私的感想:本/映画

映画や本の感想の個人的備忘録。ネタばれあり。

『ルツ記』感想

2024-08-21 22:03:19 | 本(人文系)
聖書の知識がない非キリスト者なので、適当なことを書くが、この書はダビデの祖先の顕彰のために挿入されたのかなと読み終えた後で思った。


ルツとそれを娶るボアズは貞淑で誠実な男女だ。

ルツは夫に死なれたが、姑に従い彼女の故郷まで帰国する。
そんな嫁に報いようと、姑のナオミは自分の親戚のボアズと娶せようとするが、ボアズはルツへすぐには手を出さずあくまで手順を守り、親戚の者の承認を受けてからルツと結婚をする。
その行動は極めて誠実だ。

ルツとボアズ、どちらも人徳を兼ね備えた人物であることが示された後で、彼らがダビデの祖先であることが言及される。
王であるダビデの祖先がそういった優れた人物だから、ダビデも優れた人物でした、ということを強調しているかのよう。
そこに聖書作者の意図を見るようで興味深い。


血生臭い話が続いただけに、少しホッとするような内容である。

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 『聖書(旧約聖書) 新共同訳』
 『聖書(新約聖書) 新共同訳』
 『創世記』
 『出エジプト記』
 『民数記』
 『申命記』
 『ヨシュア記』
 『士師記』
 『ルツ記』

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