イタンキ浜の後方に広がる海岸段丘は、初夏から秋にかけて咲く野花の自生地です。今の時期はユウ
ゼンギク(友禅菊)が、広大な草地の斜面で可憐な花を咲かせています。
※後方に見える高台の草地がユウゼンギクの自生地です。白い建物は「室蘭ユースホステル」です。
この海岸段丘は、本市では最も規模が大きなユウゼンギクの群生地です。
砂浜と段丘の境の草地で、カセンソウ(歌仙草)が長く伸ばした茎の先端に花を咲かせています。
真っ赤に熟した、ハマナスの実です。
ハマニガナ(浜苦菜)。初夏の頃から花を咲かせていましたが、この時期になると一斉に花数を増やし
ます。ハマニガナは、全国の浜辺に自生するキク科の海浜植物です。
太平洋の大海原から大波が打ち寄せるイタンキ浜は、道内屈指のサーフィンのメッカです。
ゆるやかに流れる潮風に運ばれ、磯の香が漂う。初秋を迎えたイタンキ浜の西と東の浜の光景です。