズンチャ・・・
                     
今回の『世界ふしぎ発見』は
不思議な国の住民たち!ニッポンジンの不思議にせまります。
それでは第1問、フシギィ~発見!。
    
「みなさん今わたしは、先進国ニッポンにやってきましたぁ!」
「子供から、そしておじいちゃん・おばあちゃんまで、みなさん充実した社会保障のもと、健康で長生きされています。」
「そして今回わたしはまず、特別養護老人施設にやってきました」
「みなさんとっても楽しそうですね」
「さてここで最初のクエスチョンです。ほら・・ココをみて下さい、どうしてこの施設のエレベーターの昇降ボタンにはカバーが付けられ、そして・・ボタンが見えないような工夫がしてあるのでしょうか。みなさん解るかな~!笑」
      
♪チャカチャカ・チャカチャカ
    チャカチャカ・チャカチャカ・チャ~~ン!♪
      
      
というわけで、今回は「世界ふしぎ発見!」風にアレンジ。
ノー・スポンサーでお送り致します。
というのは冗談です。
スミマセン。
冗談にしてはいけません。
         
僕も以前、介護施設に務めた経験があります。
丁度、介護保険が開始された年です。
介護保険料が徴収されるようにもなりました。
僕はこの時に思いました。
「これでオギャアからポックリまでの、すべての社会保障が出揃ったのだなぁと」
『もうこれで、すべての逃げ場はなくなるのです。』
逃げ場というのは言い方が変ですね。
もうこれでナニ不自由なく老いていけるという制度でしょう?。
よく聞いてください。
      
この制度の第一陣のお年寄り。
若い時に戦争で多くの方々が亡くなられた世代です。
戦後の復興からこんにちまで、生涯の保障が時代と共にエスカレーターのように継ぎ足され続け、介護保険は、最後の最上階フロアに通ずるエスカレーターのようなものです。
介護保険が導入されたときの第一陣のお年寄りは、そのエスカレーターに初めて乗った記念すべきお客様です。
いたれりつくせり・・初めて体験するわけですから
「ありがたや・ありがたや~ナンマンダブ」
となります。
もちろん・・そんな他人の世話になりたくない!と思う方も多くおられました。
      
介護保険導入時、働きつつも・・僕が《サイキック》で視ていた未来の姿は、悲惨で苦しい想いがありました。
      
まず、特別養護老人ホーム。
新しい制度のもと始まった新生活を送るお年寄りをみて、僕はこう思いました。
      
『一度飛び立ったら二度と着陸しない飛行機に乗って、永遠に機内食だけを食べ続けて生きるようなものだなぁ』・・と。
二度と着陸しない飛行機の中で暮らす・・上げ膳据え膳の日々です。
      
これが新制度の第一陣だから、誰も解らないのです。
ありがたいことです。
そして・・これがこれから第二陣・第三陣・・となっていくと、いったいどうなるのだろう?と思いました。
僕なら頭が狂いそうになります。
そんな話も以前から僕のカウンセリングの依頼者の方に話していました。
すると・・施設に勤務されている方が仰ってました。
「前に山本さんが言っていた通りになってきました。昔は感謝して入所されていましたが、最近入所されるお年寄りは、必ず入り口で暴れています。」・・と。
   
別に怪奇現象ではありません・・。
入所したくないのです。
でも周りは押し勧めます。
「もう逃げ場はなくなる」の意味が解って戴けました?。
これが人生最後で最高の社会保障です。
もう一旦入れば出られません。
2度と降りることのないエレベーターに乗るのですから・・。
   
自由に身の周りの生活仕事が出来。
好きな時に好きなモノを買いに出かけ。
寝たい時に寝たり・・近所の誰かが来て起こされたり。
ブツブツ言いながらも気分転換の場所に行けたり。
あぁやっぱり家が一番ええわぁ~!と思えたり。
なんや今日は損したな・・と悔しい気持ちでフテ腐れたり。
    
これが普通の健康な生活でしょう?。
それが一切ないのが・・このような完全管理の施設です。
不謹慎かも知れませんが・・動物園と一緒です。
   
外へ出てはイケません。
健康食をしっかり食べて。
みんな仲良く譲り合って。
看護師さん・介護のスタッフの皆さんの言うことをよく聞いて。
あぁそれから・・来季から介護保険負担が値上げしまっさかいに、よろしゅうおたの申します。
    
この話しは、認知症の方・それに近い症状の方の施設を例にとってます。
施設で夕方になると、オヤツの時間も・お遊戯も終わり・・皆さん自宅に帰る用意をされます。
毎日です。
毎日夕方になると身支度をされます。
それを見た他の方もつられて身支度して・・。
「もうすぐ息子がむかえにきますから」
と、隣の方にヒソヒソ耳打ちされ・・。
「わたしンちの子もむかえにきまっせ」
と、ハンドバックをもって広間の椅子にみな座っている。
そしてスタッフのお決まりの返し文句があるのです。
「みなさんもう遅いですから、今日はここに泊まっていって下さいね。夕ご飯も出来ますから。」
入居者みなさんキョトンとした顔になります。
「そ・・そ・・、そう・・ですな。そうしといてもらおうかな。」
    
これが毎日続くのです。
      
僕は、施設内の在宅介護のスタッフだったので、外に出ることが殆どでしたが、施設ではこのような光景が毎日続いていました。
   
この隔離された最高の生活空間。
小さな世界・・ワンフロアの社会。
自分の権威と居場所を奪い合い、争い合いあうこともあります。
自分で在りたい衝動です。
    
それから介護スタッフの将来・未来の姿にも、僕は疑問が絶えませんでした。
   
若いみなぎる力をお年寄りの為だけに使うことは、将来なんだかの障害が副作用として出てくるだろうと警鐘したい。
親の面倒を見るということは、動物にはない行為なのです。
本来ですが、若い力は・・更に若い者たちに使うことが本来の姿です。
理屈であり、屁理屈であることは重々承知しています。
ですが、動物的肉体という意味では理屈です。
若い者が、お年寄りの為だけに力を注ぎ込むということは、将来になってその若者が年老いた時に『大きな損失』をしていることに気が付くことになるでしょう。
その若者が年老いてから、新たな若者にまた力を注いでもらうことが出来たなら理屈が通るのです。
      
「自分が老人の為に注いできた力を、今自分が年老いて若者に助けられている・・若い力が帰ってくるようだ。良かった・・。」
    
こうなれば良いのですが。
将来どうでしょう?。
若者が支えになってくれるでしょうか?。
    
「私も若い時は施設で老人たちを支えてきたんだから、今度はお前たちの番だろう!!」
   
こんなことが将来になって若者たちに通用するのでしょうか?。
必ずやってくる未来に違いありません。
   
いまはまだ見ない、新たなジャンルの認知症患者が多数例・・発症するでしょう。
      
今現在。介護スタッフの施設利用者への虐待は絶えない状況だと、施設関係の方から聞くことがあります。
僕は、「もうメチャクチャでしょう?」とお聞きすると、「施設内・・何もかもメチャクチャです」と、答えが返ってきます。
    
      
僕は、未来を透視するカウンセリングを仕事としています。
自分の力を有意義に使ってほしいと思います。
いつも本当の意志を持ち、本当の感情を怖がらずに自分に正直で居ることが、認知症にならない最大の予防方です。
日々自分に嘘をつき・・自分を見失っていることが認知症へのレールの分岐点です。
感情を抑えるような生活は・・何れ認知症になります。
自己の賢さはすぐに得られるものではありません。
納得出来る日々を心がけてほしいと思います。
      
認知症予防と回避はどのようにし、どのように心がければいいか?。
僕の個人カウンセリングで、充分アドバイス出来ます。
是非お越し下さればと思います。
      
※併せて当ブログ内 「認知症」 も、ご参照下さい。
      
「世界ふしぎ発見!」
第一問のこたえは以上です。
スーパーヒトシ君でお願いします!痛切に。
             
      
サイキック 山本 浩二
       
   
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