ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十二年二月八日]

2010年02月08日 | fine arts
まぁ、何だかんだと朝帰り。昼前には起床しましたが、頭がボーッとしている中、打ち合せもあり、夕方から出掛けました。

0058) お笑いイラストレーション道場 道場マッチ2 於: オーパ・ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
本ギャラリーで知り合った作家さん、もとき理川女史にご案内を頂き、面白そうな展示でもあるので寄ってみました。10名の作家の方々が、それぞれに架空の書籍を考えて、その装幀を作成しています。装幀ばかりでなく、内容まで考えられた作品もあり、各作家のこだわりを感じる興味深い作品ばかりでしたね。もとき女史の作品はお得意のカッティング・シートで描いた原画をもとに作られた楽しい色見本帖です。作品の良さがしっかり紹介されたパンフレット (写真) を頂きました。

オーパ・ギャラリー → http://www.geocities.jp/opa_gs/

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今日の美術展 [平成二十二年二月七日]

2010年02月07日 | fine arts
今日もライヴ仕事。そして、その前に昨日も訪れたのに時間が足りなくて、展示をひとつ見ることが出来なかったので、今日も再びトシャビへ。

写真は今日の現場、ライヴ会場のキャラクターです。さて何処でしょう?!

0057) 木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし 於: 東京都写真美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
木村伊兵衛氏ととアンリ・カルティエ=ブレッソン氏、同時代に日本とフランスで活躍し、交流もあった写真家が共に「ライカ」と言うカメラを通して捉えた写真が並ぶ展示です。ふたりの写真に於ける共通点、そして違い、それぞれの個性が感じ取れる興味深い内容でした。自分はふたりの作品から、とても情緒を感じましたが、アンリ氏の写真の方が、より叙情的に思えましたね。しかしながら、ドラマチックで時代を的確に捉え、アングルが絶妙なふたりの偉大な写真家による作品の数々に魅了されました。

東京都写真美術館 → http://www.bunkamura.co.jp/index.html

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今日の美術展 [平成二十二年二月六日]

2010年02月06日 | fine arts
昨日、ハリハラのDJはかなり楽しいひと時でした。初めて一緒に廻した東京ロンドン化計画のイナミくん、イイ奴です。彼とはまたご一緒したいっすね。楽しかったです。ハリハラでのDJは毎偶数月の第一金曜日深夜なので、皆さん、是非、遊びに来て下さいませ。

ハリハラ → http://blogs.dion.ne.jp/harihara_kiroku/

さてさて、ホント、寒い~っ。原チャリでの移動中、顔が痛い....。やっぱり2月ですね。今日はライヴ仕事の前に一軒、展示を訪れました。

青い空に浮かぶ雲が美しい冬の一日でした。

0056) 出発 - 6人のアーティストによる旅 於: 東京都写真美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
5名の写真家と1名の映像作家による、それぞれの旅をテーマにした作品展です。どれもが各アーティストによる旅のイメージと意識が明確に表現された作品でした。中でも石川直樹氏による富士山の霊峰たる姿が表されている写真とさわひらき氏の幻想的な映像作品が印象に残りましたね。各アーティストの個性も感じられた興味深い展示でした。

東京都写真美術館 → http://www.bunkamura.co.jp/index.html

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今日の美術展 [平成二十二年二月五日]

2010年02月05日 | fine arts
今日は打ち合せの後、チョイと展示を見て帰りました。今夜はご近所のバー、ハリハラでDJです。

0054) 天妖奇譚 其之肆 東學墨画展 於: ポスターハリスギャラリー
自己期待度 – 甲
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
いやぁ~、凄い! 東學氏が描く妖気漂う美女達は氏の新作を見る度にヤバさが激化しています。墨絵の筆使い、技の極め方もハンパじゃありません。いつも驚かされる作品を見させてもらってます。皆さんにも是非、見てもらいたいものですよ。次回の展示もまた楽しみです。キラー!!

ポスターハリスギャラリー → http://posterharis.com/gallery.top.html

0055) 金子國義 悪徳の栄え 於: Bunkamura Gallery
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
金子國義氏の描く耽美でデカダンな独特の世界。いつ見ても意識が引き込まれてしまいます。魅了されますね。多言は必要ありません。

Bunkamura → http://www.bunkamura.co.jp/index.html

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今日の美術展 [平成二十二年二月四日]

2010年02月04日 | fine arts
寒波ですね。あまりの寒さに原チャリ移動は.....、今日も電車を利用しました。

節分が終り、今度は雛祭りの時期ですね。日本橋島屋の正面入口には豪華な雛人形 (写真) が飾られています。

0049) 内藤ルネ展 於: 大丸ミュージアム・東京
自己期待度 – 甲
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
1950年代から乙女の憧れ、数々の可愛らしいイラストを描き、グッズをデザインし続けた内藤ルネ先生が残した沢山の作品が並ぶ、とても楽しい展示でした。本当にルネ先生の素晴らしさを満喫することが出来る内容でしたね。とにかく作品の山、山、山、どれだけルネ先生がいろんなものを手掛けていたか、も分ります。1950年代、60年代に描かれたイラストなどは、今のギャルチックで古さを感じないのが不思議。当時の憧れだった女の子像が現代のギャルだったのでしょうかね?! 印象に残ったのがグッズの企画デザイン画がとても可愛らしかったのとそのデザイン画に添えられたルネ先生のコメントが素敵だったことでした。夢と愛、カワイイが溢れている展示でしたよ。

大丸ミュージアム・東京 → http://www.daimaru.co.jp/museum/

0050) 草乃しずか 日本刺繍展 雪月花 於: 日本橋島屋8階ホール
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
草乃しずか女史による、とても美しく素晴らしい和柄の刺繍作品の数々が並ぶ華やかな展示でした。その刺繍の技はもちろん凄いのですが、作品全ての意匠のセンスが抜群、優れた着物のグラフィック・デザインだと感じましたね。日本古来の図柄を踏襲し、そしてオリジナリティが加味されデザインされた刺繍は見事。中でも明治時代の図案集「幾何文様」を刺繍用にアレンヂし再現した「日本の文様 幾何文様尽くし」は伝統+モダンが表現された自分好みの小作品シリーズです。きれいなものを沢山見て目が喜んでいました。

日本橋島屋 → http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/index.html

0051) いけばな 古流協会展 於: 松屋銀座8階大催事場
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
初めて「古流」と言う流派のいけばな展を見に行きました。とても新鮮な感じがしましたね。江戸時代の中期に始まった流派だそうで活ける素材を加工して独特の流れを表現するいけばな (写真下) です。そして、古来からの形態と共に現代いけばなをも行っているのが興味深い処でもありました。伝統の形、絶妙なバランスが表現された作品の数々、かなり惹かれましたね。もちろんですが、いけばなも奥が深い。今まで見たことのない他の流派の作品も見て見たいものです。





0052) 重と箱 見立てる器 於: 松屋銀座7階デザインギャラリー1953
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
1/21に同展示会場で日本デザインコミッティー所属のグラフィック・デザイナーがデザインした漆器の展示がありましたが、本展はその延長の様な企画で、今回はそれぞれのグラフィック・デザイナーが見立て人として気に入った飛騨春慶漆器を紹介しています。木が持つ地肌の美しさが存分に活かされた重箱やわっぱが並んでいて魅せられました。出来れば使ってみたいなぁ~、と思いましたね。素晴らしい伝統工芸品です。

松屋銀座 → http://www.matsuya.com/ginza/index.html

0053) 谷井隆太展 ゆーとぴあ 於: Gallery-58
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
谷井隆太氏は以前、「ものみゆさん」と言うシリーズを見て気になった写真家です。今回もまた画面のパキッと発色がとても印象的な風景写真作品でした。前回もそう感じましたが、やはり何だか見ていると妙な気分になりますね。青い空、カラフルな建物、静止した人物のポーズ、作りものには見えませんが、でも現実の様にも思えない不思議さですとても面白い一連の作品でした。

Gallery-58 → http://www.gallery-58.com/

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今まで気が付かなかったのですが、日本橋島屋の階段に施された装飾が美しいので撮影しました。

これ! ジャケ #46

2010年02月03日 | musics
今日は一日、スタヂオ仕事でした。なので、久しぶりにレコード・ジャケット紹介を。

先日、竹久夢二氏の作品を見に行った際に夢二氏のイラストを使用したアルバム・カヴァーの写真を掲載しましたが、今回はまた違う夢二氏による作品のジャケットです。イラスト的ではなくしっかりとした絵画ですね。カフェの女給さんを描き、物憂げな表情が印象的で叙情感漂う画面は懐メロの名ナムバーばかりが収録された内容にピッタリです。昭和34年当時からみた懐メロの名曲、名歌手の方々による素敵な唄声が収録された一枚。

あの日 あの頃の歌 (コロムビアレコード AL143) 10吋LP [1959]

今日の美術展 [平成二十二年二月二日]

2010年02月02日 | fine arts
東京にも雪が積もりましたね。日中には大部分の雪は溶けて消えてしまいましたが....。でも、今冬は東京では雪を見ることが出来ないのかと思っていましたが、こうして雪が積もって、ある意味少しホッとしました。寒くて滑ったり、交通に障害出たりするのはイヤですが、雪も情緒のひとつ。地球温暖化で雪が降らなくなるのも困りますから。

自分の原チャリ (写真) にもかなりの積雪が。今日は電車で出掛けることにしました。

0047) 現代絵画の展望 12人の地平線 ~ あの頃 於: 東京ステーションギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
新旧の現代アート作家12名による絵画、過去の作品と近作の両方を2回に渡って紹介する、ちょっと面白い試みの企画展示で、今回は過去の作品が展示されています。ヴェテランから若手まで、キャリアの長さが全然違う作家の絵画が出展されているので、何十年も前の作品があり、旧作とは言っても数年前のものがあったり、その感覚もなかなか興味深く思いました。次回、近作を見て自分の記憶の中に残る旧作のイメージと比べ、両方の作品に対する意識が、どうシンクロするのかが楽しみです。特に中村宏氏、吉村芳生氏の近作に期待。

東京ステーションギャラリー → http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

0048) 花代個展 においと光と笑いと記憶と涙の関係 於: VACANT
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
日本生まれでドイツ在住の現在美術マルチ・アーティスト、花代女史の個展です。以前、花代女史の作成したミュージック・アルバムを何の気なしに購入し聴いて、結構、面白いと思ったので、今回、展示に出掛けてみました。薄暗い会場、床に敷き詰められた落ち葉の中にある数台のモニター、そして半分はシュチュエーションを違え、部屋の様な空間に置かれたインスタレーションと映像、なかなか凝った演出の展示です。ですが、映像にあまり関心のない自分はあまり興味が持てず、入り込めませんでした。花代女史の思想や体制には共感するのですが....。

VACANT → http://www.n0idea.com/vacant/menu.html

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平成二十二年 如月 暦

2010年02月01日 | etc.
もう二月に突入です。世間では歳をとるごとに月日が経つのが早く感じると言いますが、まさにそうですね。経験値の所為だと思いますが、時間を感じる意識が加速しています。歳を重ねて経験値が上がるのも考えものですね?! ホント、このままじゃ、やりたいことを出来ずに人生終わって仕舞いそうです。チャッチャとことを運ばせないと....、老いは早いかも。

話は変わりますが、昨晩、久しぶりに自分のお気に入りバンド “GENTLE I” のライヴに行きました。昨日はアフロ・ファンク・レゲエ的な曲が多く、黒っぽいグルーヴを堪能しましたね。やっぱり、チョイチョイこうしてハードコアでエッジのある音楽を身体に入れないと....、心身とも健康に悪いです。

さて、今日は一日、スタヂオ仕事でした。それでは、虎屋さんの「数物御菓子見本帖」でつづるカレンダー二月分をどうぞ。今月は織部焼に見立てた薯蕷饅頭「織部饅」、季節柄の梅文様が施されています。本当に色と図柄が織部焼にそっくりですね。