ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

八剣山 親睦登山会 平成24年9月23日(日)

2012-09-26 19:46:49 | 定山渓方面・夏山
職場の方々の山に行こうということになり、八剣山へ。
今日も車に乗せていただき、麦汁を飲みながら現地に到着です(苦笑)
釣堀やアヒルたちの横を通って登山口へ。

↓今日は自分を入れて総勢6名。男1名、女5名。


中央口から登りますが・・・なんか激しい雨が降ったらしく、登山道がめちゃめちゃ滑ります(涙)

↓登山口。入ってすぐの急斜面が滑って参りましたね。


滑って転びそうになったりしてキャーキャー言ったりしつつ・・・
そしてちょっと危険な登山道を超えて進んで行き・・・



稜線に出ると景色が一気に開けます。

↓Nさん景色を撮影中。下を見るとちょっと足がすくみますね(苦笑)


ちょっと曇ってるけど、札幌岳方面がきれいに見えました。



最後は恐竜の背びれのような岩の上を通って、



山頂到着!
標識撮影会ですね。



狭い山頂に人がいっぱい。
自分は端っこの方で隠れて麦汁を飲みました(苦笑)



山頂には20分くらいいたでしょうか。
下山していくと、前方から立ち入り禁止と書いてある岩の上を登ってくるファミリーが。

↓小さな子どももいたのでオドロキました。


A代さんが自分も岩の上を歩きたいというので困りました(苦笑)

箱庭のような景色を見ながら下山。
街の近くの山もいいもんだなー、と思います。



下山した後は十五島公園で焼肉会。
たくさんの家族連れがいて賑わってました。
自分もまた麦汁をたくさんいただきました。



最後は小金湯温泉まつの湯で温まって・・・自分は露天風呂でしつこく麦汁をいただきました。
そして前日果物狩りをしたサンシャインフルーツ園でまたプルーンを買って帰りました。

みなさんお疲れ様でしたm(_ _)m

GPSトラックです。
かなり乱れてますが。





途中で忘れ物を取りに行ったので、1kmくらい長くなってます。
実際は2.5kmくらい。登山道だけなら往復1.8kmくらいですね。


普段は激しい登山が多いですが・・・たまにはこういうのもいいですね(笑)

コメント (6)
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えにわ湖からイチャンコッペ山へ 平成24年9月15日(土)

2012-09-17 22:33:16 | 支笏湖周辺・夏山
本当は17日にたいがーさん、ゆ-太郎さんと3人で長距離登山祭り(笑)を開催する予定だったのですが、
天気がまずダメだろうってことで、中止することに(涙)
そして、3連休で唯一天気がよさそうな15日、ゆー太郎さんとどこかに行こうという話になりました。

で・・・イチャンコッペ山は実は恵庭市の山なのですが、登山口は千歳市です。
ところが、イチャンコッペ山に恵庭市の側から登る道が密かについているという噂を聞き・・・
今回はその道を探しに行くことにしました!



この噂の道は、恵庭の千茂林道から現在の登山道に向けてつけられたという話で・・・
正確な位置はわかりませんが、たぶん林道が登山道ともっとも接近するあたりのようです。
問題は、この道の入口が、えにわ湖畔の千歳林道入口のゲートから11kmほどあるっていうことです。
ひたすら歩くしかありませんね・・・(苦笑)

で、ゆー太郎さんの車に乗せてもらい、麦汁を飲みながらえにわ湖へ向かい・・・
ゲート前の駐車スペースで準備して、7時17分出発です!

↓林道のゲ-ト。工事関係者が頻繁に出入りしてました。カギはナンバー式でした。


一応、工事関係者の方に入っていいかと聞いてみると・・・歩いて入るんならいいんじゃないの?って答えが。
では、遠慮なく入ることにします(笑)

↓千歳林道という表示がありました。いい道です。


500mほど進んで分岐を右に進んでいくと、川沿いに進むことになるのですが、激しい水音が聞こえてきます。
これも話には聞いてたのですが、この辺は幾つかの滝があるんですね。

↓1つ目の滝。ガケのようになっていて、写真を撮るのも怖かったです・・・。


↓2つ目の滝。


で、3つ目の滝はうまく撮影できないので、木につかまりながら急斜面を少し降りてみました。

↓3つ目の滝の落ちる前のところ。


この後、少し低い滝がひとつありましたが、進んでいくごとにだんだん川の水量も減って、小さな流れに。
そして、途中の林道にいくつもの分岐があったので・・・間違えないようにGPSで確認しながら進みます。

↓一安林道。「イチャン」ってこんな当て字なんですね。


↓一安第一林道。


↓林道を歩くゆー太郎さん。タオルの上に帽子をかぶってますが・・・ちょっと昔の軍人風ですね(笑)


出発して2時間ほどで、やっとイチャンコッペ山のそばまできました。

↓林道からみえたイチャンコッペ山(たぶん・・・)


ここから支笏湖に向かって下りになりますが、ここのちょっと先が林道と登山道がもっとも近いところです。
登山道を作るなら、たぶんそのへんですね。

で・・・慎重に登山道がないか探しますが、見つかりません。
ゆー太郎さんと二手に分かれて探し、しばらくしてそれらしい踏み跡をやっと発見しました。

↓密かに踏み跡があった笹藪。9時40分、突入します!


で、入ってみると、針葉樹林の植林地の中を通るように道がついています。
ただ、キノコ採りの道の可能性がありますし、しばらく進むと道がなくなってしまいました。

で・・・ここでちょっと針葉樹林の中に戻って、おにぎりを食べながら考えます。
GPSで確認すると、現在位置からイチャンコッペの登山道まで最短コースで500m程度です。
道はないけど藪漕ぎして山頂を目指すか・・・あきらめて戻るか・・・。
ゆー太郎さんに「行く?」ってきいたら「行きますよ!」と元気な答えが!
彼は今回の藪漕ぎに備えて、プロノでヤッケの上下を購入したそうです(笑)

ということなので・・・藪漕ぎ、行きます!!
進んでいくと思ったより藪は深くて倒木が多く、しょっちゅう転びそうになって、歩くのには相当難儀します。

↓めちゃめちゃキツイ藪です(涙)


しばらく苦労しながら藪を漕いで、尾根のようなところに上がると・・・また登山道のようなものがあります。

↓踏み跡のような道。登山道?


とりあえず、歩きやすいのでこの道を使って尾根を進みますが・・・しばらくするとまた道が消失(涙)
仕方なく、藪を漕いで進み続けます。

↓藪の中を進むゆー太郎さん。この辺はまあまあ歩きやすかったのですが・・・。


で、上の写真の上部の方に白樺が並木のように並んで生えているところがあります。
最初、道路風なので「あそこが登山道か?」と思い、期待して進んだのですが・・・荒れた作業道の跡でした。
その道を少し下って、登りやすそうなところからまた斜面を登り、深い側溝のようなところを越えると・・・
10時45分ついに登山道に出ました!

↓登山道に出たゆ-太郎さん。・・・ほんと、めちゃめちゃ暑かったです!


で、まずはオーバーズボンなどを脱いで、ちょっとだけ休憩。
8合目ピ-クまであと少しのはずなので、まずはそれ目指してとりあえず進みました。

↓反射板のある8合目へ。


11時1分、8合目に到着。
まずは麦汁をいただきます(笑)

↓麦汁をいただく自分。めちゃめちゃうまかった!


しかし残念なことにちょっと風が強くて・・・そしてガスで何も見えません(涙)
なので、7分ほど休憩してすぐに山頂へ向かいました。

山頂には11時17分到着。
早足で行ったので、8合目から10分かかりませんでした。

↓久々のイチャンコッペ山頂。


ここでまた休憩しましたが・・・やっぱりガスで展望ゼロ(涙)
つまらないので、久々ついでに本当の山頂まで笹を漕いで行って来ました。

↓軍の施設の一部といううわさのある遺構。


↓中には配管が・・・。


↓遺構のある場所は、土盛りしたようにこんもりしています。


で、今日はなぜか2人ともヘッドランプを忘れてしまったのがわかり・・・とっとと帰ることにします(苦笑)
11時52分下山開始です。
帰りは山頂から直接藪漕ぎして降りようか・・・って相談したりしましたが、結局安全策で来た道を降ります。

↓帰りの藪漕ぎ。登りよりはだいぶ楽でした。


往路とは少し違うコースになりましたが、12時52分、山頂から1時間で無事林道に出ることができました。
あとは林道を進むだけですが・・・だんだん頭が痛くなってぼーっとしてきました。
なんだか風邪をひいて熱が出てきた時のような気分です。
・・・「もしかして熱中症?」と思い、持っていたスポ-ツドリンクや水を十分取ります。
本当はしっかりと木陰で休むのがいいんでしょうけど、風邪かもしれないし、早く終わらせたくなったので・・・
ゆー太郎さんに「下りの走りやすいところは走って行きましょう!」と半分くらいはスロージョグで進み、
14時53分、ゲ-トに到着しました。

体調はかなり悪いのですが、ゲートについて安心して大分気持ちが楽になりました。
で、帰りはあろうことか竹山高原温泉で湯につかりまくり、しこたま温まって帰りました(笑)

↓竹山高原温泉。結構混んでますね。


で、家に帰ったら微熱があるので横になり・・・ひと寝入りすると38.6℃まで体温が上昇(汗)
そこから熱が下がらず、かなりつらかったですね。
やっぱり熱中症かなー、と思いながらネット検索したり、snufkinjrさんから助言をいただいたりして・・・
苦しみつつも、なんとか翌日には熱が下がりました。

なんか、老化に伴ってだんだん体温の保持なんかが難しくなっているんでしょうか・・・。
ちょっと悲しい気持ちになりました・・・。


GPSトラックです。

↓クリックでちょっと大きくなります






↓クリックでちょっと大きくなります



職場のT先輩から教えていただいたのですが、昔、イチャンコッペには自動車で登れる道路があったそうで・・・
確かに今でも航空写真を見るとその跡が残っています。

↓自分のトラックと自動車道。左の写真はピンクで強調。古い地図にはこの道が載っているそうです。


どうやら藪漕ぎして登山道に出る直前の側溝のようなところがその跡のようです。

藪漕ぎはキライですが、たまには登山道じゃないところを歩くのもなかなか面白いもんですね。

コメント (15)
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無意根山・余市岳縦走 平成24年9月2日(日)

2012-09-05 20:52:10 | 定山渓方面・夏山
豊羽鉱山を挟んで隣り合い、双子のようによく似た形をしていて、ときどき間違えることもある無意根山と余市岳。
この2つの山の縦走は、去年からずっとやってみたいと思っていました。
ただ、利用する交通機関のことや、コ-スの難易度からなかなかふんぎりがつかないでいたのですが・・・
いろいろ考えた末、交通面でも体力面でもなんとかできそうな目途がついたので、実行することにしました。



定山渓をスタ-トして薄別から無意根山に登り、元山コ-スを降りてからは天狗小屋まで舗装道路を歩き、
白井右股川コ-スから余市岳に登り、赤井川コ-スを下ってから5kmほど歩いてバスに乗るというものです。

まずは北広島の自宅を21時に出発し、札幌駅発22時の定山渓行きバスに乗ります。
途中、ススキノを通るのですが、乗客も多く、これから行く山とは別世界のようににぎやかでした。

↓ススキノのネオンと観覧車。バスの窓から撮影。


定山渓には11時過ぎに到着。
コンビニが見えてすぐの「定山渓神社前」で降り・・・まずはコンビニを2軒ハシゴして麦汁をいただきます(笑)

↓ローソンとサンクスが向かい合ってるんですね。両方で麦汁と焼き鳥なんかをいただきました。


ここから先はほぼ補給ができないので水とスポ-ツドリンクを計3.75L、ジェル系3袋、麦汁1.85Lをザックへ。
食料や衣類、ストックなども持ったので、日帰り装備としてはめちゃめちゃ重い感じがします(汗)

とりあえず、ここをスタート地点とすることにして、GPSのスイッチを入れ、23時42分出発です。
が・・・しばらく歩くとちょっと眠くなってきたので、近くのバス停で休憩させていただきました(苦笑)
そしてベンチで寝転がり、20分ほど仮眠をとって、0時23分、定山渓を再スタートしました。

 
↓休憩したバス停。もともとバス停か公園で仮眠とろうと思っていました。バスを利用したのでお許しを。


で、しばらくは国道をトコトコ歩きますが・・・ラッキーなことに、今日はほぼ満月です。
歩道が無いので、車が来るたびに怖くてガ-ドレ-ルに張り付きましたが・・・
すごく明るい夜で、まわりの景色もきれいに見えて、なんだか心強い気持ちになりました。

で、1時20分、定山渓から約1時間で薄別の登山口に到着。

↓約1ヶ月ぶりの登山口。ここでまずは麦汁休憩(笑)


ここからは熊が怖いので、熊鈴をザックと腕時計にダブルで装着し、ラジオをつけて1時29分に出発。

正直、昔はこんな熊が出る山奥で夜に歩くなんて、狂気の沙汰と考えていました。
今も相当危険だとは思いますし、人には決して勧められませんが・・・今回は楽しかったです!

晴れた夜空に満月が明るく輝き、黒いスクリーンに映し出されたエゾ松の大木のシルエットがきれいで・・・
なんだかこんな風に夜の山を楽しんで歩くことができて、ほんとにうれしい気持ちになりました。
夜の景色を写真に撮ろうと思ったのですが・・・残念ながらコンパクトカメラでは無理でした(笑)

のんびり歩いて3時9分、宝来小屋に到着。
ここで夜食のサンドイッチをいただいて15分ほど休憩します。

↓林道はここまで。宝来小屋からは登山道になります。


登山道に入っても、先月にきたばかりということもあって、なんだか不安はありません。
とりあえずゆっくり進み・・・4時4分に無意根尻小屋に到着。



ここからテラスと呼ばれる場所に登っていくと・・・だんだん東の空が明るくなってきました。

↓夜明けです!空が燃えるようにゆらめいて・・・いい感じです!


山頂側も薄明るくなるなか、明るい月が見えて・・・こちらも素敵です!

↓実際に見える感じと写真はちょっと違いますね。月が本当にきれいでした。


さらに登っていき、元山分岐で日の出5分前になったので、ここで麦汁を飲みながら日の出をみることに。
もう、水平線はオレンジに色づき、少しづつ光がにじみ出てきます!

↓オレンジ色に染まった地平線から太陽が顔を出し・・・


↓少しづつ周りを照らし始めて・・・まわりの景色が赤く染まります。


久々に見たすばらしい夜明けの景色でした。
一応日の出は見ることができたので、荷物をデポして山頂に向かって少し歩き振り向くと・・・
さらにすばらしい雲海と山々と高原の景色が!

↓無意根山万歳! 「うおっほーい!」と変な叫びを上げてしまいました!


山頂には5時11分に到着。
あと15分早く登っていれば山頂で夜明けを見ることができましたが・・・まあ満足です。

山頂はまだ夜明けの余韻十分で、やはりすばらしい景色です!

↓山頂標識と羊蹄山。


↓中岳、並河岳、喜茂別岳。


↓札幌岳、空沼、漁方面。


本当に今日この日、この時間にここにいられてよかったです。
しばらく景色を見ていたくなりますが・・・実は自分で立てた予定から遅れ始めています。
今日は下山後に赤井川の常盤というバス停から17時10分発のバスに乗らなくてはいけません。
途中、荒れた登山道で有名な余市岳白井右股川コ-スを通ることもあり、余裕をもって行動する必要があります。
なので、名残惜しいですが・・・下山することにします。

長い山頂部を歩いて行くと・・・次の目標余市岳が見えます。

↓中央左に余市岳。ちょっと遠いですね(苦笑)


ふとGPSを見ると、電源が切れていて山頂部付近が記録されていませんでした。
なんかちょっと残念・・・。

元山分岐でデポしたザックを回収し、時間を短縮するため、下りはスロージョグで降りることにします。
先月と違って、元山コ-スはきれいに草刈されて快適です!

↓笹が刈られた登山道。


で・・・1時間ほど進んだところで、前から人が。
あいさつを交わして顔を見ると・・・なんと、前にニペソツであったS本さんです!

↓一昨年の秋にニペソツで会ったS本さん。めちゃめちゃ歩くの早い人です、


彼に今日の予定を話すと・・・「うわー、バカだー!」・・・と、本当のことを言われてしまいました(苦笑)
「それを言われると、返す言葉が・・・」というと、「い・・・いや、すばらしい!」と言ってくれましたが(笑)

で、時間が遅れ気味で気が急いていたので、S本さんにまたどこかで!、とあいさつしてまたジョグで下山します。
元山の登山口には、分岐から1時間半かからず、7時37分に到着。
当初予定していた7時半にほぼ近い時刻に到着できてちょっと安心。
ここからは舗装道路を5.5km歩いて余市岳の登山口、天狗小屋に向かいます。

途中、キノコ採りの方と話したりしながら早足で進み、8時38分、約1時間かかって小屋に到着。

↓定山渓天狗山に登る人の車がたくさん止まってました。


↓ゲ-ト前で麦汁を補給(苦笑)


自分の予定では、登りに約4時間かけて、12時半頃に余市岳の山頂に・・・と考えていました。
約10kmの荒れた登山。
ここでどれくらいかかるかが問題ですが・・・とりあえず進みます!

で・・・天気がよくて、暑くなってきました。
途中、さっき話したキノコ採りの方がバイクで追い越して行きました。

↓林道は明るくて・・・暑かったです


↓林道の終点あたりの崩落地。


↓前半の登山道は多少荒れていましたが、十分明瞭でした。


↓前回滑落した崩落地。


↓2時間半以上かかって、やっと余市岳の姿が見えてきました。


約3時間かかって、一昨年来たときに時間切れで折り返した沼に到着。
前回とほぼ同じ時間で到着したことになります。



GPSを見ると、ここから赤井川コ-スの登山道と合流するキレットまで約1kmです。
これで楽勝かなー、と思っていたのですが・・・めちゃめちゃ甘かったです!
本当に厳しいのはここからでした・・・。

ここあたりからしばらく進むと、正直、どこが登山道なのかさっぱりわからないようになります。
登山道を見失っては、戻って慎重に草を掻き分け、道の痕跡を探しました。

↓いったいどこが登山道なのか・・・。


何度も迷い、もう正直遭難するんじゃないかと思ったりもしました。
ほんと、正しい登山道でも「もしかして間違っているんじゃないだろうか?」と思うほど荒れてました。

それでもなんとか微妙な踏み跡を確認してそれをたどります。
さらにつらかったのは余市岳の笹のもの凄い硬さでした。
もう、ヤブコギして掻き分けるのに、ものすごく腕力が必要です。

↓赤井川コ-ス合流直前の登山道で。最後の方の藪漕ぎは少し楽でした。


腕や肩が疲れて、ちょっと進んでは休み・・・という感じで、本当に長く感じましたが・・・
12時42分、やっとの思いで赤井川コ-ス合流地点に到着しました。

↓赤井川コ-ス合流地点。無事出られてよかった!


最後の1kmには1時間かかりましたが・・・ほんと、このコ-スは遭難の危険がありますね。

水をがぶ飲みしてちょっと休憩しますが、予定よりだいぶ遅れてしまいました。
のんびりしていられないので、5分ほど休んで荷物をデポし、麦汁とGPSを持って山頂に向かいます。

山頂には13時16分に到着。

↓ほんとに「ごくろうさま」という感じです。2~3組の登山者が休憩していました。


無意根山は・・・と思い、少しハイマツを掻き分けて見ると、景色が霞んでいてわかりにくいです。

↓ちょっと晴れてないのが残念です・・・。右側の2つのピークが無意根と中岳だと思います。


とりあえず無意根と余市のピ-クを踏むことができました!
ボロボロですが、ちょっとした達成感があります。

麦汁をいただき、休憩していると、となりのケルンのある方から大きな音が!
山ガールの方が「戦国時代に吹いてたやつだ!」って話してましたが、
どうやらわざわざほら貝を持ってきて吹いている方がいるようです(笑)
音は他人によっては不愉快になるかもしれないので、人のいない山でやった方がいいかなー、と思ったりもしました。

で、予定より45分ほど遅れたので、のんびりしていられません。
休憩は10分ほどにして、そそくさと下山。

降りていくと、藪漕ぎしたコ-スが見えてきます。

↓割とはっきり見える白井右股川コ-ス。まあ、写真では見えない右側の方がきついのですが・・・・。


デポしたザックを回収し、旧登山道と書かれた方に進み・・・

↓この登山道はキロロができる前に来たことがありますが・・・もう25年ぶりですね。


遅れを取り戻すため、軽く走って降りようとしますが、へろへろで走れず・・・ちょっと早足なだけ(笑)
それでも若い男女のグル-プや山ガールを追い越して降りたので、普通に歩くよりは一応早かったようで・・・
14時41分、山頂から1時間15分ほどで登山口に到着できました。

↓これで登山道終了。あとは林道と舗装道路を歩くだけです!


これで遅れはとり戻したので、あとは普通に歩いても予定の16時前には楽勝でホテルまで行けます!
黒い犬を連れた方に途中で抜かれながらも、15時30分、ホテル横に到着。

↓きれいなキロロのホテル。左に黒い犬を連れた方が。


ザックにはまだ飲み物がありますが、冷たい飲み物が欲しくて自動販売機を探すと・・・ありました!
コーラを飲んでしばらく休憩しますが・・・うまかったです!

ここからはあと5kmほど歩いて「常盤」というバス停から余市駅行きのバスに乗ればOKです。
天気のいいきれいに整備された道をのんびり歩いて行きますが・・・さすがに疲れてきましたね(苦笑)

↓めちゃめちゃきれいなキロロの道。


最後はネットで確認した場所にバス停が無く、焦って近辺を走り回ったのですが・・・なんとか発見。
バス停が見つからない場合は小樽まで20km歩こうかとも思いました。←行き倒れの可能性あります(苦笑)

↓なんとか20分前にバス停に到着。


あとはのんびりバスを待ち・・・17時10分すぎに乗車。

↓バスには自分以外はしばらく誰も乗りませんでした。


帰りは寝ていく予定でしたが、残念ながらバスではなぜか眠れず・・・JRでゆっくり眠ることにしました。

↓余市駅のそばで麦汁0.85Lを買い・・・飲んだらまったり。


↓余市駅のホ-ム。1両編成の列車で・・・整理券をとるようになっていて、なんだか新鮮でした。


JRでは小樽で乗り換えでしたが、その後はゆっくり眠れて気持ちよかったです。

自宅には20時半過ぎに到着。
昨日の21時に自宅を出たので、24時間以内に戻ってこれました。
なんだか登山というよりは小旅行のような・・・過酷だったけど思い出深い晩夏の1日でした。


GPSトラックです。
2万5千分の1の地図は何枚もうるさい感じなので、少し小さくしてサムネイルで載せました。
右側がスタート、左側がゴール側です。





余市岳の山頂部のトラックが切れていて残念です・・・。



今回歩いた余市岳の白井右股川コ-スは5年前と8年前にHYMLの方たちが笹を刈ってくれたそうです。
登山道は維持管理しないと、あっという間に廃道になってしまうんですね・・・。
笹が刈られない限り、自分ももうこのコ-スは2度と登らないだろうと思います。

で・・・今年も日が短くなってきて、こんな長距離登山ができるのはもうほんの少しの間だけです。
あと1回くらいは長距離登山ができたらなー、と思います。

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