ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の和菓子 [10 April '07]

2007年04月10日 | japanese sweets
今日の和菓子は運良く入手出来たひと品です。

最中 銀座 空也
あまりにも有名な銀座・空也の最中です。あえて紹介するものでもないですが....。美術展巡りの帰りに空也の前を通ったら今日は「売切れ」の張り紙が無かったので、もしやと思い覗いてみると運良く購入出来ました。いつも予約分で終ってしまい、こう言う機会は滅多にないので幸運でしたね。かわの食感、粒あんの味・甘さ、そして大きさまでが絶妙なバランス、まさに"キング・オブ・最中"です。美味しいのひと言に尽きます。

最中 (10個入り) 950円

↓ 銀座 空也 ↓
http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/0337.htm

今日の美術展 [10 April '07]

2007年04月10日 | fine arts
今日は爽快な陽気でした。早速、原チャリを駆って銀座方面へ。

志野と織部 - 風流なるうつわ @出光美術館
まずは陶磁器の展覧会へ。今から約400年前、桃山時代に焼かれた志野と織部をふんだんに見ることの出来る良い展示でした。白地を基調とした淡い味わい、趣ののある志野、深みのある緑色の釉薬が美しい織部、そして志野・織部に関連した陶磁器、どれにも魅せられました。そして志野・織部共、バリエーションがあることを初めて知りました。また、窯跡、遺跡から出土したものを中心に文様・意匠・型別に展示されていて、その文様・意匠が人々の暮しや信仰に基づいたものであったりすることは、とても興味深いことでした。平素、見ることの出来ないものを沢山、見れて充実した展示でした。
陶磁器には特に疎い自分ですが、良いものは形、色、佇まい、全てにバランスが取れていて存在感があるとあらためて感じました。

↓ 出光美術館 ↓
http://www.idemitsu.co.jp/museum/index.html

07 TDC展 @ギンザ・グラフィック・ギャラリー
"Tokyo Type Directors Club"が主催のグラフィック・デザイン公募展の展示です。最近、侘寂のあるものばかり鑑賞している自分にとって、まさに狙った感のあるイケイケな最新のグラフィック・デザインには興味があまり持てない様です。しかし、斬新な作品が多数あり、グラフィック・デザインに興味のある方は是非、見に行くとよいと思います。

↓ ギンザ・グラフィック・ギャラリー (DNP Gallery) ↓
http://www.dnp.co.jp/gallery/index.html

口紅のとき @HOUSE OF SHISEIDO
ここの展示は自分のお気に入りのものが多いです。今回もちょっと感動ものでした。「口紅」を題材とした展示で、1階の上田義彦氏の写真と角田光代女史のショート・ストーリーはホント、泣けます。その写された場面が物語を連想させ、存在感のある写真と、それらにマッチしたショート・ストーリー、涙ものでした。2階では口紅に関する歴史的資料と資生堂が販売してきた歴代の口紅と古今東西の文学から選んだ口紅と化粧への想いを綴った言葉を合わせて展示されています。こちらも興味深いものでした。特に歴代の口紅の容器デザインはその時代のイメージが反映されたものだと思いました。60年代まで「高級品」、70年代「ポップ」、80年代「シンプル」、90年代「ゴージャス・派手」、21世紀に入って「多様」と移り変っている様に自分は考えます。
この展示、自分はかなりお薦めです。特に女性の方に見て欲しいと思います。

↓ HOUSE OF SHISEIDO ↓
http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/

椿会展 2007 @SHISEIDO GALLERY
資生堂ギャラリーの方へも行って来ました。資生堂が主宰する60年の歴史を持つ美術会の今年度の展覧会です。4人の現代作家による作品の展示でしたが、全て現代アートなので、あまり自分は関心を持てませんでした。ですが、中では伊庭靖子女史の絵画は写真を見ているかの様な質感の描写で興味を覚えました。の様なしかしながら資生堂がずっとこの様な美術活動を続けていることは素晴らしいと思います。

↓ SHISEIDO GALLERY ↓
http://www.shiseido.co.jp/gallery/html/