「俺俺」

「俺俺」（星野智幸）を読んだ。
この暑いさなか、自分ながらよく読んでいる。
今、読書感想文の宿題を出してほしかった。学生時代じゃなく。

ところで、今回の星野智幸はとても読みやすかった。いつもシュールすぎて
よくわからなくなってしまうけど。

なりゆきでオレオレ詐欺をしてしまった主人公。しかし詐欺だったはずが
本人になってしまい、そのうちどんどん「俺」が増えていく。
気付くと親も上司も電車の乗客もすべてが「俺」。その状況に堪えられなく
なった「俺」は「俺」を「削除」し始めるのだった。

マクドナルド、金麦、EOS…。みんなが知ってる固有名詞がちりばめてある。
現代人は画一的だ。だから「オレオレ」詐欺だって成立するんだろう。
ありえない話ではなく、ありそうな話だから引っかかるのでは？

そういう画一性が私は一番嫌いである。だからブログのタイトルも
「人とはちがうモノ」としてあり、人とは違う考え方をしようとしている。
だって、人と同じじゃつまらなくないですか？単純に。

だから流行りの物には興味がなく、着るものも人と違うものを目指して
eBayで探してます。って、本の感想ではなくなってきましたが、
「俺俺」はおもしろかったです。やっと一般受けしそうな内容で、
星野智幸ファン（じつは）としてはうれしいです。
今までいいこと言ってるのにあまり評判にならなかったので。
Amazonでも在庫切れのようです。おすすめです。

「叫びと祈り」

「叫びと祈り」（梓崎優）を読んだ。
予約してからずいぶんと待たされ、大型新人と騒がれたわりには、「うーん」。
自分で発見するとまた印象も違ったと思うのだけど。
確かにアフリカの砂漠、ロシアの修道院、南米のジャングルなど、
舞台が凝っていて、臨場感あります。ミステリーなので、ネタもまあまあ。
しかし最期の「祈り」はいらなかったね。総括的にしたかったのかもしれないが、
蛇足でした。

アマゾンで一緒に購入されている本として、道尾秀介の本があげられている
ところから、推して知るべしって感じ。
次回、すごくよくなるか、すごく悪くなるか（私の感想としてですが）の
どっちかであるだろう作家です。

ところでイギリスからのワンピースがまだ着かない。
問い合わせたところ、7月6日の郵便局の領収書が添付されており、
「確かに送りました。間違ってお隣に配達されたりしてませんか？」的な
返事が来た。いや、それは、ない。
ここらで海外から荷物の届く家はないですよ。
もし来たら、「なんじゃこりゃー」となるでしょう。
いよいよシーズンに間に合わなくなりそう。
しばらくイライラが続きそうです。

昨日の荷物と夏の買い物

昨日届いた戦果です。上は前から欲しかったヴィクトリアンのバングル。
左下はネコ様のチャーム。右下はルーサイトのブローチです。
まずはワンちゃんのブローチから。



かわいいでしょう。最初、犬もシルバーかと思っていたら、ルーサイトという、
昔の樹脂でできていました。ま、かわいいからいいかな、と。
テリア系は好きな犬種です。元気いっぱいで。

次はネコ様。



バスケットの中にネコ様が鎮座されております。
人気のチャームです。バスケットが小さいのに精巧です。

最期は重厚なバングルです。



このレリーフ。すべて違う花が描かれていて、落札した時は
よく見えなかったのですが、到着してからじっくり見て、これはもしかして
名品だったのでは、とコーフンしました。すばらしい技だと思います。
1883年製。

いずれ「銀の実」で紹介しますね。

今日も朝から暑かったですが、昨日載せたワンピを着て、肩と二の腕隠しの
黒の透けるカーディガンをはおり、元気に街へ夏のお買い物に…。
といっても総額2,000円（どうしてもこのくらいの金額になってしまう）くらいのものです。



まずは涼しげなうちわを買いました。1,000円くらいするのかと思ったら、
なんと220円。安っ！早くタダでもらったのを処分、処分。
そして毎日さいたま市まで通勤している主人のためにタオルハンカチを
2枚追加。自分には運転の際使うＵＶカット手袋。前から気になっていたんだけど、
白とか黒は目立ちそうで…と思っていたら、グレーがあったので、
これならいいかも。
指先が開いているのがミソ。すべらない。なぜか中森明菜を思い出し、
なつかしい。自転車でも使えそうですね。

そういうわけで、少しでも暑さを忘れて快適にすごしましょう、ということでした。

Talbots麻100％

毎日がガマン大会の今日この頃、みなさんお元気ですか？

アメリカからTalbotsのワンピースが届きました。
このメーカーはアメリカではよく知られているらしく、日本でもイオンが販売しているそうですが、私は知らなかった。
古着ということになるんだけど、麻ということもあってか、それほど古びた感じ
もなく、なにより送料込2,000円以下なので、満足です。
欠点は裏地が付いていることですかね。
高温多湿のこの夏では、張り付きますね、まちがいなく。
花の刺しゅうがされており、サイズは「4」です。アメリカではSサイズでしょうね。
12とか14が普通らしい。どんだけビッグなんだか。

アメリカも着るものは安いですが、これがイギリスのeBayになるともっと安い。
あちらはパーティーが多いのでしょうが、やはり同じものを何度も着るわけにも
いかないからなのか、パーティー用ドレス（ちなみにワンピースという言い方
はないです）が安くて数も多いです。お互いとっかえひっかえして
やりくりしてるのでしょうね。賢いやり方です。二、三千円ですばらしいのが
買えます。
私も結婚式に呼ばれたら（そんな機会ももうないだろうけど）、ここで買おうと
思ってます。

あと一枚、イギリスから届くはずなのに、2週間たってもまだ来ない。
（ちなみにこちらも送料込2,000円くらいで、よそ行き風。）
遅い。遅すぎる。夏が終わってしまう。

最近、毎朝じんましんが出ます。若い時にも夏の朝だけ出ることはあったので、
それほど気にしてないけど、きょうは鼻炎も…。
さっき、鼻炎カプセル飲んでしまいました。あまり好きじゃないけど。
ノドがカラカラになるし、眠くなるし…。

ようするに、夏バテなのかも。みなさんも気を付けてくださいねー。

ビアトリクス・ポター展

徒歩でも行けるくらい近いけど、なかなか行かない美術館。
昨日から「ビアトリクス・ポター展」が始まりました。
ウサギさんずきのぽてちとしては是非行かないと。
毎年夏休みには子供向けの企画展を開催していますが、
今年はピーターラビットで行くことになったようです。
二日目の今日はまだＴＶなどで大々的に宣伝していないせいか、すいていました。

中に入るとこんなディスプレイがしてあり、子供たちはここで記念撮影など
するのでしょうね。



これより先撮影禁止なので、残念ながら数々のすばらしいスケッチや
水彩画は載せられません。

このあいだ、「ミス・ポター」の映画をＢＳで（途中まで）見たばかりなのでとても
わかりやすかった。

ポターは観察力、先を見通す力、そして意志が強い女性だったんですね。

ベンジャミン・バニーを散歩させてる写真があり、（これは以前ＭＯＥでも見た）
あまりにラビにそっくりで笑ってしまった。彼はまだらウサギさんだったんですねぇ。
すっかりファンになってしまって、カードも買いましたよ。



右下がベンジャミン・バニーです。いたずらっこです。
売店も充実しておりました。

9月までやっているので、もう一回見に行ってもいいかな、と思いました。