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静岡県熱海市 来宮神社の「こがし祭り」

2014-06-28 01:48:48 | JR御殿場線の旅
今回は、7/15、16に熱海で開催される来宮神社「こがし祭り」を紹介します。

「こがし祭り」は、来宮神社で開催される例大祭です。
14日;宵宮祭、15日と16日:神事、行列


7/15から始まる神事を見るには、9:00までに来宮神社に到着しておきます。
来宮神社へは、JR熱海の駅から1つ伊東寄りの駅の来宮駅で下車し、
徒歩10分ほどで到着します。
来宮神社には、樹齢2000年といわれる大楠が天然記念物であります。
まず太い幹を見て大木のパワーをいただきます。

午前9時から
宮神輿渡御(みやみこしとぎょ)が開始されます。

宮神輿渡御は、江戸末期に作成された大変古いお神輿で、厳かの中にも威勢良く担ぎ上げられています。
大神輿に神々を乗せ、熱海の町を氏子各町内会の青年等が町内を歩いて行きます。


続いて、10時から例大祭祝神賑式典が神殿にて開催され、神女神楽舞、浦安の舞が行われ、境内では「鹿島踊り」(かしまおどり)が奉納されます。

神女神楽(みこかぐら)
鎌倉時代、貴族が伊豆地方に流された、都に帰りたい願いを込め、来宮神社の大前に舞を奉納したのが始まりです。
氏子の中から一名選ばれた5才くらいの幼女が例祭当日神楽を奉納します。


鹿島踊り
 鹿島踊りは、男三十名程度で神々に捧げる踊りです。鹿島踊は、境内、熱海駅前、渚小公園で奉納されます。
鎌倉時代から受けつがれています。


浦安の舞(うらやすのまい)
 日本の紀元2600年をお祝いした平和を祈る舞です。
 氏子の中から毎年四人の少女が選ばれ、装束を着て、御神前に奉奏します。


神幸祭(じんこうさい)
来宮の神々を御鳳輦(ごほうれん)に乗せ、町に降ります。
町の繁栄を祈ります。
宮司・神官、総代・神役など御神幸行列は総勢500名くらいで、壮大な時代絵巻を再現します。
行列の中の猿田彦は天尊降臨の際案内した神様で、御鳳輦に鎮座する来宮大神の案内をします。御祭神と御縁の深い『むぎこがし』を道に撒き道中を歩きます。
沿道の人々はこの「むぎこがし」に触れると無病息災・身体健康になると伝えられています。
「こがし祭」の名前は、御神饌の一つの“こがし”から付けられています。


山車の行列
熱海に住む人々・熱海に入り来る人々を御守りする来宮神社の神々に感謝する神事です。
海辺で神様に『麦こがし』を供えたと云う故事から、別名『こがし祭り』とも云われ、例大祭には必ずお供え致します。
7/15、16の夕方から電飾で飾った木彫り山車や装飾山車などが国道135号線に集結し、練り歩きます。
町内ごとに異なるお囃子を奏でます。
山車には、サラシを巻いた女性が乗り、鉦(かね)を鳴らしながら祭りを盛り上げます。
この夜の山車の祭りでは、若い女性が多く参加し、浅草祭りを女性が主体で開催しているような祭りです。
普段、熱海の街には、若者が歩いていませんがこの祭りの日には都会から集合するようです。
毎年、山車 30基超、神輿 30基超 が出て、祭りを盛り上げます。
この祭りのメインがこの山車の運行です。
この日は、山車の明かりと、鉦(かね)で賑やかです。


以上が7/15に開催される祭りで1泊すれば、
さらに御鳳輦 (ごほうれん) 、 獅子舞、還幸祭(かんこうさい) がご覧になれます。
御鳳輦 (ごほうれん) は、人気のある神事です。

御鳳輦 (ごほうれん) 7/16
祭りでは、神々を乗せた御鳳輦が、毎年四十二才になる男子により担ぎ上げられ、町中を練り歩く厄祓の神事です。
熱海の男性は、42才で御鳳輦を担いで一人前の男になると言われています。
浜降りは、御鳳輦に鎮座する来宮神社の神々を奉仕者達が担ぎ上げつつ、浜から海中に入る神事です。御神体が海から流れ着いた浜で行われ、御神池に一年に一度奉仕者が御鳳輦を奉舁(ホウエイ)しながら海中へ入る神事です。


獅子舞 7/16
御獅子は古来より、魔を食い福を招くと言い伝えられており、人々に幸をもたらします。
青い獅子舞が見れます。


還幸祭(かんこうさい) 7/16
御鳳輦に乗せた来宮の神々が戻る行事です。無事に神事が出来たことを感謝する最後の行事です。


夜の「山車コンクール」では、観光客が参加していることが評価対象となるため、地元の人々だけでなく、観光客も一緒になって楽しめます。

下町の町民が主体の祭りで、活気があります。
一度、見に行ってみてください。

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