山奥で家族と動物の楽園創ってます

東京育ちの家族が山奥に移住し自分達で家を建て犬、猫、馬、ヤギ、羊、ミニ豚、兎、鶏亀と一緒に自分達の楽園を創っていく奮闘記

子供の頃は、はだしです。

2006年08月02日 | 日記
今日は33年前にとてもお世話になったオラの高校の時の担任の先生が泊まりに来てくれました。(詳しい事は7月21日の一期一会に書いてあります。)
予定どうり12時に東北道の矢吹インターにお出迎え。

お昼はうちでも久々のBBQをやりました。
しまったーー話すのが忙しくてBBQの写真を撮るのを忘れました。

その後うちの動物達を紹介しました。
先生も子供の頃ニワトリが大好きでいつも一人でニワトリ小屋に入って遊んでいたそうです。その頃はニワトリが一番の遊び友達だったそうです。
先生が小学校から帰ってくるとニワトリが先生の手の中に飛び込んでくるので余計にかわいくなったとのことです。


ここは隣町のあゆり温泉というところ。
温度が52度もあるので冷まさないと入れませんが水を足して温度を下げると温泉が薄まってしまうので苦労しているようです。
この熱を温室に利用したり温水プールに利用したりと色々やってます。
この左下に写っているのが先生の後頭部。
髪の毛がふさふさで白髪もまばらです。
たしか6.7年前にお会いしたときはもっと毛が少なかったような・・・
すかさず指摘しました、すると最近前立腺がんが見つかり手術したのですがそのときの抗がん剤のせいらしいんです。ってよく抗がん剤で髪の毛が全部ぬけてしまったという話はよく聞くけど生えてくる抗がん剤もあるんですか?
それがあるらしいんです、前立腺がんは男性ホルモンが強すぎる人がなるので転移を防ぐ為に男性ホルモンを抑える薬を飲み、女性ホルモンの入った抗がん剤を注射で打っているらしいのです。
不謹慎ながらその薬ちょっと欲しいかも。


ここは温泉スタンド確か100リットル100円、安い。
みんな軽トラックに大きなタンクを積んで買いに来てます。

話変わって。
先生の子供の頃は都会と地方、特に東北北部や北海道は都会との格差が非常にありとても貧しかったそうです。
電気もなく冬にはマイナス10度以上にもなる地域での通学はわらで編んだ長靴だったそうです。その靴って民話の世界だけじゃないんですね。
その靴はすぐ雪が浸みてきてとても冷たくてしょっちゅうあかぎれにになっていたそうです。そしてそこからばい菌が入り骨膜炎になりその後悪化して骨髄炎にまでなってしまい足切断直前までいったそうです。その傷跡はいまでも生々しく残ってました。
夏はわらじですか?と言ったら夏ははだしだったそうです。中学生くらいにやっとわらじになりその頃からお金持ちの子供達だけはゴムの長靴を履けたそうです。
お昼に弁当を持ってこられる子供はほんの少ししかおらずみんな家に帰ってありあわせのものを食べていたそうです。
先生の年から計算すると先生の10歳はおらの産まれるたった8年前のことです。
おらの産まれた直前まで東北ではそんな暮らしだったことにショック。
そんなのは江戸とか明治初期の話かと思ってました、だって明治時代の写真とか見ても靴を履いていますから。
あれはごく一部の人だけだったんですね、昭和に入ってからも農村部ではそんな暮らしだったとは。
そういえば現代でも発展途上国は都会では洋服着て洒落たかっこしてますけど地方に行くと子供達は皆はだしですし、服もツギハギだらけのすごいのを着てますもんね。
おらはそんな事はまったく知らずにのほほんと育ってきました。
両親はそういうことをもちろん知っていたんだろうなー、感謝。

明日ももっと先生の子供の頃の話を聞きたいやまざるでした。

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2 コメント

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人生色々 (やまざる)
2006-08-03 22:18:43
ホントに人との出会いは大切ですね。

先生という職業はその子供の人生を左右してしまうとても神聖なものですよね。

だのにいまは先生もサラリーマン的にやっている人が増えてきているような気がします。まー親もバカな親が増えたのでどっちもどっちでしょうか。先日新聞に親が学校に言ってくるクレームの内容が載っていましたがあきれて目が点になってしまいました。(笑)って笑い事ではないんですが。
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 (熊親父)
2006-08-03 16:47:56
私もその薬欲しいです、しかし素晴しい先生ですね、私も先生が違っていたら人生も大きく違っていたかも。
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