ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

暑寒別岳・南暑寒別岳 箸別から南暑寒荘まで往復 平成23年8月28日(土)

2011-08-29 06:11:53 | 樺戸・増毛山塊・夏山
 仕事の都合などで1ヶ月も山に行けず、ずいぶんと体力が低下した感じがします。
 おまけにデブりました・・・イカンです(涙)
 今日は久々に体力チェックも兼ねて、長距離を歩くことにします。
 十勝連峰全山縦走を、とも思いましたが・・・20年ぶりに湿原も見たくなり暑寒別に行くことにしました。

 今回の企画は、3箇所ある登山口のうち増毛側の箸別登山口をスタート地点に、雨竜側の登山口(南暑寒荘)
まで行って、また戻ってこようというものです。



 暑寒・南暑寒別岳2往復という感じですね。

 前の夜にスタートし、箸別登山口には夜中の1時に到着。
 今日も遅くなってしまいました・・・。 ←学習能力がない(苦笑)
 麦汁を大小2缶いただき、1時半から4時まで2時間半ほど車中で寝て起床。
 また麦汁を飲みながら、のたくたと準備します。
 箸別避難小屋のトイレに寄って、夜明けとほぼ同時の4:55、スタートです!

 

 昔もここから登ったことはありましたが、最初の方は傾斜がなくて、1合目までの距離が長かった記憶がありました。
 なので、今回は時間短縮のためにジョグ&ウォークで進みます。

 しばらく進むと暑寒別(たぶん)が見えます!


 で・・・なんかアルコール不足な感じがしたので、2合目まで行かないうちに麦汁休憩・・・。
 ああ・・・もっと飲んでからスタートすればよかった(笑)

↓最近お気に入りのアイスラガー。飲みやすいです。


 そこからは麦汁は我慢してトコトコ登ると・・・7合目あたりで一気に景色がよくなります。

↓海が・・・見えます!


↓山頂少し手前の最後の急な登り。森林限界を越えた笹についた登山道は・・・なんかいいですね。


 暑寒別岳山頂には7:09に到着。2時間14分かかった計算です。



 前に箸別から登った時は、ガスで景色が全く見えませんでしたが・・・今日は最高です!
 雪景色もよかったですが、夏もいいですね。

↓群別と奥徳富。確か・・・奥徳富は別名オシラリカでしたっけ。


↓南暑寒が見えますが・・・ちょっと遠い感じですね。手前に沼がみえます。


 ここで麦汁を飲んでしばらく休憩し、はじめての南暑寒に出発です!
 
 しかし・・・縦走路っていうのは荒れたところが多いですが、ここもなかなかでした(苦笑)

↓結構笹を漕ぐところが多かったですね。 


 コルに下りると、上から見えた沼が。ここも小さな湿原のようですね。



 で、このコルのあたり、恐ろしいことにもうめちゃくちゃにたくさんクマの掘り返し跡があります。
 それも結構新しくて「さっき掘りました」という感じで、おまけに糞もあってくさいです。
 もうかなりビビッて、鈴&ラジオ&ホイッスルを吹きまくりで通過しました。

↓コルのあたりの登山道。掘り返しがこれでもかってくらいありましたね・・・恐ろしいことです。


 このコルのあたりで今日はじめて人に会いました。
 男女お2人でしたが・・・女性の方に「クマに会いませんでしたよね?」と言われ、
 「会ったらもう死んでるよー」と心の中で思いつつ(笑)、クマの掘り返しが凄かったことをお話ししました。
 自分は雨竜側の登山口に向かい往復すると言うと、帰りにまた会いますね、ということでお別れしました。

 南暑寒には8:46着。
 箸別から4時間かからずにここまで来ることができました。 



 頂上標識の少し先の三角点のような石柱のあるところでおにぎり&麦汁タイムにします。

 立ち上がって景色を見ると、遠くに湿原が広がっているのが見えて・・・早く行ってみたくなります。



 12分ほど休憩して、ハイマツの中にスポドリと麦汁をデポし、湿原へ向かってトコトコ降ります。
 たくさん人とすれ違いながら、30分ちょっとかかって湿原に到着。
 花はあまりありませんが、湿原の風景は・・・すばらしいです!



 で、湿原の木道は一周するような形になっていて、一方通行なんですね。
 途中で会った方に教えてもらい、順方向を景色を見つつ、ジョグで進みます。



 湿原を抜けて、そのまま登山口に向かいますが、相当な人数とすれ違いました。
 やっぱり湿原は人気なんですね。

 南暑寒荘には10:31に到着。
 その下のキャンプ場で水を飲んで休憩します。

↓南暑寒荘。確か1000円くらいで泊まれたはず・・・今度T先生あたりと泊まってみたいですね。


↓管理小屋か何かでしょうか。自販機もありますね。


 スタート地点の箸別からここまで5時間36分。
 行動時間は日没までの13時間半と考えていたので、あと7時間半で戻ればいい計算です。
 ちょっと疲れましたが・・・行きます!

 途中おにぎりを食べたり、湿原手前の水場のすごく冷たい水を飲みつつ湿原へ。

↓途中の白竜の滝。


↓吊り橋が2箇所もありました。下を見るとちょっと怖いですね。

 
 湿原には1時間ほどで到着。
 またジョグで木道を進み、まずは木製の休憩所に入って麦汁をいただきます。
 先にいた方に、「走ってきて、すぐビール飲むっていうのも豪快な趣味だね」と言われます。
 趣味・・・というのも不思議な言われ方でしたが(苦笑)

 そして再度湿原の景色を堪能しながら南暑寒へ向かいます。

↓やっぱり湿原は美しかったです!


↓中央に南暑寒。右が暑寒。


↓湿原から南暑寒に向かう途中の湿原展望台。右側に木製の休憩場所があります。


 南暑寒への登り返しは・・・結構長い道のりですね。
 思ったより長くて、体力ない人には南暑寒まででも結構たいへんな登山かもしれないと思いました。
 
 13:11、湿原展望台から1時間ほどでに頂上そばのスポーツドリンクのデポ地点に到着。
 ここでのスポドリは・・・最高にうまかったです!



 休憩後、南暑寒の山頂のところでで・・・おおっ!!行きで会ったお2人に再会です。
 お休みをとって、北海道に来ているそうで、富良野の方などに行ってきたそうです。
 今日の暑寒別岳、野趣あふれるいい山だって感心してました。

 ↓道外から来たお2人。登山で北海道っていうのもいいんですかね。


 暑寒の山頂で箸別から登ってきた方と話し、箸別から雨竜側登山口まで往復する人会ったと言ったら・・・
 「気が違っているとしか思えない」と、言っていたそうです(笑) 

 まあ、そうかもしれませんね。 ←実際・・・相当に脳はやられています(爆)

 で、あとで知ったのですが、ここにコメントをいただく「たいがーさん」もこの時山頂にいたそうで・・・
 この会話を聞いていた、というのには笑っちゃいました。

 男性の方が「20時間のコースを日帰りはすごいです」と言ってくれましたが、人によって体力はいろいろ。
 早い人はもっと早いし、自分も年をとったらきっと20時間以上かかるんでしょうしね。

 そして、暑寒まで2時間+暑寒から2時間の、あと4時間くらいで下山、って言ったら・・・
 「えっ!暑寒まで4時間の間違いじゃないの?・・・あ、でもそういう人なのね」と、言われました(笑)
 
 そして、北海道はどこの山がいいか、って訊かれて・・・
 高い山はみんなそれぞれいいけど、低い山ならイチャンコッペと塩谷丸山とお答えしました。
 このあともいい旅してください!

 お2人とさよならして・・・さて、残りは全行程の4分の1です!
 ・・・ちょっと疲れてきましたが(苦笑)
 
↓左手に群別岳を見ながら・・・


↓だんだん急になる斜面を進んで・・・


 2度目の暑寒別岳山頂には15:12到着。



↓朝とは違って逆光の群別と奥徳富。
 
  
 情けないことですが、急斜面でかなり疲れてしまい、へろへろです。
 やはり実戦から遠ざかっていたせいでしょうか。
 あとは体をだましだまし使って、休み休み下山することにします。

 スローモーションのようなジョグ&ウオークで下山しますが・・・最後はホントに長かったです。
 特に1合目の標識から登山口までは道を間違ったんじゃないかと思うくらい遠く感じました。

↓1合目標識。ここから登山口まで何キロあるのか・・・めちゃめちゃ遠いです(涙)


 登山口に到着したのは17:29。
 往復12時間34分、約45km。
 道外から来たお2人と南暑寒で別れたのが1時半過ぎでしたから、そこから4時間弱。
 なんとか予定どおりに下山できました。

 でも・・・今回は疲れました。
 もう少し鍛えないとだめですね。


 GPSトラックです。


※出だしからしばらくと、途中の記録されていない部分を手で付け足しています。



 下山してしばらくして、着替えをしようとTシャツを脱ぐと、急に震えが始まりました。
 疲労による低体温症のような感じです。
 暖かくすると今度は急に眠くなり、1時間ほど車で寝ました。
 ・・・やっぱり修行が足りません(苦笑)

 帰り、海の夕焼がきれいでした。



 暑寒別と雨竜沼湿原、よかったです。
 たくさん麦汁持って、また行きたいです。


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ニセコ連峰 チャリとバスで縦走(純登山) 平成23年7月31日(日)

2011-08-03 23:24:48 | ニセコ・夏山
 先週昆布岳に行ったら、またニセコ連峰を歩きたくなりました。
 ニセコは一昨年にtarumae-yamaさんと朝日温泉から五色温泉まで縦走したり、沼巡りをしたことがあります。
 で、今回の企画はこれです。
 


 雷電温泉郷の海岸から雷電山に登り、岩内岳、目国内岳を縦走し、新見峠を越えてニセコ連山を縦走・・・
 帰りはあらかじめ神仙沼レストハウスに仕込んだ自転車で岩内に下り、最後はバスで雷電温泉に戻る、という企画です。
 本当は自転車でスタート地点まで戻りたかったのですが・・・途中の古くて長いトンネルには歩道がありません。
 おまけに狭いトンネルなので、自転車だと車にはねられそうで怖くて・・・当日急遽バスに乗る作戦に変更。
 このバスの最終が19:22なので、この時間までに岩内のバスターミナルに到着する必要があります。
 
 そして前日は家を出るのがついつい遅れました。 ←いつものことか(笑)
 自転車の仕込みのほか、新見峠&チセとニトのコルに麦汁を仕込んでたら・・・雷電温泉到着は夜中の2時(涙)
 やっぱり2時間以上は寝たいので、4時半にめざましをセットします。

↓今回車を止めた駐車場のトイレですが・・・十字架を見て教会かと思いましたね。ええ。(笑)


 朝起きて麦汁を飲みながら、ぼーっとしてサンドイッチなどを食べ・・・そしてのろのろ身支度。
 5時18分、フナ虫がむちゃくちゃ多くてキモかったですが、海の水をなめたあと麦汁を飲み干し、出発です!
 


 実は計画段階ではアンヌプリまで行けたらなあ、と思ってましたが・・・この時間だともう無理です(苦笑)
 バス時間を考えると、自転車を止めてある神仙沼レストハウスに18時くらいに到着する必要があります。
 そうすると活動できるのは12時間半くらい。
 あとはこの時間内でどこまでいけるか・・・です。
 
 で、まずは林道をゆっくりジョグで朝日温泉へ向かいます。
 朝日温泉は閉鎖中なので、道路も海から約1kmの地点で閉鎖されてます。



 朝日温泉には6:05到着です。



 前にtarumae-yamaさんと来た時は、ここを4時に出発でしたから、それと比べ2時間の遅れです。
 あの時は18時に五色温泉到着でしたから、ペースを上げていかないとだめです。
 なのでここから少しがんばって登ります。
 
 しかし・・・この登山道、めちゃめちゃ歩きにくいです!
 木の根が多い上に、朝日温泉が休業中なせいで登る人が少ないのか、草がかぶって足元が見えません。

 ぴよしろう、この登山道に3回ほど足払いをくらい、転倒させられました(涙)

↓これは見えてますが・・・草の中にたくさんのトラップが隠されてます。 


 おまけに草が濡れて、ズボンも靴もぐちょぐちょです・・・。

↓雷電山は・・・今回も雲の中です。


 前雷電には7:57に到着。
 ここまでで、きつい登りはいったん終了なので、麦汁休憩にします。

↓景色が見えないので(苦笑)

  
 前にtarumae-yamaさんと来た時もそうだったのですが、靴の中が濡れてぐちゃぐちゃなので靴下を絞ります。
 
 そして雷電山には8:13、海から2時間55分かかって到着です。



 ここでも景色が見えなくてつまんないし、時間もないのでちょっと休憩して先へ進むことに。

 で、雷電山を越えてしばらくすると・・・いままで意地悪だった登山道が急にやさしく、歩きやすくなります。
 なので、ここからはラン&ウオークに切り替えてペースを上げます!

↓今回もうっすらと幻想的に見えた五ツ沼。


↓途中に花が咲いていて、ちょっと癒されました。



 ペースを上げるとクマに会う確率が上昇するように思うので、クマ笛を鳴らしまくって進みました(笑)

 で、少しずつガスが晴れて・・・岩内岳には9:22に到着。
 雷電から約1時間、海から4時間4分かかった計算です。
 


 山頂手前で女性2人、山頂で男性2名と、やっと人に会うようになりました。
 ここでまた麦汁飲んで休憩です。

↓ちょっとだけ海が見えました。


 人に会ったらなんだかちょっと安心。
 視界も確保できたのでここからはクマ笛はやめます。

 そして、途中で会った方にも「すばらしかったから楽しんで!」って言われましたが、
 目国内とのコルの沼のあたりは花が咲きまくって、ほんとにきれいでした!

↓花の名前は知らないのですが、オレンジのカンゾウ?とか紫の花とか・・・きれいでしたね。


↓途中の登山道にもチングルマが。
 

 次の目国内岳には10:42到着。

↓いったん晴れかかったのに・・・またガスです・・・おまけに寒いし(涙)


 ここではちょっとだけ休憩して、とっとと新見峠に向かいます。
 途中、20人くらいの結構高齢な団体さんとすれ違いました。
 せっかく来たのに・・・何も見えなさそうで気の毒ですね。

↓前目国内もガスで・・・つまんないのでただ通過。


 新見峠に降りる途中、今度は若いトレイルランナーと遭遇。
 五色温泉から雷電山まで行って戻ってくるそうです。
 ここまで3時間だそうで・・・早いですね。
 
 でも、話していて思ったのですが・・・彼らはピークに行くよりも、走ることが基本なんですね。
 走りやすいコースを選択するので、ニトやチセ、シャクナゲなんかはパスなんでしょう。
 やっぱり彼らは自分たち登山者とは違うんだなー、と思ったりしました。 

 で、新見峠には11:40に到着。



 ここまで海から約22kmで6時間22分。
 前回はここに11:56に到着だったので、ここまでで遅く出た分の2時間のビハインドを取り返した計算です。
 そしてここに仕込んでおいた麦汁とスポドリを回収し、麦汁休憩です(笑)

↓この銀色の保冷パックに冷たい麦汁が・・・\(^_^)\


 麦汁を飲んで休憩していると、先ほど岩内岳の山頂で会った方が。



 聞くと小樽から来ている方で、北海道山メーリングリストに加入されているそうです。
 いろいろ楽しくお話しさせていただきましたが、そのなかで印象的だったのが、
 「昔は小樽にもゴツイのがたくさんいたんだけど、栄養状態が悪かったからみんな足をやられたんだよね」 
 というお話しです。
 自分より20歳くらい年上なので、戦時中の生まれなのでそうなんでしょう。
 今の時代ならそう心配はないと思いますが、意識していろいろな栄養を取ろうという気持ちになりました。

 で、あまりゆっくりしてらんないなーと思い、16~17分休憩して出発。
 白樺山へ向かいます!

 そして、また快調に登っていったのですが・・・山頂近くになって急に足が攣りそうになります。
 ほんとに急にです!

↓白樺へ向かう登山道。いきなり失速(涙)


 で、よく考えてみるとお腹が減っていたのですが、出発してから食事をろくにとってません。
 もしかして・・・ガス欠・・・グリコーゲンがもうないのかも・・・。
 急激に失速して、のろのろと白樺山に向い、山頂付近でおにぎり大2個とお菓子を食べます。



 でもいったんこの状態になると、なかなか回復しないと聞いたことがあります。
 なんだかもうやる気がなくなって・・・そのまま自転車を置いてあるレストハウスに向かおうかと思います。

 もうほんとに、がっかりしてへろへろ歩いていると・・・3人が休憩しています。
 ちょっとお話しすると「もしかしてブログやってません?ぴよしろうさん?」と言われびっくり!
 前にブン吉と春香山に行った時に会った、mixiでもマイミクのu46さんでした!

↓u46さん(左)とぴよしろう。自分、転倒しまくりでシャツがきたないですね(苦笑)
 

 途中すれちがった若い方が走って忘れ物を取りに行くって言ってましたが、その方を待っていたようです。
 そして一緒にいた方もブログを見ていたくれたようで、うれしかったです!
 ちょうど自分のことが話題になっていたようで・・・うわさをすれば影っていいますがホントなんですね(笑)

↓忘れ物を取りに行っていた方も戻って・・・u46さんご一行全員です。

 
 新見峠からシャクナゲ岳に行き、神仙沼に行くそうです。
 山で会う方には、何度でも会うもんですね。 
 
 ぴよしろう、この出会いで元気でました!
 そして足も休憩して6~7割方回復です。
 みなさんありがとうございます!

 その後はパスしようと思っていたシャクナゲ岳へ行き、そのあと一気に下ってチセヌプリに向かいます。

↓シャクナゲ頂上。14:01に到着。


 チセの登山道に入ったあたりで「フュー!」とかいう雄叫びが遠くから聞こえました。
 振り返るとシャクナゲの方なので、たぶんu46さんたちが到着したんだと思います。
 こちからも思いっきり叫ぼうかと思ったのですが・・・年甲斐もなく恥ずかしいのでやめました(笑)

 そして登りに苦しみながら、チセヌプリの頂上には14:54到着。



 ちょっと休憩して、麦汁を仕込んであるニトとのコルの駐車場へ向かいます。
 ああ・・・冷たい麦汁が楽しみです・・・。

 岩だらけの斜面を降りて、麦汁を仕込んだ場所に行くと・・・あれ、保冷バッグが見えやすくなってます?



 で、中を開けてみると・・・な、なんと・・・む・・・麦汁がない!

 ・・・どうやら盗まれたようです・・・(涙)
 あまりにも適当な場所に仕込んだ自分がいけなかったんですね・・・。
 でも、スポドリは残しておいてくれたので、なんとかこの後の水は不足しませんが・・・でも・・・悲しい。
 大きな悲しみを胸にニトへ向かいます・・・。 ←おおげさ(笑)

↓泣きながらニトへ・・・でも運転までの時間が迫ってたので、神様が飲まないように計らってくれたかも(笑)


 ニトの頂上には16:12到着。
 ここからチャリの場所までは8kmくらいはあります。
 イワオヌプリも・・・時間が無くて残念ながら断念するしかありません・・・。

↓ニトの頂上から今日いけなかったアンヌプリとイワオヌプリが・・・。次回こそ早起きして行きたいですね。


 このあとは、ニトをトコトコ下ってイワオヌプリの下へ。
 あとは大沼の横を抜けて神仙沼に向かいます。

↓夕方の誰もいない大沼。クマが出ないかと・・・ちょっと怖かったです。


 で、このコース、トレラン向きですね。
 かなり走りやすいです。 ←自分はへろへろジョグ&ウオークでしたが(苦笑)

 大谷地の木道を抜けて、舗装道路へ。 



 神仙沼には是非行きたかったのですが・・・これも時間切れ・・・。
 最後は舗装道路を進んで、18:03、神仙沼レストハウスへ到着。
 なんとかほぼ予定どおりに到着できました。

↓娘が小学生の時に乗ってた自転車。「お下がり」ならぬ「お上がり号」です(笑)


 12時間46分、沿面距離39.4km、登り累積標高3868mでした。

 出遅れとバスの最終までの制約で時間が足りなかったのが残念です。
 もう少し早く出発できればイワオヌプリや神仙沼にも行けました・・・。

 この後は標高800mから海岸までの自転車ダウンヒルです。
 濡れたTシャツを脱いで、長袖の上にジャケットを着て防寒対策もばっちり。
 ほとんど漕がずに滑り降りるように進みます。



 途中、目国岳内や岩内岳など今日登った山が見え、その向こうに夕日が沈んで・・・。
 すばらしい景色に癒されながら岩内へ。 



 バスターミナルには19時ちょっと前に無事到着できました。
 時間不足で残念でしたが、楽しかったです。

 自転車で戻る方法だと、雷電温泉郷からニセコの縦走は早い時間に出発しないとなかなか厳しいですね。
 来年の7月上旬あたり、2時半頃の出発でイワオとアンヌプリも加えてチャレンジしたいと思います。


 GPSトラックです。



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【おまけ・・・ニセコバスで】

 岩内のバスターミナルの窓口で「雷電温泉行きはどこからでしょうか?」と聞くと・・・
 「○○(←よく聞き取れない)温泉ですね。670円で3番です」と言われますが・・・なんか行き先が変です。
 キップを買ったあとで再度確認すると、向こうには盃温泉と聞こえたようで、キップを払い戻しします。
 で、今度は雷電温泉郷まで530円と言われ、キップを再度購入しました。

↓ターミナルの中の様子。こじんまりしてました。


 まだ時間があるので、うろうろしていると「お客さん!」と呼び止められます。
 「このバスは最終便ですが、雷電温泉は今は日帰り入浴しかやってませんよ。大丈夫ですか?」と訊かれます。
 「あ、山登るのに車を置きっぱなしにしてあるので取りに行くんです。大丈夫です」と答えます。
 すると、「どこに車を止めたんですか?」というので「朝日温泉の入り口の道路です」と答えると、
 「ちょっと待ってください。・・・あ、それならひとつ手前の雷電温泉口バス停でいいですね。490円ですね。」
 ・・・ということで、また払い戻して3回目のキップ購入・・・(笑)
 いろいろご心配いただき、ありがとうございますm(_ _)m

 で、バスに乗って、うとうとしているうちに・・・真っ暗な雷電温泉口に到着。
 バスを降りてまわりを見ると・・・ん・・・まわりに何もありません!
 あせってGPSを確認すると、駐車場所は1km以上先のトンネルの向こう・・・・(涙)

 で、地図を確認すると朝日温泉の入り口って、2ヵ所あるんですね。
 自分が車を置いたのは奥の方ですが、バス会社の方は手前の方だと思っちゃったんですね。

 最後にトンネルを1km、おまけで歩かせていただきました(涙)
 でも、歩道のある新しいトンネルでよかった・・・。 

↓歩いたトンネル。さすがにもう気力がなくて・・・のろのろと歩きましたね(苦笑)


(おしまい)


平成24年のニセコ全山縦走はこちら → シュウさんとニセコ連峰全山縦走(麦汁純登山) 平成24年6月16日(土)



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