ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

ポルトガルへの旅 9.旅の終わり

2019-04-24 08:03:41 | 

どんな旅でも終わりはきます。いつも、「もう一回来れるかなぁ」と名残を惜しみます。

ホテルにポルト空港までのタクシーを頼んだら、黒塗りのすごいベンツ(タクシー仕様ではない)が来ました。最初、どこかのお偉いさん用かと思った。

150キロでもピタッと安定し、車内も静か。これが高級車なのね、と実感しました。料金は空港まで一律30ユーロに決まっているらしく、メーターはありませんでした。

 

ポルト空港には空港ピアノはもちろん、ステージもあり、

サックスとギターでボサノヴァを演奏していました。

しかしヨーロッパの地方空港、どこもキレイでオサレです。あの昭和の残骸みたいな成田空港…どうにかならないものか。

 

来た時のTransaviaとは打って変わり、ポルト-アムステルダムの帰りはKLMなので、軽食と、

 

おやつまで出ました。

 

アムステルダムのスキポール空港では乗り継ぎ時間に余裕があり、ミッフィーのお店の画像も撮れました。

いろんなミッフィーがかわいい。

 

アムステルダムから成田までの機中、ラッキーなことに映画「ボヘミアンラプソディー」を観られました。最後は涙があふれました。

 ボーイング787は新しい飛行機なのかな。中央部のトイレは5つもありました。国際線ではトイレ、大事です。

夕食は、ご飯ととんかつを選びました。

朝食。

 

さて、ここからはおみやげの紹介です。

まずはコインブラで買ったコンフェイトです。こんぺいとうの元となったお菓子。もう一袋買ったけど、袋が破けていた。

バニラ風味の砂糖味。日本のより大きくて柔らかい。

 

オビドス名物、ジンジーニャ。前にジンジャと書きましたが、ジンジャはサクランボのことでした。お酒はジンジーニャ。小瓶でおみやにぴったり。

 

ポルトガルといえば、イワシ。キャンバス地のバッグはいろいろな種類が売られてました。10ユーロ。

 

 

魚の缶詰いろいろ。英語の説明文もほとんどなく、味はおまかせだー。

 

ドウロワイン。たしか2011年。ポートワインではなく、普通の赤ワイン。白も買ったが、すでに飲んでしまったので、画像はなし。

30ユーロちょっとのお値段の割にとてもおいしかった。お買い得。

 

コルクのしおり。

 

パッケージがかわいくて買ったせっけん。クラウス・ポルト社の高級品とのことでしたが、7ユーロくらいで、安い!

フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラのは5,000円ちかくしたぞ。

 

ポルトガル北部の町、バルセロス名物の雄鶏の置物、ガロといいます。15ユーロくらい。

本当は陶製だと思うんだけど、ポルトではどこで売られているか分からなかった。メタル製。でも手描きだそうです。

以上でした。最後の3点は、「ポルト・サインズ」という店で買いました。

 

さて、今回の旅を振り返って。

今まで体調が悪かった旅はなく、今回はその点、失敗でしたね。夫は帰ってからカゼをこじらせて数日寝込んでやっと回復してきたところ。

行きたかったシントラにも行けずじまいでした。

やっぱり天候の急変には対応できるようにしておかないとね。というより、暑い、寒いがハッキリした時季(夏、冬)に行く、というのもありかも。

中途半端な時季だと、荷物にも限りがあり、服もあれもこれも持っていけないので対応が難しい。

その他の問題は相変わらず英会話。物おじせず、というか、恥はかき捨てでしゃべれるようにはなってはきたが、もっと図太くいこうぜ、ぽてち。ヒロシに負けるな。

 

次はどこに行く?

ぽてちの希望はモロッコ、トルコ、フィンランド、スコットランドあたり。

うーん、それより季節を決めようか。

 

 

 


ポルトガルへの旅 8.ドウロ渓谷のツアー

2019-04-23 07:48:46 | 

今日は、ベルトラで予約し苦労してリコンファームしたエクスカーションツアーにお出かけします。

ポートワインのふるさと、世界遺産のドウロ渓谷を訪れ、レストランの昼食とドウロ川クルーズ、ポートワインの試飲もついたツアーです。

ベルトラは去年、アヴィニョンとニース発の日本人ドライバーのツアーを申し込み、なかなか良かったのでまた使ってみました。

今回は英語のツアーで、現地に着いてから開始前日までのリコンファーム(要するにちゃんと参加しますという確認の電話を英語でツアー会社にすること)があるところが違いました。

ちょっとハードル高し…。

参加人数、13人+ガイドとドライバー。参加国はオーストラリア、ポーランド、スイス、ブラジル、カナダ、マルタ、南アでした。

ガイド(英語が上手)の自己紹介で、自分はポルトガル人で、第一外国語はフランス語で第二が英語でした、みたいなことを言ってました。こちとら第一が英語ですが、ほとんどしゃべれませーん。

ほん、っとに日本人って英語しゃべれないよね。毎回情けないわ。すこーしずつマシにはなってきてるけど、積極的に話しかける、というにはほど遠い。ヒロシの方がコミュニケーション取れてるなぁ。

母国語が英語の人って、世界中どこいっても相手が英語でしゃべってくれて、ズルい。英語しかしゃべれなくてもどこにでも行けるってことだよね、と激しく嫉妬するぽてち。

 

ホテルまで小さいクルマでお迎えに来てくれて、中くらいのバスに合流しました。

まず訪れたのはアマランテという小さな町。サン・ゴンサーロ教会という、縁結びの教会を訪れました。

古代ローマ時代に掛けられたという、橋。

 

教会です。日本だと縁結びのお守りが売られていること間違いなしですな。

 

市が開かれておりました。

 

昭和っぽいかわいらしい子供服が売られていました。

 

時間が余ったので、カフェに入りました。一杯0.7ユーロのエスプレッソ。

 

ひなびた街でした。

いよいよドウロ渓谷へ向かいます。

まずは展望台へ。名前は聞き取れなかった。

絶景でした。段々畑はすべてブドウです。

 

展望台にはたまたまコルク樫も植わっていて、ぐっと皮が盛り上がっていてちゃんとコルクになってました。初めて本物を見ました。

 

さて、眺望レストランでの昼食です。

オリーブの実の突き出しと、パンとスープと自家製ワインが出ました。ブロッコリ入りポタージュスープ。

 

メインはチキンの直火焼き。

 

デザートはパステル・デ・ナタ。早く飲み物が欲しいぽてち。甘ーい。

 

エスプレッソです。なぜかブラジルの人は要らない、と断っていた。あっちのほうは濃いのは飲まないのかな。

 

店内です。

 

食事のあとはポートワインのワイナリーを訪ね、試飲です。

渓谷の下まで降りてきました。

 

多分ワイナリーの犬。日陰でお昼寝中。

 

ブドウはやっと芽吹いたところ。

 

3種のポートワインをいただきました。ポートワインはブドウの糖分が発酵するのを途中で止めてブランデーを加えるので、甘さが残っています。

とても甘い。しかし度数20度くらいです。飲みすぎ注意。ぽてちはほぼ全部飲みましたけどね。

ポルトガル人は欲がないのか、説明してくれたワイナリーの人は、宣伝するでもなく、売店に案内するでもなく、ワインの説明が終わるといなくなってしまいました。

このへんは日本のツアーとは違いますね。購入したひとは一人くらいだった。

 

さて、最後はクルーズです。といっても、

こんな船で小一時間川をさかのぼって帰ってくるだけ。

 

景色はずっとこんな感じ。

帰り道は高速使っても2時間はかかり、夜7時くらいになりました。まる一日かかったけど、自分では出かけることが難しいところへ行けて良かった。

 

ポルトガル最後の夕食は、ホテル近くの大衆食堂へ。

トリパスとフィッシュアンドチップス。とってもお安くて(6ユーロ)量たっぷり。

 

明日は帰国です。

 

 


ポルトガルへの旅 7.ポルト

2019-04-22 08:10:34 | 

さて、今日も街歩き。腹が減っては…なので朝食です。

左の皿のスポンジはかすてらの原型、パォン・デ・ローです。その日によって真ん中あたりが生っぽいバージョンもあり、まさにぽてちが作るちょっと失敗気味のかすてらでした。おいしい。

料理のカウンターが3つもあり、何時間でもいたくなるような幸せなレストランだったなぁ。

 

ホテルのある川沿いから丘の上まで恐ろしい急坂なので、ケーブルカーを利用します。

歩いて3分ほどのところの、ドン・ルイス1世橋のふもとにあります。2.5ユーロだったか。

 

ちょっとビビる傾斜。

 

ジェットコースターじゃないですよー。ま、景色もいいし、有料の価値はあるかもね。実は後にもう一回乗ったのだった。

 

そして、リスボンよりさらにレトロなトラムに乗ろうとしました。

が、30分に一本しか運行していないため、時間が合わず、やめました。さぁ、歩くぞ。

 

ポルトの教会は、リスボンより野性味があるというか、泥臭くて、いい。

サント・イルデフォンソ教会。ここから道を間違えて、北へ北へと行ってしまう。

 

 

マジェスティック・カフェ。1921年創業。中はアールヌーボーなんだとか。

 

ミスコースしたために北のはずれのアルマス礼拝堂も見ることができた。すごいアズレージョ。

ちなみにこういう地元に密着した教会はミサが頻繁に行われているようで、なかなか入りにくい雰囲気なんです。外観のみ。

 

なんとかコースを修正し(今回初めて持参したコンパス。結構役に立ったが、この場面では見るタイミングが遅すぎた…)、市庁舎前に到着。

市庁舎って、大体どの都市もこんな見た目です。なぜ?

 

次に目指すのは、塔のあるクレリゴス教会。塔はポルトガルいち高いという。でも上らなかった。階段らしいし。(このあたり、長旅の疲れが出てきてます)

 

教会はこんな感じ。

 

お次はハリーポッターで有名になり、ポルト最長の行列になっていた、レロ・イ・イルマオン書店を訪れます。

ハリーポッターの作者、ローリングはポルトに住んでいた時期に執筆したそうで、あの魔法の本を扱う本屋のモデル(らしい)と言われています。

まずチケット売り場がこの行列。

 

この階段がいいらしいです。でも上るのに苦労するくらい、ごったがえしていました。

 

たしかにきれいな本屋さんではあります。

 

あれ、ハリー?

後でまた通りかかったら、行列はさらに長くなっていました。それほどのものかなぁ。ま、みんなそう思ったことでしょう。

 

カフェで休憩後、カルモ教会へ。

 

この、呉須がねぇ。染付を見慣れた日本人にはなじみ深いよなぁ。

 

この後天気が急変し、土砂降りとなったので、サン・ベント駅からメトロに乗りました。

こちらは晴れた時のサン・ベント駅。

 

さて、ポルトにはこちらのアンダンテカードという、交通系のカードがあります。この時、サン・ベント駅で購入しました。

リスボンのヴィアジェムカードとの違いはケーブルカーやトラムには使えないこと。メトロくらいしか使えない。結果、メトロ一駅往復分しか使わなかった。

ポルト市も、もうちょっと考えた方がいいのでは?ガラガラのトラム対策のためにも。

 

さて、メトロといってもすぐに地上に出てしまい、ドン・ルイス1世橋の上段をノロノロ渡ります。このあたり、いかに高低差がスゴいかわかるハナシですよね。

メトロ→地上→橋の上があっという間という。人がすぐ脇を歩いてます。危険!

 

反対岸(ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア)から大西洋方面を望む。また晴れました。ホントよく通り雨が降ります。でも日本の梅雨とは全く違い、湿度は感じません。道路もすぐ乾く。

道路をはさんだ隣の修道院、ノッサ・セニョーラ・ド・ピラールからの眺めの方がいいらしいが、ここでも足が向かわない。上りなので。(旅の疲れ…)

それよりお昼でしょう。

 

 

反対岸に戻り、ホテルからちょっと上ったにぎやかな通りにある、カフェ風のお店。観光客相手だからと期待してなかった。でもそこはポルトガル。外しませんよー。

期待以上の味。ポタージュスープとバカリャウです。このバカリャウは玉ねぎと何かの野菜とともに炒めてセルクルで型をとったのかなぁ。上にじゃがいものフライが乗っている。

最初、かまぼこのような味がしました。うまみが出てたのね。パリパリのフライとよく合う。

 

こちらはカリカリの豚肉に、店員さんが生卵を落としてガーッと混ぜたソースをかけていただく料理。このソースがねぇ。ブドウの味がしましたよ。

ワインではなく絶対生のブドウ。なんだこれ。でもウマいのです。

お値段はランチ価格だったので、各10ユーロ弱くらい。

 

さて、お昼からは午前中雨で行けなかったカテドラルへ行きます。ホテルから距離はさほどないけど、道が複雑で上りなのでまたケーブルカーに乗って。降りてすぐに目的地でらくらく。

もと要塞というのがわかる外観。

 

教会の前に立つ、ペロリーニョ。罪人のさらし柱です。すごく高いんですけど。実はオビドスの広場にもありました。そっちは小さかった。

こんなのにさらすとは…すごい。

 

やはり回廊があり、

 

やはりアズレージョがあります。

こちらが江戸中期の染付の色だとすると、

 

こっちは江戸末期以降のベロ藍の色だな、と感じたぽてちです(染付大好き)。

 

帰り道は下りなので、こんな路地をゆっくり下りました。

そろそろおみやげも買わなくてはならず、夕方ドウロワインを求めてホテルの上付近をうろうろしました。その時また通り雨に会い、こんどは夫が体調悪くなりつつあります。

夜は近くのSPARでハムやビールを買い、ホテルの湯沸かしでカップめんを作って食べました。

赤いきつね、最高にうまかった。こんなにダシが効いてたのね。日本を離れて気づきました。次の旅行も必携だな。

明日はエクスカーション・ツアーに出かけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ポルトガルへの旅 6.コインブラからポルトへ

2019-04-21 09:03:25 | 

昨日、大学しか見られなかったので、もうちょっとコインブラを観光してからポルトへ向かうことにしました。

 

まずは大事な朝食です。

こんなベンチ付きエレベーターで食堂に向かいます。ギシギシいう(わざとか?)クラシックなエレベーター。

 

やはりクラシックな食堂。

 

居心地よく、食事の内容も充実していて、テンション上がってきましたよー。

 

サンタ・クルス修道院はミサの最中だったので、街を一回りしてからまた来ます。

ちょっとプラハを思い出すような建物だなぁ。

 

路地大好き。

 

装飾的アズレージョ。

 

ここはこんぺいとうを売ってる有名なBriosaというお店です。

 

人の顔ほどもある巨大なメレンゲ(?)というのか何でしょうね。ポルトガルはお菓子屋さん多し。甘いもの好きなんだなぁ。

 

ポルトガルはコルクの生産が盛んです。バッグはよく見かけます。靴屋さんも多い。高品質なんだとか。しかし、こういう、総コルクの靴はあまり見なかったなぁ。

 

くじ屋さんですね。くじも好きみたいですよ。

 

サンタ・クルス教会を利用したお隣のカフェは人気で朝からにぎわっていました。多分、内装がスゴいんでしょう。

 

 

 

ミサはまだ終わっていませんでしたが、失礼して入っちゃって、中ほど右側の入り口から有料の修道院内に入りました。 

ポルトガルの人々は熱心なカトリック信者が多いと見受けました。

告解の順番を待つ人も数人いました。見学後帰りがけにそこを通ると、告解室が使用中でしたよ(ちなみに防音ガラスになってました)。

 

さて、修道院内部の画像です。

参事会室。

 

回廊。

アズレージョ。

 

彫刻がすごく精巧でびっくり。

 

ミサが行われていた本堂を見下ろせました。

 

パイプオルガン。

ぽてちの私見では世界遺産のジェロニモス修道院よりこちらのほうがおすすめです。すごく丁寧な仕事がされていて感動しました。

 

なぜだかわかりませんがロビーでドラマの撮影をしていた横をすり抜け、ホテルをチェックアウトし、コインブラ駅へ向かいます。

その前に、昨日の夕食も買った小さな駅横のスーパーで昼食を仕入れました。

 

ホテルから歩いて2分ほどの小さなコインブラ(A)駅。この駅から乗ります。隣の駅は大きい方のコインブラB駅。今回はコインブラBでの乗り換えはなく、直行で楽でした。

 

お昼。卵3個は使っていそうなボリュームのオムレツサンドと、鶏肉かと思ったけど、もしかしたら名物の子豚の丸焼きの皮をはさんだのかもしれない、バーガー。

ほとんどが皮で、ちょっとだけ肉がついていたので、多分そうじゃないかと…。これと水2本で、5ユーロくらいだった。とにかく安い。

 最終目的地、ポルトまでは2時間ちょっと。途中、アヴェイロで乗り換えようと準備をしていたら、車掌のおじさんに、「この車両はポルトまで行くよ」と言われました。

最初に切符を見せた時は「アヴェイロ乗り換えだからね」と言われたのだが…。リスボンのトラムみたいに、また変身してポルト行きになったらしい。良くわかりませーん。

 

豪華絢爛なサン・ベント駅に到着です。アズレージョだらけの駅。以下、画像をずらっと。

エンリケ航海王子。大航海時代はここ、ポルトから始まりました。

 

圧倒的でした。

 

ポルトも例によってものすごい坂です。ホテルは下の方、川沿いのペスターナ・ヴィンテージ・ポルトです。一泊22,000円×3泊と格安で予約できたんだけど(これでも安いのよ)、

ホテル側からの、リバービューのお部屋に一泊50ユーロちょっとプラスで変更できますよ、との言葉にOKしました。もちろん、リバービューの方がいいに決まってる。

予約時に調べたら3泊10万超えてたので、これはお得ではないか。

後に知ったが、このペスターナグループはポルトガル国内のポザータも経営してるらしいです。そしてこのホテルの建物はなんと16世紀のものらしいです(これまたぽてちの大好物の古ーい建物)。

インテリアはモダンだな。

 

バスタブと、この旅初めてのティッシュペーパーも確認。(これ、重要です。実際足りなくなりました)。

 

エスプレッソマシンはタダです。もちろん毎日飲みましたよ。

 

3つある窓から見えるのはドウロ川。リスボン同様、河口の街です。そしてポルトの象徴、ドン・ルイス1世橋も見えます。夜景もいいです。

手前に停まっているのは、昔ポートワインを運んだ帆船ラベーロ(を模した船?)の観光クルーズ船。現在ではワイントラックで運び、船は観光専門のようでした。

 

さて、川沿いの観光を今日のうちに済ませないと。珍しく天気もいいしね。

ボルサ宮と左の古いのはサン・フランシスコ教会です。ボルサ宮はポルト商業組合の建物です。ここの見学は英語のガイドツアーのみ可能です。

 

床がすごく細かいモザイク。これもぽてち好み。

そして見どころは、

アルハンブラ宮殿を模して造られた、「アラブの間」。

お金かけたかったんだねぇ。

 

次は隣のサン・フランシスコ教会。

 

金泥細工というらしいです。これでもか、ですな。

 

キリストのお腹から樹が生えている、「ジェッセの樹」。系図だそうです。フザケてないよね?

ここは間違って美術館の分も代金を払ってしまい、すごく高かった。失敗。教会だけで十分。

 

さてホテル付近も探索です。

カイス・ダ・リベイラ地区。川沿いにレストランが並びます。

 

ドン・ルイス1世橋が近づいてきました。二段構造です。上下両方歩けます。上はすごく高い。高さ45m。

 

下の方を渡ってみる。

 

十分景色がいい。ホテルが左側に見えます。右の高台にあるのはカテドラル。

 

さて、今日もあちこち歩き回り、お腹が減った。

ホテルの前にはたくさんのレストランがあるけど、予約がないとなかなか食事するのは難しい。(よく見るとかわいい色合いの建物たちですね)

 

コンシェルジュにお願いして近くのレストランを予約してもらいました。WINEBOXというお店。

2011年のドウロワインはとてもおいしかった。ししとうのオリーブ炒め。日本の居酒屋か!

周りは欧米人の観光客でした。頼んでいるのはチーズの盛り合わせとか、ミニバーガーとか、一般的な欧風のものばかり。多分、バカリャウ(タラ)とかタコは食べられなんじゃないかな、

と思うと、なぜか優越感に浸れたぽてちです。

 

タコですよ、タコ。イカのフライも頼んだけど、画像がなかった。

 

ポルト名物、フランセジーニャのミニ版。パンでハム、ソーセージ、エビなどをはさみ、目玉焼きをのせ、チーズをかぶせてソースをかけて焼いたものです。

実におそろしげなカロリーのお化けみたいな食べ物で、正規版は試してみなかった。

ちょっとお高めな会計でした。ポルトガル料理は高い方がおいしいとは限りません。紹介してもらっておいてナンですが、オビドスの方がウマかった。

明日は上の方を観光します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ポルトガルへの旅 5.コインブラ

2019-04-20 08:18:17 | 

 

 

ポルトガルは土日になると交通機関の本数がめっきり減ってしまいます。この日は日曜で、オビドスからコインブラへ列車移動の予定でした。

しかし、午前中のオビドス発の列車は11時台に1本のみ。それを逃すと午後2時以降になってしまいます。しかもオビドスは野中の無人駅。

なんとも不安なので、(ぽてちは楽天家なのでその日に着けばいいか、くらいに思っていますが夫は心配性です)タクシーで隣町のカルダス・ダ・ライーニャのバスターミナルまで行き、

(カルダスは大きな町で、本数が多い)バスでコインブラへ向かうことにしました。隣町までの15分くらいのタクシー代の方が2時間かかるオビドス-コインブラのバス代より高かった(でも13ユーロくらいかな)。

バス代、列車代はとても安いポルトガル。助かります。

 

まずは腹ごしらえ。上の素敵なダイニングで6ユーロの朝食をいただきました。

スクランブルエッグはフロントの好青年が手ずから作ってくれました。パンも焼き立てでおいしかった。

 

テーブル横の窓から見える景色。なんかのどかで1か月くらい滞在したい気持ちになります。

 

そうも言ってられないので、バスターミナルへ。

高速バスというより路線バスでコインブラ着。

 

ホテルはまだチェックインできなかったので、荷物を預け、イタリアンのお昼をいただき、コインブラ大学を見学することに。コインブラは大学のある、世界遺産の街なんです。

昼から見計らったように降り出した雨の中、メイン通りを抜けてエレベーター(ちなみに有料)のある場所までかなり歩いたけど、なぜか休業。「~歩き方」には日曜もやってるって書いてあったのに。

しかもしょうがなく引き返してから歩きで急坂を上ってみると、てっぺんにバスが停まっていた。「~歩き方」にはバスは日曜運休って書いてあったぞ。駅から乗れたならなんの苦労もなかったのに。

こういうことが重なると、精も根もつきはてるというか、雨に濡れそぼりながら、恨みがましい気持ちにもなります。

 

しかしここまで来て見学しない手もないので、チケット売り場へ。

一人12.5ユーロとは。大学も取りますねー。右上の15hがジョアニア図書館(映画「美女と野獣」にそっくりのシーンが出てくるらしい)入場の指定時刻、午後3時です。

しかし撮影禁止だったのか、気力がわかなかったのか、画像はないです。あしからず。

 

「無情の門」のうえに結び付けられた卒業生の着ていたマントの切れ端。制服の第二ボタン的な意味合いで女子学生がマントを歯で裂くのだとか。それを結んだのかな。

 

ラテン回廊と時計台。ここではラテン語で話さなければならなかったとか。

 

内部の画像は無しの図書館外観です。

 

図書館隣の礼拝堂。

やはりアズレージョ。

 

帽子の間。ポルトガル歴代の国王の肖像画が見下ろしています。

 

コインブラ大学はヨーロッパ有数の伝統校です。昔の学生もこんな景色をみていたのでしょうか。

 

本当は丘の上で新旧カテドラルも見学の予定でしたが、さすがに気力もなくなり中止、ずっと下って、アルメディーナ門を抜け大通りに出ました。ホテルに戻ります。

 

ホテルはアストリアです。ウィーンで泊ったアストリアと同じ系列かな。見た目も内装もそっくり。

 

今回、塔みたいなロマンチックルームに泊りました。12,000円くらい。

 

部屋自体はそれほど広くないけど、雰囲気大好きです。上の方の画像に写ってるテレビ、なんとSONYのブラウン管ですから!一応4チャンネルは写ってました。WIFIは部屋ではつながらず。

 

あぁ、初めてのバスタブ。ゆっくり入りたい。

 

ぐるりが窓なので、いろんな景色が見られました。コインブラもかなりな坂の街です。てっぺんは大学。

そしてなんと、このホテルから、

ウェルカムシャンパンとパイが届いたのでした!すごーい。初めての経験です。最初メイドさんが持ってきたとき、「ウチじゃないですから」と断ってしまった。

そしたらフロントから「予約のお礼です」と言ってきて、とてもうれしかった。さっそくいただいて、ちょっとまどろんだら、体調も少し回復しました。

晩ごはんは近くのスーパーのお惣菜で済ませました。

そしてバスタブで熱いお湯にずーっとつかっていたぽてち。やっぱ日本人はシャワーではいくら長い時間浴びてもあったまらないわ、これだよ、これ。

またまたエアコン効かせて毛布も掛けて寝て、次の日には調子も戻ったぽてちです。とにかくどんなに調子が悪くても、十分寝ると治ってしまう、丈夫なぽてち。

午前中、もう少しコインブラを見てから、最終目的地、ポルトへ向かいます。