今日の美術展 [平成二十一年一月四日]

今日も穏やかな陽気の良い正月日和でしたね。ららぽーと豊洲の2階から眺めた美しい夕空 (写真) に富士山のシルエットが浮かび上がっていました。さて、今日が今年の美術展鑑賞初めです。

まず、今年より本ブログに於ける美術展鑑賞レポートの表記を変更します。今までの記事を読んで頂いて分かると存じますが、あくまでも、いつも自分の私的感想を述べているので、このブログを見て、それぞれの展示に興味を持った方には是非、展示を見に行ったり、内容に関して調べたりしてもらいたいのです。なので、なるべく会期の早い時期に展示へ訪れ、シムプルにレポートをいたしますから、ブログ見て頂いた皆さん、それぞれに判断して下さいませ。そんな訳で、下記の項目を五段階 - 甲 (こう)・乙 (おつ)・丙 (へい)・丁 (てい)・戊 (ぼ) で評価 (甲>戊 ) して+簡単コメントとします。

自己期待度 - 訪れる前に展示に対して抱いていた期待度。
自己満足度 – 見終わった展示に対する満足度。
自己不満度 – 見た展示に対する不満度。満足度が高くても不満がある場合もあります。
自己関心度 – 展示に対して関心が持てたかどうか?
自己推薦度 – 自分の満足度や関心度が低くても、皆さんにはお奨めしたい場合もあります。
自己趣味性度 – 自分が思う処のマニアック度。
コメント
五段階評価 - 甲 (こう) > 乙 (おつ) > 丙 (へい) > 丁 (てい) > 戊 (ぼ)

てな、感じで、評価は直感によります。

それで今年、最初の美術展鑑賞は、浮世絵の美術館二館での正月らしい展示でした。

招福扇絵展 – 末広がりなおめでたさ・鴻池コレクションより　於: 太田記念美術館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
浮世絵の歌川派、琳派、狩野派、円山派など、江戸期の名絵師達によるおめでたい図柄の扇、骨の付いた扇の形での扇絵を一度に沢山、見ることの出来る貴重な展示です。伊藤若冲氏の作品が秀逸でした。

太田記念美術館 → http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/index.html

江戸のデザイン・千社札 (前)　於: UKIYO-e TOKYO
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
まさに江戸っ子の粋を感じる展示でした。千社札は江戸の大人の遊び心、蒐集性の高いものですね。使用されている書体や色彩にイムパクトがあって美しく、愛らしいです。

UKIYO-e TOKYO → http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/

さて、新レポート方式は如何でしょうか? ご意見のある方は是非、お聞かせ下さいませ。