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京都 相国寺を尋ねる旅

2013-12-23 23:22:16 | JR御殿場線の旅
相国寺は、地下鉄 今出川で下車し、同志社大学の北側にあります。


春、秋に特別公開があります。
まず、法堂です。

相国寺は、足利義光により創建されました。
法堂は、1605年豊臣秀頼によって再建されました。
天井にある龍の絵は狩野光信の手による作品です。

天井の下に足場を築いて龍の絵を直接描いたと言われます。
中央で手をたたくと反響する音が、「鳴き龍」のように聞こえます。
手をたたく場所は、列で順番待ちです。
手をたたくのもコツがあって、手のひらを丸めて大きな音がするようにしないと
龍の声は聞けません。

手を打つ場所は、龍の絵の縁あたりになり、うまく手をたたくと「ビーンビーン」と龍が鳴いているように響きます。立つ位置がずれると聞こえません。

龍は平面じゃなく丸いお皿の中に描かれていて、円の縁が盛り上がっています。手を叩くと、その反響が集まる下にいる人にだけに聞こえるようになっています。

法堂の隣には、「開山堂」です。ここは、開山夢窓国師を安置する建物で、石庭もあります。

開山堂は、足利義光が開山の述べる国政について感銘を受けたため、開山を祀っています。
僧の方が、詳しく寺の歴史を述べてくださるのでよく理解できます。

次に、宣明(浴室)へ行きます。
ここは、掛け流し式の風呂で、1400年ごろ建てられたものです。

丸い風呂がありますが、1人でいっぱいの狭いものです。
私は、京都の寺をたくさん巡っていますが、足利氏が創建した寺は多数あり、よく似た建物や庭になっています。
改めて足利幕府の力を認識しました。

同志社大学の北側で大きな通りに面していないため、有名ではありません。
今年の大河ドラマ八重のサクラがヒットしたため、観光客が増加しています。
同志社大学とセットでめぐり、大学生以外でも利用できる同志社大学の食堂で昼飯を
食べるのがお薦めです。


来年の春に特別公開をご覧ください。

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