その接客、そのコストパフォーマンス、そしてその味。一度訪れたら二度、三度と訪れてみたくなる店がある
【麺屋 大和】
~ やまと.Story。~
評判の良かったイタリア料理店を閉店させ、自らの夢(ラーメン屋)を追ったという店主松本さん。夢実現までの道のりを考え、どうやって辿り着くか自らをマネンジメントしながら、地元栃木でのオープンに向け、急ピッチで準備を進めたそうです。栃木を離れていたことで地元への思いが強まり、食材、器や内装も可能な限り栃木産へこだわる中、自分が想い描く「一杯の完成品」のイメージに到達するまでには、相当な労力と時間を必要としました。オープン直後はその追い求めた味と、地元の方が求める味のずれに悩んだ時期もありましたが、今日より明日、明日より明後日と、着実に進化を遂げています。
店の雰囲気
レストラン並の規模を誇る店舗は、テーブル40席、小上がり22席と、個人店としては県内最大級。その中にも店主自身が好きだという大谷石や木材をふんだんに使い、居心地のよい空間造りを演出
ユニホームには「麺命」の文字こだわりの一つでもある麺はもちろん自家製。
店内奥では製麺機が朝から晩までフル回転で稼働中
一問一答
Q.店名の由来は?
A.強いイメージ、男らしいイメージ、荒々しいイメージの下に、戦艦大和のように突き進んで行く、立ち向かっていく、といったような意味合いを持たせました。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.何かが突出してしまうようなラーメン作りではなく、常に優先順位の先頭にあるのは「バランス」です。バランスを取りながら一杯のラーメンを仕上げているつもりです。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.人生を賭けた真剣勝負です
Q.将来の展望は?
A.現在のクオリティーを維持しつつ、月替わりのメニューに挑戦していきたいですね。
Q.好きなラーメン店は?
A.築地にある『井上さん』が好きです。県内では栃木ブランドの『一品香さん』ですかね。
Q.店主がオススメするメニューは?
A.小山の地につけ麺を浸透させたいと思っているので、「熟成つけめん」をおススメします
ではその自慢の熟成つけめんを作っていただきましょう
調理の様子
まずは極太の麺を茹で始めます。スープは注文が入るたび小鍋で温めを開始。この時点で秘伝の醤油ダレと鶏油が加えられます濃度が高いため焦げ付かないように細心の注意が払われます。
直前にボイルした野菜と、メンマ、チャーシューを別皿に盛り付けます。茹で上がった麺をキンキンに締め、温まったつけ汁を注ぎ入れ、
熟成つけめん〔680円〕
麺の特徴
県内産の小麦にこだわった麺は、切り歯12番(2.5ミリ)を使った極太麺。圧を強めにかけ、アルデンテ状態に茹で上げた麺は、大和ならではの硬質な歯応えと、噛むほどに小麦の風合いを感じさせる。そして並盛と大盛が同価格なのは嬉しいサービス。
スープの特徴
魚介系豚骨の王道ともいえるスープは、濃厚な旨味が何段にも重なったような図太い味わい。動物系と魚介系が高いレベルで拮抗しており、想像を絶する豚骨の量と膨大な仕込み時間を確信できる。こだわりの強麺にも負けない存在感を放っている。
トッピングの特徴
ご覧の通りトッピングは別皿での提供。歯応えをしっかりと残す太めのメンマに、チャーシューはバラ肉をスープで煮込んだ煮豚タイプ。ボイルしたキャベツやモヤシが濃厚な味を緩和してくれる必須アイテム。後半冷めてしまうつけ汁はぜひ焼石をお使い下さい
チキン南蛮5ヶ〔500円〕
特徴
旨すぎると評判のチキン南蛮。二度揚げすることにより表面はカリカリと、中はふっくらジューシーに仕上がります。程よい甘みと爽やかな酸味がチキンの味を引き立て、自家製のタルタルソースが加わると、絶妙なコンビネーションを奏でます
お客様へのメッセージ
店内は広くご家族連れにもゆっくりとラーメンを食べて頂けますし、女性一人でも気軽に入れるお店です。皆様のご来店をお待ちしております。
店舗Data
住:小山市駅南町3-26-9
休:月曜日
営:11:30-23:00
他:ランチタイムあり(15:00まで)
修:元イタリアンシェフ
開:2008年4月
他メニュー
らぁめん(大和麺) 辛らぁめん 味噌らぁめん
辛つけめん 極塩つけめん 味噌つけめん など
※大和さん取材協力ありがとうございました。
'08/09 新メニュー「オロチョン」の紹介は{こちら}
(現在オロチョンは扱っておりません)