ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十二年二月十九日]

2010年02月19日 | fine arts
どうしようかと迷いつつ、今日も電車移動にしました。早く、躊躇なく原チャリで出掛けられる様になって欲しいものです。

写真は新規購入したデジカメで撮ったパンダの人形。前のデジカメより高画質です。新御茶ノ水近辺の薬局店頭を愛くるしく飾っていました。

0085) 国宝 土偶展 於: 東京国立博物館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
やっと会期終了間際、リギリギリ滑り込みで行ってきました。実は自分、結構、考古学に興味があり、子供時分から土偶が大好き、その上、鬼瓦や仏像なども好みで、子供らしからぬ趣味。それは現在も続いておりますが....。なので、実家に帰れば、今回の展示にも出品されている遮光器土偶の複製品やミニチュア土偶などがありますよ。そんなこんなで、この展示を楽しみにしてました。まぁ~、混んでましたが、めげずにじっくりと鑑賞した次第です。展示されているひとつひとつの土偶、そのどれもが特徴的な面白い形と力強さを感じました。縄文時代、古代の人々が持っていた造形力、発想力の素晴らしさに驚きです。とても興味深い展示でした。土偶好きとしては、やっぱり図録 (写真下) を購入です。

東京国立博物館 → http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00



0086) 糸あやつりの万華鏡展 於: INAXギャラリー1
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
375年の歴史を持つ人形芝居「結城座」を紹介した展示です。現在に至る活動歴の解説、そして実際に使用された人形が並んでいました。映像を見ましたが、人形芝居とは言え、その動きは人と変わらないもの。芝居を学んでいなければ人形を操ることが出来ないと思います。奥が深いですね。そして古典的な芝居だけではなく、常に新しいネタを掛けている姿勢も素晴らしいと感じました。伝統と革新、娯楽のひとつの在り方でしょう。一度、その芝居を観てみたいものです。

0087) 佐東恵展 - 虹彩の断層 於: INAXギャラリー2
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
色とりどりの絵具を塗り重ね、その画面を削って描かれた色が美しい現代絵画です。手法は興味深いと思いました。また、その色のセンスがとても良いと感じましたね。

0088) 新宮さやか展 – 陶 黒い蝕花 於: INAXガレリアセラミカ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
とても手の込んだ陶芸作品、花を大きく、そして各ディティールを細緻に表現しています。高い技巧力により花弁や雄蕊、雌蕊のひとつひとつが繊細に造られ迫力のある作品ですね。そして、花なのに全体がモノクロなのが興味深いです。黒いが故なのか、崇高なイメージを感じられました。

INAXギャラリー → http://www.inax.co.jp/gallery/

0089) クリエイター100人からの年賀状 vol.5 於: 竹尾 見本帖本店
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
紙を扱う商社、竹尾にいろいろなクリエイターの方々から届いた今年の年賀状が並ぶ展示です。それぞれの方がいろいろと趣向を凝らした賀状ばかりで楽しい内容でした。用途が決まっている年賀状、ある程度、制約された中で意匠を展開しないとならない分、作家の腕の見せ処。年賀状は面白いデザイン・ツールのひとつだと思いますね。

株式会社 竹尾 → http://www.takeo.co.jp/cgi-bin/site/index.php

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。