大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

恩師との再会

2008-05-10 23:01:59 | 郷土研究
昨日追加した新カテゴリー「郷土研究」。
私自身は大学を出てからは、仕事が忙しく関わることはほとんどありませんでした。ところが、今年になって仕事がらみの用事で牧之原市役所に出かけたとき、偶然にも高校時代の恩師で部活動の顧問であった先生が、文化センター主催の歴史関係のセミナーをしていることを知りました。

聞けば昨年退職されたとのこと。なぜか急に高校時代の部活動を思い出し、セミナー受講の申し込みをしました。恩師は日本史の先生で、日本史の授業よりもそこから飛び出す「歴史の裏」の話や「民俗学」の話が面白く、6時間の授業が全部「日本史」であったらと思うほどでした。

一般的に歴史系の学問は、簡単に史実の研究する「歴史学」、遺跡を発掘する「考古学」、生活や風習、民話、信仰などの民間伝承を研究する「民俗学」に分かれています。

私は、この先生から聞いた「ひだるの神」の話から、民俗学にたいへん興味を持ち、大学4年の時に「研究室に残る」かどうかまで、はまってしまったのですが、結局のところ民間企業に就職しました。

ま、そういう心残りがあったかもしれませんが、「郷土研究」のカテゴリーでは、セミナーで学んだことや今までに得たものを小出しにしていきたいと考えています。

さて、今日の写真は島田市金谷の茶畑にぽつんとある道標(みちしるべ)。
この近くには3箇所くらいこのような道標があります。1604年に大井川の洪水で島田宿が流され、復興するまでの11年間、東海道が別の場所に移った際の道沿いにあることから、その時の物かもしれません。何かが彫ってありますが、一目ではわかりません。そこでパソコンの出番。コントラストを低めにして文字をペイントすると下の様になりました。「これより○日坂 右 左」と読めます。○の時は「字」「宇」「○丁」のように見えますがこれ以上はわかりません。右・左の字の下ににも何かあったのでしょうが、風化して欠けていて残念です。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿