ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

ポルトガルへの旅 7.ポルト

2019-04-22 08:10:34 | 

さて、今日も街歩き。腹が減っては…なので朝食です。

左の皿のスポンジはかすてらの原型、パォン・デ・ローです。その日によって真ん中あたりが生っぽいバージョンもあり、まさにぽてちが作るちょっと失敗気味のかすてらでした。おいしい。

料理のカウンターが3つもあり、何時間でもいたくなるような幸せなレストランだったなぁ。

 

ホテルのある川沿いから丘の上まで恐ろしい急坂なので、ケーブルカーを利用します。

歩いて3分ほどのところの、ドン・ルイス1世橋のふもとにあります。2.5ユーロだったか。

 

ちょっとビビる傾斜。

 

ジェットコースターじゃないですよー。ま、景色もいいし、有料の価値はあるかもね。実は後にもう一回乗ったのだった。

 

そして、リスボンよりさらにレトロなトラムに乗ろうとしました。

が、30分に一本しか運行していないため、時間が合わず、やめました。さぁ、歩くぞ。

 

ポルトの教会は、リスボンより野性味があるというか、泥臭くて、いい。

サント・イルデフォンソ教会。ここから道を間違えて、北へ北へと行ってしまう。

 

 

マジェスティック・カフェ。1921年創業。中はアールヌーボーなんだとか。

 

ミスコースしたために北のはずれのアルマス礼拝堂も見ることができた。すごいアズレージョ。

ちなみにこういう地元に密着した教会はミサが頻繁に行われているようで、なかなか入りにくい雰囲気なんです。外観のみ。

 

なんとかコースを修正し(今回初めて持参したコンパス。結構役に立ったが、この場面では見るタイミングが遅すぎた…)、市庁舎前に到着。

市庁舎って、大体どの都市もこんな見た目です。なぜ?

 

次に目指すのは、塔のあるクレリゴス教会。塔はポルトガルいち高いという。でも上らなかった。階段らしいし。(このあたり、長旅の疲れが出てきてます)

 

教会はこんな感じ。

 

お次はハリーポッターで有名になり、ポルト最長の行列になっていた、レロ・イ・イルマオン書店を訪れます。

ハリーポッターの作者、ローリングはポルトに住んでいた時期に執筆したそうで、あの魔法の本を扱う本屋のモデル(らしい)と言われています。

まずチケット売り場がこの行列。

 

この階段がいいらしいです。でも上るのに苦労するくらい、ごったがえしていました。

 

たしかにきれいな本屋さんではあります。

 

あれ、ハリー?

後でまた通りかかったら、行列はさらに長くなっていました。それほどのものかなぁ。ま、みんなそう思ったことでしょう。

 

カフェで休憩後、カルモ教会へ。

 

この、呉須がねぇ。染付を見慣れた日本人にはなじみ深いよなぁ。

 

この後天気が急変し、土砂降りとなったので、サン・ベント駅からメトロに乗りました。

こちらは晴れた時のサン・ベント駅。

 

さて、ポルトにはこちらのアンダンテカードという、交通系のカードがあります。この時、サン・ベント駅で購入しました。

リスボンのヴィアジェムカードとの違いはケーブルカーやトラムには使えないこと。メトロくらいしか使えない。結果、メトロ一駅往復分しか使わなかった。

ポルト市も、もうちょっと考えた方がいいのでは?ガラガラのトラム対策のためにも。

 

さて、メトロといってもすぐに地上に出てしまい、ドン・ルイス1世橋の上段をノロノロ渡ります。このあたり、いかに高低差がスゴいかわかるハナシですよね。

メトロ→地上→橋の上があっという間という。人がすぐ脇を歩いてます。危険!

 

反対岸(ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア)から大西洋方面を望む。また晴れました。ホントよく通り雨が降ります。でも日本の梅雨とは全く違い、湿度は感じません。道路もすぐ乾く。

道路をはさんだ隣の修道院、ノッサ・セニョーラ・ド・ピラールからの眺めの方がいいらしいが、ここでも足が向かわない。上りなので。(旅の疲れ…)

それよりお昼でしょう。

 

 

反対岸に戻り、ホテルからちょっと上ったにぎやかな通りにある、カフェ風のお店。観光客相手だからと期待してなかった。でもそこはポルトガル。外しませんよー。

期待以上の味。ポタージュスープとバカリャウです。このバカリャウは玉ねぎと何かの野菜とともに炒めてセルクルで型をとったのかなぁ。上にじゃがいものフライが乗っている。

最初、かまぼこのような味がしました。うまみが出てたのね。パリパリのフライとよく合う。

 

こちらはカリカリの豚肉に、店員さんが生卵を落としてガーッと混ぜたソースをかけていただく料理。このソースがねぇ。ブドウの味がしましたよ。

ワインではなく絶対生のブドウ。なんだこれ。でもウマいのです。

お値段はランチ価格だったので、各10ユーロ弱くらい。

 

さて、お昼からは午前中雨で行けなかったカテドラルへ行きます。ホテルから距離はさほどないけど、道が複雑で上りなのでまたケーブルカーに乗って。降りてすぐに目的地でらくらく。

もと要塞というのがわかる外観。

 

教会の前に立つ、ペロリーニョ。罪人のさらし柱です。すごく高いんですけど。実はオビドスの広場にもありました。そっちは小さかった。

こんなのにさらすとは…すごい。

 

やはり回廊があり、

 

やはりアズレージョがあります。

こちらが江戸中期の染付の色だとすると、

 

こっちは江戸末期以降のベロ藍の色だな、と感じたぽてちです(染付大好き)。

 

帰り道は下りなので、こんな路地をゆっくり下りました。

そろそろおみやげも買わなくてはならず、夕方ドウロワインを求めてホテルの上付近をうろうろしました。その時また通り雨に会い、こんどは夫が体調悪くなりつつあります。

夜は近くのSPARでハムやビールを買い、ホテルの湯沸かしでカップめんを作って食べました。

赤いきつね、最高にうまかった。こんなにダシが効いてたのね。日本を離れて気づきました。次の旅行も必携だな。

明日はエクスカーション・ツアーに出かけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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本当に (ひろ)
2019-04-22 13:51:11
恐ろしい程の坂の街ですね。皆さんさぞ足腰が強いことでしょう。
教会の壁一面のアズレージョ、すごい!作った職人さん?がすごい。根気のある人たちだわ〜メンテナンスが気になります。
バカリャウって美味しそうですね。それにしてもいつもビール・ワイン付きのランチがうらやましいです。
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あ、気づきました? (ぽてち)
2019-04-22 18:08:10
さすがに日本では毎日は飲みませんが、なにしろ歩くので、のどの乾きも非日常です。

なぜ坂道の町ばかりなんでしょう。それも半端ないほどの。考えても分かりませんでした。
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