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ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

芦別岳 平成21年9月20~21日(日、祝)

2009-09-22 20:52:16 | 夕張方面・夏山
 東京から大学の同級生のT先生が連休を利用してこちらにくることに。
 T先生、自分を大学の時にちょくちょく登山に誘ってくれた友人です。
 彼に誘われなければ、自分は今頃は登山してないと思うので感謝してます。

 実は去年も同じ時期に来て、雨の中、芦別岳にチャレンジしたのですが敗退。
 今年はリベンジということになります。

 北広島を朝9時半頃に出発、富良野で食料やケンタッキーを買って登山口へ。
 登山口でケンタッキー食べて、ビールを飲みながらのんびり準備します。
 今回も出発前からいい気持ちです(笑)。



 T先生、なんと1年ぶりの登山です。
 全然体を動かす機会も無く、今回は非常に自信が無いとのこと。
 昔は二人で羊蹄山の外輪山まで1時間50分で登ったりしたんですけどね。

 今回はゆっくり登山するということで、ユーフレ小屋に一泊です。
 で、ぴよしろう、初めての山小屋泊りです。
 ザックにお酒をたくさん詰め込みます(笑)。
 
 14時01分、重い重い荷物を背負って出発です。
 ザック、持ち上げるのにいちいち「うおっ~!」と気合入れなければ持ち上がらない程重いです。
 (↑ちょっとおおげさかな。)
 まあ、これもトレーニングと思って行きましょう!

 芦別岳には新道と旧道がありますが、今回は旧道です。
 ユーフレ川に沿って歩いたり、川べりを歩けないところは高巻いたり、それを何度も繰り返します。





 途中休憩しながらトコトコ歩いて、いくと・・・。
 おおっ、ユーフレ小屋です!


 
 16時ちょうど、小屋に到着。
 2時間でした。
 


 ユーフレ小屋、北の国からの五郎さんの石の家を思い出させるような外観です。

 先に着いた方々は、もう食事の準備をしています。

 川の向こう側にはテントを設営しているグループも。



 自分たちはまず寝床をキープ。



 それから食事の準備です。

 今日はしゃぶしゃぶです!
 昼が遅かったこともあり、用意した800gでお腹いっぱいです。



 ビールのほか日本酒も1L以上持ってきました。
 コップ酒、結構効きますね。
 
 外が真っ暗になっても飲み続けて、日本酒がなくなったところで就寝しました

 
 翌日は5時頃に起床、のんびり準備してラーメンを食べます。

 ↓この写真撮った時、「なんか貧乏くせ~絵だなあ。」と喜んでましたが、改めて見ても貧乏な感じですね(T先生ごめん)。
 


 さて、だらだらしてたらすっかり遅くなりましたが、6時45分に出発。
 まずは頂上を目指し、途中何度も休憩しながら、そして日帰りの方々に追い越されながらものんびりと登っていきます。

 ユーフレ川の支流沿いに登っていきます。
 大きかった川がどんどん小さな流れになります。
 滝から水を取って飲むと、冷たくておいしいミネラルウオーターのようです。

 

 結構な急斜面が続きますが、がまんして登ります。



 10時に1279mのピークにやっと到達。
 夫婦岩という大きな岩の前に出ます。



 このへんの稜線歩きに入ると紅葉も景色もいい感じになります。

 ↓富良野側。右手は十勝連峰。



 ↓反対の樺戸山塊側の方。岩の山は 崕山(きりぎしやま)の方でしょうか?



 いくつものピークをたどって進みます。 11時に1444m、11時15分に1457m到達。
 このあたりから芦別岳が見えてきます。



 尖った岩山が芦別岳です。
 しかし、あんな山、登れるんでしょうか?
 そんな疑問を持ちながらどんどん進みます。
 
 進むごとに紅葉は良くなる感じです。



 富良野盆地や十勝連峰、大雪もさらにいい感じで見えてきます。



 12時半前に1579mピークに到達。
 T先生、「八ヶ岳みたいだなあ。」
 この山、やたらたくさんのピークを踏むので大変です。
 ここでコーヒーを沸かします。

 で、ここを越えると芦別岳、めちゃめちゃ迫力増します!
 こわいよ~、こわいよ~!!
 ホントに登れるんでしょうか?



 そう思いながらどんどん進むと、稜線の痩せて切り立ったところを歩くようになります。
 


 こわいよ~、こわいよ~!!



 稜線、どちら側に落ちても死ねます(笑)。両側ガケですから。



 慎重に進みます。



 でも落ちたら死ぬような谷間から、紅葉しためちゃめちゃきれいな景色が見えたりするので、覗き込みたくなります。
 ・・・・ちょっと気持ちわかります。
 しんちゃんの作者の冥福をお祈りしまょう。



 芦別岳、いよいよ近づきます。・・・危険だ・・・。



 で、奥から回り込む感じでどんどん近づいていくと、なるほど、右側の傾斜ゆるいほうからいけそうな感じです。
 安心しました。



 頂上直下はたくさん踏み跡があり、惑わされるものの、13時46分、やっと頂上に到達です。

↓富良野方面。


↓今来た旧道方面。最後の方はややなだらかでした。


↓夕張岳方面。


 すばらしい景色を堪能しましたが、だいぶ遅くなりました。
 そろそろ降りることにします。

 頂上にいた方に道を聞いたものの道を間違い、途中で会った外人を巻き込んで時間をロス。
 ・・・これで夜間の下山は確定です。

 で、話し横道にそれますが、頂上へ向う時、自分が登った岸壁です。
 正しい登山道ではなかったのですがよじ登りました。
 本当に今回はアドベンチャーでしたね。ええ。



 新道で下山開始。
 しばらくなだらかな道が続きます。



 で、振り返ると芦別岳、旧道から見たのとまったく違う姿で見えます。
 やっぱり旧道のほうが迫力あっていい感じです。



 ケガするといけないので、開き直ってゆっくり休み休み降ります。

 新道も思ったより紅葉きれいでした。



 のんびり降りると着実に夜が近づきます。

 そして夕方6時頃、あと2Kmの行程を残してついに暗くなります。

 ぴよしろう、今回は5LED付きステッキを購入。
 二人ともそれを使ってます。
 さらにヘッドランプ、懐中電灯、ぶらさげタイプの小形LEDを総動員。
 意外と明るく下山できました。



 18時58分、無事登山口に到着。
 アクエリアスを飲んでここから車を置いた旧道登山口まで2.1Kmを歩きます。

 19時37分、やっと車に到着。
 夜の下山、ちょっと冒険でした。
 記憶に残る登山になりそうです。

 GPSトラックです。







 実際にはGPSで記録していない新道登山口→旧道登山口の2.1Kmを加え、総歩行距離は19.3Kmというところでしょうか。
 
コメント (1)
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夕張岳(20年7月6日)

2008-07-07 11:09:29 | 夕張方面・夏山
 今日は上の子(高校生)の学校祭があるので、午後から行くことに。
 なので、今日は半日登山です。
 近いのになかなか行けず、前から気になっていた夕張岳に行くことにします。
 
 まだ5時半なのに、もうすでに登山口には車が結構あります。
 人気の山なんだなあ、と感じます。
 少しはずれの道路際に車を止めます。



 しばらく歩くと、山小屋。



 2つのコースがあるようなので、登りを馬の背コース、下りを冷水コースで行くことにします。



 暑い・・・。
 そしてこの馬の背コース、結構厳しいですね。
 そしてなぜかくもの巣がひっかかります。
 誰もこのコース使わないのでしょうか?
 さらに面白くないことに、このコース、せっかく登っても少し下ったりするんですね。
 めちゃめちゃ効率が悪い感じです。

 一山越すと「一の越」とか「二の越」とかの標識が出てきます。



 ちょうど1時間ぴったりでコース合流点に到着。



 合流したとたん、登山者がたくさん現れます。
 遅い人が多く、申し訳ないけどどんどん追い抜くことにします。



 残念ながらガスがひどいです。
 途中たくさん花が咲いているのを見ながらとりあえず進みます。



 沼があったので休憩。




 休憩後、またぐいぐい歩きます。



 湿原をどんどん進み、最後の登りへ。



 最後の登りで男性2人を追い越します。
 けっこうきつい登りです。



 山頂到着。2時間25分かかった計算です。
 山頂ではうれしいことに少しガスが晴れて、見通しがよくなりました。
 まだ、ところどころ残雪があります。



 途中にあった赤い小さな神社がよく見えます。



 先週ニセコで汲んだ水でコーヒータイム。
 ゆっくり20分ほど休憩です。

 さてそれでは、と下山しようとしていると、そばにいた男性が「えっ、もう降りるんですか?どれくらい時間かかったんですか」と、訊いてきます。
 時間を言うと、「ええーっ、早い!僕はガイドブックよりちょっと早いくらいだったのに。」と驚いた様子で、もう一人いた男性も「普通はどんなことしても3時間はかかるでしょ。」と言う。
 ストックを使っているからだと思います、と言いいながらもちょっとうれしくなります。
 6月から減量して体が軽くなっているのでその効果だと思います。
 最初に声をかけてくれた方はなんと、先週ニセコのシャクナゲ岳に登ったそうで、偶然自分と2週連続同じ山に行ったことになるので驚きます。
 沼めぐりしたことを話すと、「うわー、沼めぐりわかります。強いなー。」と言われ、またちょっといい気になったりして。あはは。

 少し見通しの良くなった景色を見ながらすたすた下山します。

 

 
 ガスが少ないせいで、登りでは見えなかった景色が見えます。




 下りではものすごくたくさんの人とすれ違いました。
 おそらく100人以上。
 おかげでのろのろ下りることになりましたが、登山口に着いてみると往復に5時間かかってません。楽勝で昼前に家に着く感じです。
 駐車場はもう満杯、路上もいっぱいで、バスまで止まっています。



 この時期は花が好きならいいけど、そうじゃない人は混むのでお勧めできない感じですね。
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