2009年度作品。日本映画。
西村は、ドームふじ基地へ南極観測隊の料理人としてやってきた。限られた生活の中で、食事は別格の楽しみ。手間ひまかけて作った料理を食べて、みんなの顔がほころぶのを見る瞬間はたまらない。しかし、日本は妻と8歳の娘と生まれたばかりの息子が待っている。これから約1年半、14,000Km彼方の家族を思う日々がはじまる……。
監督は、これが商業長編デビュー作となる沖田修一。
出演は堺雅人、生瀬勝久 ら。
「南極料理人」と銘打っているだけあり、料理の映像が本当に美しく、おいしそうに見える。
肉の丸焼きとか、白身魚のバルサミコ酢ソースのやつや、魚の煮付け風の料理が個人的にツボで本当に食べたくなったし、ラーメンも見ているだけで食欲をそそられる。実際、この映画を見た後、すぐにラーメン屋に行ったほどだし。
それに役者が本当にうまそうに食事をとるのである。それを見ているだけで、こちらのおなかがすいてくるほどだ。
料理に限らず、映画自体も優れた仕上がりになっている。特にコメディ部分がいい。
個人的にはイセエビのシーンが良かった。そのアホっぽさはむちゃくちゃおかしいし、本音をかくしたような微笑みを浮かべる堺雅人にもちょっと笑ってしまう。
ほかにも南極という閉鎖された極寒の地でくりひろげられる人間模様は見ていてもおもしろく、いくつも笑えるシーンがあり、すなおに楽しめる。
しかし南極で仕事をするのも大変だよな、とこの映画を見ていると思ってしまう。
職場が南極である以上、単身赴任にならざるをえず、家族と離れ離れになってさみしい思いを味わうし、独身者は恋人と別れる羽目になる。ときどき引きこもりたくなるし、帰りたいな、とつぶやくこともある。
だが基本、基地の人間は楽しんで、そこでの生活を過ごしているようだ。
男はやはり集団になるとバカなのか、くだらないことを話したり、したりして、それなりに楽しさを見出している。
その和気藹々とした雰囲気は愉快で、見ているこっちまで楽しい気分になることができる。
全体的に見てバランスの悪い面もあるのだけど、所々で笑うことができ、楽しい気分にもなり、おなかもすいてくる。何ともすてきな一品だ。
評価:★★★★(満点は★★★★★)
出演者の関連作品感想
・堺雅人出演作
「アフタースクール」
「ハチミツとクローバー」
・生瀬勝久出演作
「THE 有頂天ホテル」
そしたら友人の中にドラマ(リーガルハイ)から堺雅人さんのファンになった人が2人いてて、その内の1人が『南極料理人』もオススメとの事だったのでYouTubeで観てみる事にしました(^ ^)
ちなみにドラマ『リーガルハイ』は観てなかったのでとりあえず一回目を同じくYouTubeで観ましたが、堺雅人さんの役が強烈ですごく面白かったです!
『南極料理人』もとても楽しむ事ができました!
qwer0987さんと一緒で伊勢海老のエビフライのシーン面白かったです!後、日本と南極がテレビ電話みたいな感じで繋がっていて、子供達からの質問(ペンギンはいますか?などの質問)に答えるシーンも吹き出してしまいました(^ ^)
料理も本当に美味しそうでしたね~!皆さんの食べっぷりも気持ち良かったです♪すごく見ていてお腹が空きました(笑)
きたろうさんが小さい子みたいに「僕の体はラーメンでできてるんだ…。」って感じで半泣きで言うところも、かわいそうでしたが、面白可愛かったです!
最後も明るく終わり、ほのぼのした作品で良かったです(^ ^)
最近はすっかりテレビを見なくなってますが、『リーガルハイ』の堺雅人は髪型がとっても変だったことだけは妙に印象に残ってます。
あとは新垣結衣が出てたなくらいの知識しかないですが、出オチに等しいあの格好を見るだけで、もうキャラも強烈なんだろうな、って思います。楽しそうですよね。
『南極料理人』はすてきな映画です。
あれは本当に料理がおいしそうですよね。あんたら、いい仕事してるよ、と堺雅人のコックと、撮影の人と、実際の料理を作った人を誉めたたえたくなります。
笑えるシーンも多いですよね。楽しい気分になれます。
ラーメンのシーンも好きです。でも面白可愛いって発想はなかったな。なるほど確かに面白可愛いかもしれないです。
南極の過酷な生活の中では特に美味しい物を食べる時間はとても嬉しいひとときでしょうね(^ ^)
どの料理も美味しそうでしが、シンプルにおにぎり食べてる時も美味しそうだなぁと思いました♪
きたろうさんのシーンの、面白可愛いって感じわかって下さり、嬉しいです(*^_^*)あの真剣な訴えに笑ってしまいました(笑)
南極基地は閉鎖的な場所で、楽しみも少ないから、食事には力をいれていたし、相当工夫した、って感じのことを、実際、南極基地で働いていた原作者がどこかで言ってたような気がします。
そう思って、映画をふり返ると、食は基本なんだな、ってつくづく思いました。