ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

ポルトガルへの旅 4.オビドス

2019-04-19 07:36:29 | 

(なんか自動バックアップがあると思っていたのに書いた記事が消えていて、頭真っ白なぽてち…数時間損した…)

 

気を取り直して…

オビドスへ向かう朝ですが、サン・ロケ教会を再訪します。「光の街、リスボンを歩く」を読んで、全く見るべきところを見てなかったことに気付きました。今また行かないと一生行けないかもしれない。

ここは、かの天正少年遣欧使節団が滞在した教会です。千々石ミゲル、伊東マンショ、中浦ジュリアン、原マチルノの4人、なつかしい名前。もう500年近く前になるのですね。

まずはおなじみ、フランシスコ・ザビエルです。王に謁見の様子。

 

こちらはペスト除けの聖人、ロケと足元にはパンをくわえたワンちゃん。パンをロケに運んで命を助けたそうです。

 

主祭壇には聖母子の両側にザビエルとロヨラ。

そして壁画には長崎で殉教した日本人イエズス会の修道士が描かれているらしいのですが、よくわかりませんでした。

 

それより上段の二人が日本人っぽく見えたなぁ。

 

こちらの洗礼者ヨハネの礼拝堂はすごいですよー。イタリアから芸術家を呼んで、6年かけて作らせた祭壇で、黄金(もちろんブラジルから持ってきたもの)、

めのう、ラピスラズリ、アメシストなどをふんだんにつかってあるそうです。そしてこの絵、実は絵ではなく、細密モザイク画なんです。暗くて遠くて全く分かりませんでした。

みどころ満載ですので、リスボンにお出かけの際にはぜひ!

 

さて気が済んだところで、オビドスに向かいます。中世の香りが残る城壁に囲まれた人口800人ほどの町。ぽてちの大好物!

地下鉄でカンポ・グランデ駅へ行き、バスターミナルへ。

オビドス行はこんな停留所ですけどね。ここで待っている間、天気が急変し、土砂降りになりました。イスに座っていても吹き込んできて濡れてしまった。

思えばこの辺からカゼ気味になりました。バスに乗っても暖房もしてないし。

1時間ほどでオビドス着。そしてまた急に雨。ホテルを探してうろうろ。

 

普通の民家のようなエントランス。分かりにくい。カサール・ダ・エイラ・ブランカ・オビドスです。一泊8,000円くらい。

 

次の間。

廊下。

 

共有スペース。

部屋は20㎡くらいで広く、雰囲気は田舎の家そのもので、すごく素敵。ポルトガルは家具もなかなかです。返す返すももうちょっと暖かい時期だと良かった。

エアコンが効かず(すき間が多い)、毛布を掛けてしのいでいました。

 

お昼を過ぎていたので、さっそく出かけます。タスカ・トルタという、宿の人に教えてもらった店。

(サッポロじゃないよね?)珍しく、黒ビール。

 

またバカリャウ。

 

ケバブと書いてあったが、チキン。そして大量のご飯。ポルトガルでは付け合わせとしてではなく、主食のようにしてご飯を食べるみたい。

どちらもおいしかった。

 

さて、街歩きです。

青と黄色が特徴的なかわいらしい街並み。

 

通りではところどころでオビドス名物のジンジャをチョコレートのカップに入れて飲ませてくれます。1.5ユーロくらい。チョコレートボンボンみたい。

ジンジャはサクランボから作る、20度の、強くて甘ーいお酒です。

 

サンタ・マリア教会に行ってみました。

内部のアズレージョは17世紀のものだそうです。

 

城壁の外には古代ローマの水道橋もあります。

 

城壁の上に登ってみました。町が一望できます。城壁はぐるっと取り巻いていて、以前は歩いて一周できたようですが、事故があったとかで、現在は通行止めで一部しか歩けません。

足がすくむほどのすごい高さですよー。向こうにお城が見えますね。

 

ポザーダ(お城を改築してホテルにしたもの)です。ぽてちは高額で泊りませんでしたが、自分のホテルのほうが良かったかな、と思います。

ポザーダは一部開放されていて、上れます。景色はいいですね。遠くの煙は何かを焼いて料理しているもので、とってもいい匂いがしました。

 

 いい匂いに誘われて、夕食です。

プリメイロ・デゼンブロ。家庭料理の店として有名みたいですね。宿でもイチオシとのことでした。入ったときは貸し切り状態でしたけど、次々とお客さんが入ってきました。

給仕のおじさんが常ににこにこしてて、英語はそれほど通じないけど、とっても感じがいいんです。ポルトガル人は親切で温厚な人が多いと感じました。

あまり大声出したりしないし、店も呼び込みはほとんどない。観光地で値段がボラレていることもないし。体格も小柄で、日本人にはなじみやすい。

 

さて、ぽてち待望のイワシの塩焼きです。アジくらいの大きさのが4尾。うまーい。魚だけでお腹いっぱいでした。

 

イカのオリーブ炒め。クスクス添え(多分)。おいしかったそうです。ほんと、ハズレないです。お値段も安い。10ユーロ前後です。

さぁ、冷えた体も中からあったまったし、ホテルへ戻るとするか。と表へ出ると、また雨。勘弁してほしい。

シャワーではあったまらず、毛布を掛けても寒くてしばらく寝付けませんでした。明日はコインブラへ行くのに。


ポルトガルへの旅 3.リスボン2日目

2019-04-18 07:59:41 | 

ポルトガル到着後、どうも天気が悪く、しばしば雨に降られてしかも寒い。今日は隣町のシントラへ出かけて宮殿めぐりをしてこようと思っていたのだが、

予報を見ると昼から雨、風が猛烈になるらしい。いったんリスボンを離れてしまうと、途中でホテルに避難、ということもできないので、今回はシントラ行きを断念し、

プランBにしました。残念至極。レガレイラ宮殿のリアルRPGの世界を体験したかったなぁ。

 

と、悔やみつつ、有名なリスボン水族館へ行ってみることにしました。トリップアドバイザーでは世界1とされているそうだ。

時間も早いので(とにかく旅行中は早起きなぽてちです)、先にグロリア線ケーブルカーに乗り、サン・ロケ教会を目指します。

リスボアカードは24時間を過ぎたので、近くのロシオ駅で新たなカードを購入します。

ヴィヴァ・ヴィアジェムカードという交通機関なんでも使えるカード。24時間券で6ユーロくらいだったと思う。24時間使い切った後、チャージ式に変えても使えるらしいのですが、

うまくいかず、次の日結局もう1枚買ってしまった。でも0.5ユーロで発券できるのです。

 

ケーブルカー(カード使えます)内部は白く塗られていますがやはり木造。

 

まわりは落書きだらけで、グロリア線は昨日のビッカ線とは大違い。

 

電車も落書き。

 

降りるとすぐにサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台があります。一番有名な展望台で、昔、ミゲル少年が、「ショーシューリキー!」と歌い上げていた場所です。

 

こんな眺め。天気が悪くてイマイチ。真ん中の木が固まった高台が昨日行ったセニョーラ・ド・モンテ展望台です。こちらは西側、向こうは東です。

 

ちょっと歩いてサン・ロケ教会へ。

ここはワケあって、明日もういちど訪れるので、詳細は明日。

 

シアード地区のこれまたすごい坂を下り(遠くに川が見えます)、地下鉄のバイシャ・シアード駅を目指します。

 

バイシャとシアードを結ぶ駅で、すごい高低差をエレベーターで下ります。

 

いくつ乗り継いだかなぁ。地元の人はこれで丘を登るらしい、っていうか、あとは徒歩しかないか。

 

地下鉄を乗り継ぎ、市北東部のオリエンテ駅を目指します。

オリエンテ駅周辺は、以前万博が開かれたそうで、水族館も広々した敷地内にあります。リスボン旧市街とはまったく雰囲気の異なる地域です。

 

 

中に入ると保育園児らしい、かわいい来場者がたくさんいましたよ。暗いので迷子にならないで。

 

天野尚さんというアクアリストの追悼展示らしきものが企画として行われていました。

 

巨大な横長の水槽で、大きな魚はいないのですが、とても美しかった。

 

リスボン水族館は大阪の海遊館を設計したピーター・シャーメイフという人が設計したそうです。これは中央部分の巨大水槽。

 

ペンギン、ラッコ、鳥も飛んでました。

 

カエルなんかもいました。

多分、水族館の数は海外にはそれほど多くないのではないか。正直、日本の水族館の方が規模は大きそうな気がする。というか、日本は水族館だらけなんでしょうね。

 

歩き回ってお腹もすいたので、駅前のヴァスコ・ダ・ガマショッピングセンターで昼食です。

ショッピングセンター内ではありますが、なかなかどうして、ウマいのですよ、これが。

こちらはとっても薄味のスープ。ポルトガル料理はスープは薄味です。ポテトポタージュにいろいろな具を入れるパターンで、こちらはキャベツ。

向こうにあるのは突き出しで、豚バラ(骨と皮が付いてるようだった)のカリカリ揚げ。おいしいがすっごく硬くてあまり食べられず。

 

バカリャウの焼いたものが下にある。

 

ポークステーキ。ポルトガルでは牛肉はあまり食べないみたい。この骨付き肉、サイコーにおいしかった。今まで食べた豚肉でベスト3に入る。サラダはフランスパンと大豆入り。

 

いやー、量も質もすごかったね、といいつつ、旧市街へ戻り、国立古美術館というところに行きました。

あれ、ちょっとヘタ?

 

南蛮屏風があります。この美術館以外にも何か所かにあるらしい。

 

こんなのも。

 

またホテルで小休止。美術館で降りる停留所を間違え、さらに雨に降られてクタクタ、ボロボロです。でもせっかくなので、ホテル並びにある教会に行ってみることにした。

サン・ドミンゴス教会。「~歩き方」には載ってません。

 

昨日のカルモ教会のように、壮絶な内部です。1755年の地震で倒壊し、さらに70年前、火災にも見舞われたそうです。

それでも再建され、この荘厳な、というより鬼気迫る雰囲気。

 

柱の傷も生々しい。宗教の力を見た思いがしました。ぜひ皆さんも訪れてみてください。

 

さて、まだサン・ジョルジェ城へ行ってないので、エレベーターで行ってみます。

バイシャ地区には無料のエレベーターがあるのです。

 

さらに奥に見える、スーパー、ピンゴドーセのエレベーターを乗り継いで、城のふもとまで行きます(さらに坂を上るけどね)。

 

お城からは眺めはいいです。

ちなみに真ん中奥に見える、黄色の上にぴょこっとペントハウス的なものが乗っているのが泊まってるゲストハウスです。

 

城壁の上に登れます。

 

なぜかクジャクが数羽います。大人気。

 

帰りに通った道沿いのビルにはアズレージョで絵が描かれてました。

 

食品店。ちなみにバカリャウはこの、大きな氷下魚(こまい)みたいなヤツ。戻すの大変そう。

 

ピンゴドーセでお世話になったので、買い物をして帰りました。スーパーのお惣菜もこれまた薄味でウマい。フランスより全然いいです。安いし。

これ全部で2000円しなかったんじゃないかな。フランスだと3000円超えそう。今回、スーパーで買って食べたものの写真はこれだけ。手抜きですな。

今日も天気が悪く、また2万歩超えたりで、徐々に疲れがたまっていく。そして次の日からぽてちは体調不良になったのでした。

 


ポルトガルへの旅 2.リスボン1日目

2019-04-17 08:02:50 | 

例によって旅行中は早く目覚めてしまうぽてち。しかもこちらは7時過ぎないと真っ暗。サマータイムってなんか変。

 

超人気でなかなか乗れないトラム28番も、早朝なら空いているハズ。始発停留所のマルティン・モニシュが歩いて2分ほどなので、そちらへ向かいます。

それにしても寒い!10℃ない。

ブレブレで申し訳ないが、トラム内部の写真がこれしかない。ちなみに今回、画像はあまり期待しないでね(なんか気力が…)。木製で、実に趣のある内装です。

目指したのは、セニョーラ・ド・モンテ展望台です。リスボンは坂の街で、中心のバイシャ地区以外はすべて高台です。よって展望台もよりどりみどり。

しかし到達するのは大変。この展望台も、とてもじゃないが歩きで行けません(距離的にはホテルから近いのだが)。

 

隣の高台にある、サン・ジョルジェ城が見えます。

遠くに見えるのはテージョ川。リスボンは河口にある街です。ちなみに展望台の中でここが一番高いのではないかと思います。ちょっと不便なところにあるので空いています。おすすめです。

なんか着いて夜明け早々に一番の景色を見てしまった気がするなぁ。これ以上の眺めは望めないような予感がします。息をのむほど素晴らしい景色でした。

 

いきなりのアズレージョ(主に青のタイルのことです)だらけのアルファマ地区(1755年の大地震の被害がなかった、古い下町です)を歩きで下ります。

聞きしに勝るすごい坂。

こうやって写しても分からないと思いますが、下りを走り出すと絶対転ぶ。上りは山登りレベルです。ぽてちは絶対こんな風に駐車できない。しかも多分マニュアル車ですよ。

 

さてホテルに戻り、お楽しみの朝食です。お、ベイクドビーンズ。スペイン風オムレツの横の、キノコ炒めがウマい。

 

ちなみに部屋からの眺め。城が見えます。

 

さぁ、午前は郊外のベレン地区の観光。リスボンはあれこれ見どころを回るより、街並みを堪能したいぽてちとしては、明日のまる一日シントラ行きもあり、今日の午後しかゆっくり歩けないのでは、と危惧しております。

まぁ、世界遺産なのでしょうがないか。近くのフィゲイラ広場始発の15番トラムでジェロニモス修道院を目指します。30分くらい。

途中、海沿いのコメルシオ広場に立つ、勝利のアーチ横を通りました。立派。

 

ちょっと時間が早いので、行列ができる前に、有名なパステル・デ・ナタ(エッグタルト)のお店へ。

ここ、パスティス・デ・ベレンはとにかく一番おいしいらしいので、頼んでみた。うん、うまい。外側が春巻きの皮みたいにバリバリで、中は温かでとろとろです。

ま、ぽてちはそれほど甘いものずきではないので(特に海外の甘さは苦手)、その程度かな。それよりも…

 

お店の内装のアズレージョがかわいい!とにかく、ポルトガルといえばアズレージョです。この先、何度も見ることになります。

 

さて、ジェロニモス修道院ですが、正直、世界遺産といわれても、うーん、でしたね。とりあえず画像を。

 

たしかヴァスコ・ダ・ガマの石棺です。

ようするにアレです。ポルトガル華やかなりし頃の記念に、なにか大きな宗教的なものをドーンと造りたかったんでしょうね。

ちなみに毎年コロコロ変わる、リスボアカードでの入場ですが、今回はチケット売り場へ行くことなく、真ん中の入り口で並んでカードを機械にピッとするシステムでしたね。ここから24時間ってことかな。

ベレンの塔はまた違って、普通に行列に並んで、チケットを買う人は買い、リスボアカードの人は見せるだけ、という、行列に関してはあんまり意味ないやり方でした。

 

近くにある、発見のモニュメントです。先頭はエンリケ航海王子。ひとりおいてヴァスコ・ダ・ガマ。ちょっと後ろにマゼラン。

右から二番目がフランシスコ・ザビエルです。ザビエルという人は、司馬遼太郎の本でわかったんだけど、宗教オタクというか、布教にすべてを捧げていた人らしい。

位は貴族並みに高いのに、ぜいたくを嫌い、服もボロボロで、食べ物も托鉢だったとか、アジアへ向かう船では一般人と一緒に寝起きし、病気の人の世話をし、汚れ物の洗濯までしていたらしいです。

それが日本に最初にキリスト教をもたらした人でした。

 

しばらく歩いてベレンの塔に着きました。こちらも司馬遼太郎は「テージョ川の公女」と言っているけど、なんだか薄汚れていて、しかも中は見るべきものもなく、

ぽてちは「行かなくてもよかったかも」と思いました。その割に混んで時間かかるし…。

 

カイス・ド・ソドレ駅まで戻り、リベイラ市場のフードコートで昼食です。

すごく広くてすごく混んでました。

 

初めてのバカリャウ料理をビールとともに。バカリャウは干しタラを戻して用いる料理で、何十種類もある、ポルトガルではもっともポピュラーな料理のようです。

こちらはコロッケのように揚げたもの。以前、「地球タクシー」で、ここで食べてるドライバーがいて、食べたかった。

 

さらにエビの塩ゆでとタコのサラダと溶けたチーズとパン。ポルトガルは日本より魚介をよく食べます。おいしかったが、ちょっと高い気もした。お店を検討してから行けば良かった。

 

お腹も満足で、近くのケーブルカーへ向かいます。(なんか今日一日の記事がすごく長くなりそうですけど、ついて来てますかね。)

有名なビッカのケーブルカー。急坂もスイスイ。

脇を歩く人もいます。

 

ニャンの横をすり抜け、

 

カルモ教会に着きました。衝撃的な光景ですよね。1755年の地震で倒壊したそうです。震災遺構ということかな。

3.11を経験している者にとってはなんとも胸に迫る光景でした。

 

こちらは近くのサンタ・ジュスタのエレベーターの屋上です。下りは空いているということなので、上から下へ。

 

内部はやっぱり木造。

 

下からみるとこんなです。独立してるように見えますが、頂上は奥の方へ連絡してます。20世紀初頭の建築。

 

いったん歩いてホテルへ引き返し、しばし休憩。ホテルが中心部にあると、これができて楽。

今度は12番のトラムでカテドラルへ向かいました。しかしなぜか写真を撮っていない。ちょっと疲れてたみたい。

カテドラル前の停留所から12番でホテルに戻ることに。(12番は環状です)しかし、ここで事件が!

なぜか環状のはずのトラムが西へ西へと向かっていく。あれよあれよという間に市西部の住宅地へ。どうも途中で28番トラムに変身したようなのです。

それか間違って12の表示を付けていたか(途中、12と28はルートが重なっている)。ま、とにかく、28番に乗って終点まで行けて、(さらに乗ってホテル近くの終点まで引き返した)

良かった、かな。以下、画像。

さっき行ったカテドラル。

 

アルファマ名物、狭すぎるトラムとのすきま。ギリギリ。

 

自分でも一日頑張ったと思いますが(事実、2万歩を越えたらしい)、さらに歩いて食事に出かけます。

鮭とまぐろのリゾット。

大きなムール貝。店の名前は不明。ロシオ広場の近くでした。

いやー、ポルトガル料理、ハズレないです。どれもウマい。日本人に合ってます。欠点は味が濃いこと。最初はいいが、だんだんクドくなってくる。

この時も、ビールじゃなくて水をもらえばよかった、と思った。でも、今まで行った国の中では断トツです。おすすめ。

明日も多分、2万歩あるくぞー。


ポルトガルへの旅 1.成田~リスボン

2019-04-16 10:27:17 | 

4月初めから10日間、ポルトガルを旅してきました。

今回はいつにも増して厳しい旅でした。原因は天候の予測が甘かったこと。

3月のポルトガルは、気温が20℃くらいまで上がっており、雨も少なかったことから、ペラペラのカッパと薄手のTシャツなど、

軽装を用意し、ダウンなど持っていくことすら考えなかったが、持っていくべきというより、カッパより断然ダウンだった。

出発直前に念のために入れたセーター1枚をほぼ毎日着るというハメになりました。トホッ。

おかげで夫婦二人、体調をくずしてしまった。寝込むまではいかなかったけど、病院行かなきゃならなくなったらどうしよう、という恐怖は一瞬よぎりました。

 

後悔先に立たず。それでは成田へ向かうところから…。

しかし、さっそく新幹線の中で忘れものに気づいたのだった。化粧筆セット。おかげでアイシャドウはちっちゃいスポンジチップ1個で4色をこなし、チークは無しで過ごしました。成田空港には紅筆しか売ってなかった。トホホ。

 

今回はKLMオランダ航空を利用します。

機内食はいつものエールフランスとあまり変わらず。同じところが作ってるかも。ウェルカムシャンパンとメニューがないのが寂しい。

 

二度目の機内食。サラダとデザートの果物がおいしかった。これもいつも通り。

 

アムステルダム・スキポール空港の乗り継ぎはまたまた時間が足りない上に、入国審査メチャ混み。順番を先に回してもらってようやく間に合った。

リスボンまではTransaviaという、聞いたことない会社の飛行機で、恐れていた通り、飲み物有料のLCCのようでした。

リスボン空港は風が強いのか、着陸寸前までものすごく揺れて、ぽてちは一瞬、最悪の事態を覚悟したほどです。今までの着陸で一番怖かった。

 

空港ではまずATMでキャッシングをし、その後リスボアカードを買いました。

これ、必携です。24時間20ユーロですが、必ず行く観光地が無料や割引きで、

乗り物すべて乗り放題。リスボンは坂道が多いので、トラム、地下鉄、ケーブルカー、エレベーターなど、いろんなものに乗りますが、気にせず乗れて、お得で楽です。

早速地下鉄でピッとやって使用開始(施設の利用開始は自分で時間を書き込むというアバウトなものです)、ホテルに向かいます。

 

ホテル。他の街はすぐに決められたのですが、リスボンだけ決め手がなく、(物価は安いがホテルは高いし)直前まで物色してました。ひょんなことから見つけた

ゲストハウスがとても良かったので、そこにしました。中心部にあり、交通至便。

広さは34㎡(!)のジュニアスイートで、その割に一泊2万くらいで標準的だった。ホテルとゲストハウスって何が違うのか、最後までわかりませんでした。

 

寝室全体を撮れば良かった。すごく広いんです。

 

こちらは書斎風の別室。ベッドを置けますね。家具も多く置かれていて、アンティークっぽかった。

 

バスルームも広々。

 

でもシャワーのみ。ポルトガルはバスタブつきは少ないみたいでした。

 

さっそくスーツケースを開けると、夫の方に開けられた形跡がありました。自撮り棒が気になったみたい。何に見えたんだろう。銃?成田で開けられたな。

以前、鍵を壊されたので、それ以後鍵はかけずに預けるようにしてます。

近くのお店でビファナという、豚の生姜焼きをバンズにはさんだようなパンとビールを買って、いただきました。おいしかった。

でも疲れはピークで、写真を撮ることも忘れ、早々に寝て明日からの街歩きに備えます。