ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

浜通り

2012-04-30 18:51:54 | 日記

やはり一度は目に焼き付けておかなくては…ということで、

いわきへ行ってきた。最初はアクアマリンふくしまで、震災後、帰ってきたり、新しく入ってきた

魚や海獣たちを見た。

メヒカリがすこしになっていた気がした。大水槽ももっと大きな魚がいたような覚えがあるが、

今一つさびしかった。ゴマフアザラシの「きぼう」。震災後に別の水族館で生まれた子供だ。

こちらに戻ってきて、スイスイ泳いで愛嬌をふりまいていた。この子はほんとに「希望」なんだな、

と感じる。

漁港では水揚げがないせいか、あの独特のニオイがなく、なければないでやはりさびしいものだ。

地震による建物の被害は思ったほどではなく、県南の白河あたりのほうがひどい気がした。

 

やはりなんといっても津波の被害は甚大で、テレビで見るのと自分の目で見るのでは大違い。

 

震災後に片づけられたこともあるのだろうけど、なーんにも残っていない。根こそぎもっていかれた感がある。

人の姿もなく、草も伸びつつあり、荒涼としていた。どうなるんだろう。

 

 

がれきは学校の敷地内に積まれていた。プールの中も埋まっていて、これまた

悲しい風景だった。生徒たちはもうこの学校に通うことはない。

 

この場所よりひどい状況もあるわけで、想像もできないほどなんだろう。

つくづくすごいことが起こったんだなぁ、と思う。

 

日本に住んでいる限り、また大きな地震や津波に襲われるわけで、やはり

日頃の心がけが肝心なんだろう。それくらいしかできないし…。

あと、どう考えてももう原発はいらない。日本には向かない。多少、税金や

電気料金が上がっても、原発はいらないです。

 

 

 

 

 


三春

2012-04-28 13:57:40 | 日記

隣町の三春滝桜が話題のようですが、今年はここも三春状態です。

三春とは、梅、桃、桜が同時に咲く春のことで、今年のように

いつまでも寒かった年にはこういうことになるようです。

上の画像は桃の木を育てている場所です。

花木を採っているらしく、年々、ちょっとずつ違う場所に植わっています。

 

 

桃は色が濃くて鮮やかです。

ここ数日の暖かさで、桜さえもう散り始めています。咲いたとたんに…、と

ちょっと惜しい気もします。

 

それにしても今日の暑さはなんなんでしょう。ほんの2,30分歩いてきただけで汗ばんでしまいました。

1年のうち、寒くも暑くもなくちょうどいい日というのは何日くらいあるんでしょうね。そんなに

ないような気もします。これから健康診断の時期に(?)向け、ちょっと体重を落としたいと

思っているので、少し運動したいのですが、今日の暑さですでに気持ちが萎えそうになってしまうぽてちです。


北陸往復1000km

2012-04-18 13:29:18 | 日記

母の七回忌で北陸へ行った。今回は二人だったので、車で行った。

新幹線乗り継ぎより早く着いたのはナゼ?ガソリンと高速代入れてもひとり分の

運賃くらいだった気がするし…。

 

15日に金沢の観光をした。運悪く(?)ちょうど桜が満開で、ものすごい人だかり。

兼六園は身動きできないほどの混みようでした。おなじみの灯篭だけチラッと見て、

早々に退散。

 

その前に行ったひがし町茶屋街は比較的空いていて、おみやに(自分の)ぽち袋を買った。

 

るるぶに出ていて、欲しかったので、うれしい。500円だった。

その後は武家屋敷の並ぶお屋敷町を見学。住んでいる人も多く、うらやましい。

でも、休みのたびに観光客が家の周りをうろうろするのもつらいだろうな。

 

石川はどこもこういった水路がはりめぐらされていて、雪解けのせいか水量も多くて結構な急流だ。

水の街といってもよさそうである。なんか雰囲気いいなぁ。

 

小松空港まで父を迎えに行って合流し、ひなびた宿へ。お風呂は茶色の温泉。近所の

住人もお風呂だけ利用していた。

16日には母の実家付近(今は建て替えられ、別の人が住んでいる)など、またまたひなびた

街並みをクルマでめぐる。家は新築でも町屋風で、これも落ち着いていていい。

 

そしてお寺が相変わらずものすごーく立派。浄土真宗なので結構派手だし。400年以上たっているらしい。

見応えあり。

 

 

帰りは立山連峰がきれいに見えた。高さがあるのと、遠いのと、雪で青白く見えるのとで、

浮き上がったように見えて、壮観。いつも圧倒される。

 

 

お菓子の数々。「ちとせ」は昔から好きで、物産展などでは売っていないので、ぜひ買って帰りたかった。

紅白のとってもお上品なお菓子。その他おみやげに親戚からもらったもので、どれも昔ながらのお菓子で、

これもまたひなびているなぁ。落雁や最中やせんべいです。

 

さて、最中24個を1週間以内にいただかなくては。

 

 


久々のツグちゃん

2012-04-13 11:16:36 | 生きモノ(植物含む)

ツグミさんは比較的警戒心が薄いので、こうやって写真が撮れました。

久々です。ほぼ1日おきに残りご飯を置いてやっていて、スズメ、ヒヨドリ、ツグミたちの

えさ場になっています。このあいだなんか、ツグちゃん、お食事の後、隣のつくばいで

水浴びもしてました。健康ランドかい!でもかわいいから許す。

 

そろそろ北へと帰っていくのでしょうね。この間、朝方、クワー、クワーという

声とともに大きな鳥たちが30羽くらい、V字になって北を目指して飛んでいきました。

遠くてはっきりとは分からなかったが、白鳥ではないかと思った。

なんで渡り鳥が旅立つ光景ってこんなに感動的?見るたびうるうるしてしまいます。

ツグちゃん、いっぱい食べて元気に北帰行してくれ。そしてまた冬にはここに

帰ってきてね。

 

 

で、本も読んでます。

湊かなえは「告白」以来です。「少女」のほうは二人の少女が成長していく話かな、と思うとそうでもなく、

ラストはとっても意地悪で、これでは元の木阿弥じゃないか。

「夜行観覧車」は現代の家族が題材で、割と落ち着いた進行で、じっくり読めた。

珍しくラストに希望が見えた気がした。ちょっと角田光代っぽいかな、という印象もある。

 

どうも最近おもしろい小説がない気がする。

日本の作家は震災以来、書けなくなったのかな。

しばらくは海外ものでいくつもり。


「怪談」「ブエノスアイレス食堂」

2012-04-04 10:30:35 | 読みモノ

いやはや、外は未だに荒れ狂っております。昨日から断続的に。

昨日と違うのは、生暖かった気温が一気に下がり、なんと吹雪になっていること。

さっき、スーパーから出てクルマまでわずか30mほどを歩く間に雪まみれ。

3cm四方はあろうかという大粒の雪が吹き付けて、コートやパンツにびっしり

張り付きました。やれやれ。四月にこんな目に合うとは。

画像ではふわっと舞っているように見えますが、庭の中でぐるぐる回っているだけで、

道路は真横に降っております。

 

でもいいの。今朝は欲しかったゴールドのフォブが手に入り、とっても気分がいいのですー。

今から到着が待ち遠しい!

あ、あしたからセールやります。と、さりげなく宣伝しておきますね。

 

さて、ブログはなかなか更新できませんが、本は読んでおります。

 

「怪談」(柳広司)と「ブエノスアイレス食堂」(カルロス・バルマセーダ)。

「怪談」は読み終わりました。ラフカディオ・ハーンの同名小説に触発されて書いたものだそうです。

ハーンの本物は読んだことがなく、比較するとおもしろいと思うのですが、それなりに楽しめた。

「雪おんな」…なるほど犯罪の目撃者がねぇ。あの人なんだ。

「ろくろ首」…ラストがちょっと無理やりかな。

「むじな」…これ、オリジナルは中学の英語の教科書に使われていたな。コスプレっていうのが笑えた。

「食人鬼」(じきにんき)…これは最初からオチが見えてしまった。

「鏡と鐘」…オリジナルを知らないけど、なかなかうまいトリックだと思った。ネット社会でありそうな話。

「耳なし芳一」…オリジナルのほうが数倍コワい。

で、「ブエノス~」のほうは読み始めたばかりなんだけど、「食人鬼」と似たところがあり、

びっくり。ときどき借りた本が似ていることがあります。不思議。

アマゾンさんいわく、

「故郷喪失者のイタリア人移民の苦難の歴史と、アルゼンチン軍事政権下の悲劇が交錯し、双子の料理人が残した

『指南書』の驚嘆の運命、多彩な絶品料理、猟奇的事件を濃密に物語る。「アルゼンチン・ノワール」の旗手による異色作。 」

ということになるらしい。全体に暗い色彩が目に浮かぶような内容で、ブエノスアイレスの街並みや料理や調理器具が

いい色合いで目に浮かぶような小説。雰囲気を楽しみたい。

 

ちょっと前にBSで「ミス・マープル」をやっていて、初めて見たら、なんとなんとおもしろいではないか。

おばあちゃんの謎解きなんて…と敬遠していたが、これが自然体でなおかつ鋭い!

ポアロが仰々しいばかりに思えるほどです。そしてまたイギリスの田舎の美しい風景と

すばらしいお屋敷の数々…。すっかりファンになってしまった。

次の放映が待ち遠しい。何事も先入観を持って見てはいけないということですね。