PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

富士山を歩く プリンスルートの検証・後編

2013年10月06日 22時48分30秒 | 富士山を歩く

 前編からの続き…下り六合からの御殿場ルート登りの検証記録

 これはH25年10月4日(金)の記録
【前編の最終時刻】
午前8時30分:宝永山頂から御殿場ルートの登りへ向かう


【後編の開始時刻】
午前8時47分:下り六合を通過、御殿場ルート登りの六合目へ移動

 下り六合から登りの六合目へトラバースする途中から見る宝永山


 トラバースルートはロープはないが、岩に吹き付けた黄色ペンキのマーカがある


午前9時00分:登りルートの六合目
標高:2,830m?

 左側へ伸びているのがトラバースルート、右下から右上へ向かう道が登りルート
・下り六合~登り六合の移動時間は13分程度

 ここから見える宝永山、山頂が際立って見えるアングル


午前9時53分:七合五勺、砂走り館を通過
標高:3,110m?


午前10時35分:七合九勺、赤岩八合館を通過
 …ここまででプリンスルートの検証は終わる予定だったが…
標高:3,300m?


 御殿場口の山頂手前にある小屋跡にて昼食休憩・・15分
汗も出ないので給水は一口程度で済ます。

午前12時17分:御殿場口の山頂を通過
標高:3,720m?

宝永山頂からの行程時間:3時間47分(休憩含む)

 朝日岳~伊豆岳の中間点から見る虎岩と万年雪


午前12時50分:白山岳へ到着 無風、気温は8度

標高:3756.4m
 コンクリートで保護された三角点(埋もれているが北側は崩落寸前)と三角点付近から見た剣ヶ峰


 正体不明のソーラーパネル装置、その裏側には転倒防止の支え?


午後1時05分:白山岳から下山開始

 久須師神社の前を通過、須走・吉田口から登頂している登山者を数名確認、
この時間帯で山頂を歩いている登山者は他に1名のみ。


午後1時35分:御殿場口の山頂を通過

午後2時22分:御殿場口八合目を通過
 七合目付近まで雲が湧きあがっている…雲を避け下山ルートを富士宮口に変更


午後2時50分:富士宮口八合目を通過

午後4時10分:新五合目の駐車地へ戻る
 駐車場の車両台数は出発時と大差なし、閑散としている

 白山岳からの下り行程時間:3時間05分(休憩含む)
 御殿場口山頂からの下り行程時間:2時間35分(休憩含む)

・登り行程時間:5時間44分(休憩含む,写真撮影含まず)
・下り行程時間:3時間05分(休憩含む,写真撮影含まず)

 ※白山岳の山頂を登りの終点、下りの起点とした時間。
  御殿場口山頂を終点、起点とする場合は概ね30分を減算。

 総行程時間:9時間18分(休憩、写真撮影含む)
  日帰り日程では少々キツイかと、プリンスルートを登るのであれば
  七合目か八合目の山小屋泊が一般的な選択か。

後記:
 持参した水分補給用のアクエリアス500mlは1/3程度を消費、保温水筒の
紅茶も一口程度の消費。 が、いつになく登り行程はキツカッタ感がある。
 一ヶ月ぶりの山歩きにしては負荷が重すぎたか・・・達成感はある。
※:登山路上の観光登山向けの案内標識は撤去されています。
 固定された道標はありますが登山行程に不案内な方には不十分なものです。


 今回の全ルート(赤色のルートが今回のトラックデータ)

 ※元図は国土地理院「ウォッちず」から転載

H26.4.29
 Blog移転に伴うHTMLの不具合を修正
 end

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富士山を歩く プリンスルートの検証・前編

2013年10月05日 22時51分01秒 | 富士山を歩く

 ここしばらくは週末の大雨やら車の修理、雷被害の後始末で山歩きから遠のいて
いたが、ここらで山歩きを再開しないと体調不良になりそうなので山歩きを画策。

 富士山歩きの区切りをつけるためプリンスルートの登り行程を歩くことにしてみた。
 今までのプリンスルート歩きは御殿場口山頂からの下りが三回程、いずれも
天候不良により宝永山の山頂へは到達していない。
 また、プリンスルート経由での富士山登頂に要する行程時間も興味がある。

 宝永山は午後になると雲に巻かれることが多く、火口縁の強風も侮れない。
宝永山に登るなら早朝が気候条件が安定して適当であろうと判断し、午前中の
プリンスルート行とした。

 これはH25年10月4日(金)の記録
 富士宮口の新五合目へ午前6時30分に到着、外気温は8℃。
新五合目までの富士山スカイラインの道のりは鹿やらカモシカが道路脇に多数
出現。 途中で見た「動物注意」の道路標識に実感あり。

 駐車場は平日ということもあってか閑散としている


午前6時52分:富士宮口新五合目を出発


 新六合目の雲海荘は臨時休業…午後の下山時には開いていた。
標高:2,500m


午前7時20分:第一火口縁分岐に到着
標高:2,470m
 道標と分岐点からの第一火口底


 火口底から山頂へ向かうプリンスルートを見る
標高:2,440m


 規制されている登りルートを山頂側から火口底方向に見る

 火口底からの登りは結構キツイ、砂礫をストックと下山者の踏み跡を頼りに
歩くのであるが、火口底を蟻地獄とすれば登山者は這い出るアリのよう。
 山頂手前の山頂へ分岐する登りルートは路面が締まっているので問題なし。

午前8時16分:宝永山頂に到着、気温は8℃、風強し、体感温度は0℃。

標高:2,693m
・新五合目からの行程時間は1時間24分…体力を使い果たした感あり


 山頂の南側は急峻な崖、山体変動観測装置とやらがあるが朽ちているような


 宝永山頂からの富士山・・・宝永火口が大きく拡がる


午前8時30分:宝永山頂から御殿場ルートの登りへ向かう

 下り六合近くの御殿場登りへの分岐
左側が下りルート、画面中央の下から上へ向かうのが登りルート


 今まで設置されていたプリンスルートの案内看板は撤去されていた
過去の参考写真:


 観光登山シーズンが終わったため、同類の案内表示は他にも外されている

 下り六合から御殿場ルート登り行程は後編にて・・・
※富士山の観光登山は冬山の規制がされています。
 経験、装備の不十分な山登りは慎んでください。

 赤色のルートが今回のトラックデータでプリンスルートの登り行程
黄緑色は8月30日(金)のトラックデータでプリンスルート下り行程

 ※元図は国土地理院「ウォッちず」から転載

H26.4.29
 Blog移転に伴うHTMLの不具合を修正
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