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『太陽がいっぱい』

『太陽がいっぱい』
1960
フランス

♪たた~らら~らら~らら~ら ら~らら~ららら~
テレビをつけたら、大好きな「太陽がいっぱい」が!
ニーノ・ロータの美しく、悲しい、あまりに有名なあの曲が聞こえてきた。

アラン・ドロンの美しい姿。アラン・ドロンだけではなく、フィリップ役の
モーリス・ロネ、そして、マリー・ラフォレの美しいこと。
やっぱりいいですね。

ストーリーは、もうここで言うまでもないけれど、とにかく
ナポリの美しい町並みや、地中海の海や、それこそ太陽の輝き。
そして、アラン・ドロン。あの陰のある美しさ、
シンプルだけど本当ぉ~に美しい場面の数々。

これはもう「リプリー」ではダメなのだ。
原作は、「リプリー」の方が近い、ということなのだが、やっぱり、
この輝く美しさと、色気は、「太陽がいっぱい」でないと、ダメなのだ。
確かに「リプリー」も悪くはなかったのだけど、やっぱり、マッド・デイモン
ではない、のだ。
(どちらかと言うと、フィリップ役のジュード・ロウの方がリプリーか?)
とにかく、こうして、50年近く経っても、色褪せない映画、という意味で
は、やはり「太陽がいっぱい」なのだろうなあ。
比べるものではないのかもしれないけれど。

そしてこの日本語のタイトル。フランス語の現代「Plein Soleil」の直訳
だということだけれど、スバラシイと思う。
「太陽がいっぱい」だよ。

アラン・ドロンが市場を歩くシーンや、殺したフィリップになりすますため
に、彼のサインを練習するシーン、そしてもちろん、ラスト・シーン。
当たり前ではあるけれど、名場面、名台詞のある作品というのは、本当に
名作なんだなあ。

そう言えば、私の従姉妹が子供の頃アラン・ドロンが好きで、みんなで手作り
で作った指輪に、「アキラ(フィンガー5)」とか、その時好きだった人の名前を
書いたのだけど、彼女の指輪には「ドロン」と書いてあったっけ!ははは。
「アラン」じゃなく、「ドロン」というところが、いい。
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