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ペット霊園で心静かに

叔母の飼っていた猫が20歳になって死んでしまった。

この猫の兄弟姉妹は、全部で4匹居て、母猫(21歳!)を残し、
みんなこの数年で死んでしまったのだが、最後の1匹の娘だった。

みんな驚くべき長生きで、残された母猫はまだまだ元気である。

そんな子供たち4匹を、供養しに府中にある動物霊園に行った。

いつものように合同墓地に手を合わせる。前にも書いたが
この墓地は、本当にいつも優しい雰囲気が漂い、お花がたくさん、
絶えることなくお供えしてある。
そうしている間にも、ダンボールやかごなどに遺体を入れて、
大事そうに大事そうに抱え、涙をぽろぽろ流しながら、何人かの
人たちがやってきていた。

ペットの死は、とても悲しい。だけどどこか、みんな「感謝」の気持ち
が込められているように思う。人の死のそれよりも。
口々に「ありがとうね」と言っている。そんな姿を見て、ペットのお墓参り
に来た人たちも、そっと涙を流したりして。

今回は、4匹の子供たちみんなの為にお経をあげてもらった。
亡くなった猫ちゃんは、と、お坊さんが叔母にいろいろ聞いてきた。
その猫ちゃんたちのために、静粛な気持ちになってご供養いたしましょう。
とっても優しそうな穏やかなお坊さんが、ものすごいいい声でお経を
あげる。みんなでお焼香する。

ペットの名前を読み上げて、成仏を唱えてくれた。
「へいちゃんも~まゆげも~花ちゃんも~くろべいも~」。
あまりに優しく静かな声で、胸がいっぱいになる。

みんな天国へ行っただろうか?もう一緒に遊んでいるのかな?

そして、我が家のパグたちに、また、長生きしてね、と声をかけた。
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