ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

暑寒別岳 しつこくスキー 平成25年6月2日(日)

2013-06-06 23:10:58 | 樺戸・増毛山塊・冬山
 今年はもうスキーは終了!・・・のはずでした。
 この日も夏山に向けた長距離飲酒歩行訓練を予定していたのですが・・・
 O畑氏の「暑寒別でラストランはどう?」という誘惑に敗北し、またスキーに行くことに。
 ああ、これでまた夏山に向けた体作りが遠のきます(苦笑)

 で、いつもどおりレジャーということで車中でたっぷり麦汁をいただき、朝9時に暑寒荘に到着。

↓準備するO畑氏。もうすっかり暖かくて初夏の雰囲気です。


 で、トイレを借りようと暑寒荘の方を見ると、なんか不思議な感じです。

↓暑寒荘。なんか、たくさんの布のようなものがにぎやかに・・・。


↓階段を上がると、こんな感じ。思い切りたくさんの布団を干してました。


 小屋の前で作業していた方のお話しを聞くと、山小屋開きの準備をしているとのこと。
 「雪が多いので、迷わないように立てるんだよ」と、登山道用の目印の旗を作ってました。

 焼肉の準備もしているようで・・・ちょっとうらやましい感じです。
 うちらも焼肉セットも持ってくればよかった!

 で、昨日までは林道から上がるコースが雪がつながっていたそうです。
 それならばということで、今日は夏道側からではなく、林道から登ることにします。

 で、9時20分、スキーを履いて出たものの・・・残念ながらすぐに雪が切れてシートラに切り替え(涙)

↓スキーを担ぐO畑氏。林道は雪が途切れがちで1km弱つぼで歩きました。


 まあ、これだけ暖かければ、あっという間に雪も解けちゃうんでしょうね。
 もう、Tシャツでも汗だくです。

 ちょっと道に迷いながら、1時間20分ほどかかって尾根に到着。
 ここで麦汁タイム。
 普段飲まないO畑氏もひとくち飲んで「うまい!」って言ってましたね(笑)

↓残雪に春もみじがきれいでした。麦汁飲みながら景色を堪能しました。


 青空と残雪の白、そして新緑を楽しみつつ、暑くて死にそうになりながらのたくたと登り・・・

↓暑さと闘うO畑氏。残雪に新緑が不思議でした。


 時々だらだらと休憩して麦汁をいただきました。
 もう本当に、「夏スキー」という感じでした。

↓今日は本当に麦汁のうまい日でした!もっと持ってくればよかった・・・。


 でも暑くてへばってなかなか進みません(苦笑) 
 大斜面のが見えるところまで来るのに3時間半・・・。

↓山頂はあの向こう。・・・遠い・・・。


 途中で登り返すテレマーカーの方に抜かれつつ、苦労しながら大斜面を登り・・・
 14時になんとか登りきりました。
 山頂まであと少しですが・・・ここでなんとO畑氏が昼寝を宣言(笑)
 それじゃあということで、スコップを出してO畑氏の寝床を作り、自分はとりあえず山頂を目指します。

↓雪の融けた夏道。


 スキーを担いで、のたくたと山頂へ向かいますが、突然ガスが出て、寒くなってきます。
 14時28分、なんと出発から5時間もかかって山頂に到着です(苦笑)

↓久しぶりの山頂。誰もいなくてなんかさみしいですが、麦汁はいただきました。


↓期待していた景色はまったく見えませんでした(涙)
 

 暑寒別岳での景色は今回はだめでしたが、考えてみると今まで登った5回中3回はばっちりでした。
 3勝2敗なので、まあいいことにします。

 あとは急ぎO畑氏の元に戻り、下山することに。
 ガスのせいでO畑氏の居場所がわからず、「おーい!」「おーい!」と呼び合って確認。
 
 滑り始めの最初の方はガスっていましたが、徐々に晴れてきていい感じになりました。
 で、動画です。

↓O畑氏 その1



↓O畑氏 その2



↓自分。



 もうかなりガタガタ斜面で、ファンスキーではなかなか思い切って滑れませんでした。
 最後は雪の無くなるところまで林道を滑り、最後はまたシートラ。

↓O畑氏 その3 林道をしつこく滑るO畑氏。



↓林道を歩くO畑氏。


 暑寒荘に戻ったのはなんと17時。
 長い1日でした。

 GPSトラックです。







 帰りは岩尾温泉あったまーるに寄って帰りました。
 すっかり日に焼けて、手や首が痛くて大変でした(苦笑)


 おまけ。
 登り返して滑っていたテレマーカーの方。
 ちょっとだけお話ししました。
 見てくれるかな・・・。 




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当別586峰 平成25年3月20日(水・祝)

2013-03-26 21:07:03 | 樺戸・増毛山塊・冬山
O畑氏が当別町の北別狩岳から南別狩岳の縦走をしてみたいといいます。
で、今回はちょっと地形が入り組んだ南別狩付近の偵察も兼ねて、東側の586峰に行くことに。
メンバーはO畑氏とミューラーさん、自分。

今日は雪が締まってきたので、短いスキーで行くことにします。
9時52分、小雪の降る中スタートです。

↓O畑氏は130cmほどのミッドスキー、ミューラーさんはフリーベンチャー、自分は99cmのGASPOのスキー。


思ったより雪が柔らかく、自分の99cmスキーでもズブズブ埋まります(苦笑)

↓O畑氏は快調に進みます。やはり長いスキーにするべきでした(涙)


砂金沢川に沿って進もうと考えましたが、地形上ちょっと歩きにくそうです。
なので、止むを得ず川から離れて小高い丘を登り降りして進みました。

で、細かい起伏のある地形を登っていくと、急斜面が見えてきました。

↓586峰に至る斜面。めちゃめちゃよさげな斜面です!


で、前日はかなり気温が上がったのですが、今日は結構寒いので、雪崩は起きなさそうです。
なので、そのあたりは気にせず登っていきましたが、結構あちらこちらにクラックがあります。
O畑氏が「精神衛生上良くないので、木のある尾根から登ろう」と言うので、途中からそちらに。
まあ、それが基本なんでしょうね(苦笑)

↓斜面上部にたくさんの亀裂が・・・。


↓どんどん登っていくと・・・山頂が近くなってきました。


↓登るO畑氏とミューラーさん。奥にダム湖が見えます。


山頂近くでは結構景色がよくて、ときどき振り返りながら登ったのですが・・・
突然体がドスンと落ちました!
クラックが新雪に隠れて落とし穴のようになっていて・・・焦りました!

↓浅く見えますが、背丈ほどの深さが。O畑氏は自分が急にいなくなったのでどうしたのかと思ったそうです。


滑る時は落とし穴に気をつけようねって話しながら登りました(汗)

で、山頂には2時間20分ほどかかった12時12分に到着。
まずは、ミューラーさん得意のこれです・・・!

↓国旗掲揚(笑)


なんか・・・いいもんですね!
今日はちょうど旗日だし(笑)

↓あとはのんびり食事とか麦汁とか(^^;


30分くらい休憩して下山。
ちょっと尾根を間違えて降りたりしましたが、楽しめました。
雪はめちゃめちゃ悪かったですが(苦笑)

↓上の方はもうガリガリでめちゃめちゃ滑りにくかったです・・・。



↓下の方に行くと今度はぶよぶよで、短いスキーだとものすごく不安定。



↓ぴよしろうもガリガリ斜面の激しい振動で調整不足のスキーが何度かはずれて安全走行。



↓今日のゲレンデ。雪がよければもっとよかったのですが、結構楽しめました!


滑った後はまた小高い丘を登り返しながら駐車地点へ向かい、14時54分に到着。
この山、オープン斜面がたくさんあって、雪がいい時はすごくよさそうな感じでした。
雪崩は要注意ですが・・・。

GPSトラックです。
下山の時、電源が落ちてたようで、間違った尾根を降りるあたりまで切れてます。







帰りはO畑氏お勧めの伊藤ジンギスカンに寄り、食べ放題(笑)

↓当別の老舗ジンギスカン店だそうです。うまいです!


↓年甲斐も無く食い放題を選択。悔いはないほど食べました(笑)


で、ちょうどテレビで当別町のおいしい店っていうのをやっていて・・・なんと伊藤ジンギスカンが1位でした!
おいしい店で食べられて幸せでした。
ちなみに3位が先日寄った紙ひこうきだそうです。
次回は2位の店に寄ろうねって話して解散しました。

今年も、もうちょっとスキー行きましょう!




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当別町丸山 焼肉会 平成24年4月30日(月・祝)

2012-05-13 09:06:26 | 樺戸・増毛山塊・冬山
 久しぶりにN野とやみぃ嬢と山に行くことに。
 2人とももうずっと山に行ってないようなので、今回は初心者向けの当別町丸山へ。
 で、地元に住んでいるO畑氏も誘って、焼肉登山に行くことにしました!

 ぴよしろう、車の中で麦汁を2Lほどいただき、すでにでろでろ状態(^^;)
 とても登山するような状態ではありません。 ←不良登山者ですね(苦笑)

 まずは道路脇に車を止めて準備して・・・9時45分出発です!

↓O畑氏を先頭に、まずは川を渡るため橋に向かって進みます。


 で、酔っぱらい自分が適当なことを言ったせいで・・・正規のルートではなく、西側の尾根から登ります。
 でも・・・山頂直下がヤブヤブ状態だったので、結果オーライってことで(笑)

↓スキー靴がゲレンデ用なので、ちょっと急斜面を登るのが難しいN野。


 ただ尾根側も雪が融けまくっていたうえ、いいかげんなルート取りだったので
 ・・・強引に急斜面のヤブを突破したり・・・(汗)

↓急斜面のヤブを登るやみぃ嬢。冒険させてしまいました(苦笑)


 でもまあ、天気がいいので、ほんとハイキング気分満喫という感じで気持ちよく歩きました。



 で、風の当たらない適当な場所を見つけて・・・焼肉開始です!
 もう、ぴよしろう、ここまで3L近く飲んで、もう完全にアウトな状況ですが・・・貪り食いました(笑)
 当別のいとうジンキスカンというところですが、おいしかったです!



 満腹になったらめちゃめちゃ眠くなり・・・雪の上に倒れこみ爆睡(笑)
 30分ほど寝てしまいました。
 皆さんすいません(苦笑)
 で、起きたら山頂に向かいます(^^;)

 当別丸山の山頂はのっぺりして長いので、「ここが山頂」ってことで適当なところで登り終了。
 そしたらこんどはN野が死亡(苦笑)

↓死亡したN野(笑)久々だったうえに酒飲んじゃったんで・・・って人のこと言えませんが(笑)


↓別狩岳方面でしょうか。O畑氏は今年行ったと言ってましたね。


 あとはちょっと休憩してシールをはずして下山です。

 山頂直下はヤブで滑れないので、登ってきたルートを戻り、途中から林道に合流。

↓ジモティのO畑氏。地元の山に初登頂ということで喜んでいました。


↓駐車地点に戻ってくるN野・やみぃの2人。


 天気がよくていい日でした。
 帰りに少し離れたところから丸山を見てみると・・・やっぱり山頂直下はヤブヤブ。
 低山なので、もう少し早い時期に行かないとダメですね。

↓上の方・・・緑の部分が多いですね。


 GPSトラックです。








 行く途中と帰る途中、新しくできた当別ダム、青山ダムの様子を見学しました。
 もちろん、案内は地元のO畑氏。

 当別ダムは音にも迫力ありましたね!
 新しい道になって景色が変わったので、ドライブなんかもお勧めです。

↓当別ダム。右側の水の排出口から「ヒューヒュー」という音がして・・・面白かったです!


 とてもいい日でしたが・・・飲みすぎでダウンしてしまい・・・
 皆さんに大変ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

 当別の山、近いですし、来年もまた行きたいと思います。
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暑寒別岳でスキー 平成23年5月15日(日)

2011-05-17 22:32:43 | 樺戸・増毛山塊・冬山
 土曜日は仕事だったのですが、日曜日は休めます。
 なんか明日は天気が回復しそうな予報です。
 そして・・・スキーがしたい気分です。

 群別リベンジ・・・とも思ったのですが、今度は違う山ってことで、夏しか行ったことがなかった暑寒別に行くことに。
 前日の夜、スポーツクラブでゆっくりお風呂に入ってから、11時過ぎに出発。
 登山口には夜中の2時過ぎに到着して・・・とりあえず麦汁1Lをいただき、2時45分からまずは仮眠です。

 で、5時過ぎに起きると眠くて死にそうですが・・・寝起きの麦汁2缶とサンドイッチで覚醒。
 のろのろ1時間ほどかけて準備して、6時8分、暑寒荘前を出発です!

↓ワンちゃんがうろうろしてました。


 ぴよしろう、ここから暑寒別に登るのは初めてです。
 川を渡って進みますが・・・遊歩道が見えたのでそっちの方に歩くと・・・間違い。
 また戻って尾根に向かいます。



 最初は雪が切れてましたが、尾根に上がるとなんとか雪がありました。

 

 でも、またなんだかガスってきて、今回もまただめかなー、という敗退気分になります(涙)
 まあ、こないだよりは視界が良好で、とりあえずスキーは楽しめそうなので気を取り直し進みます。

 暑寒別岳、なんか赤いナンバープレートが表示されてますね。



 だんだんガスが濃くなってきて、ちょっと悲しいのですが・・・休憩してチーズタルトを食べます。
 ぴよしろう、チーズ系のお菓子は大好きです。

↓だんだんガスが濃くなって・・・悲しい気持ちに・・・。


 のんびりしてから、また登り始めると・・・ん??・・・。



 おおっ!!
 ガスが・・・晴れました!



 振り向くと・・・雲海です!



 そして・・・目指す山頂の方が見えます。(山頂は左側のちょこんと出たところ)



 隣の山(1413m)も、いい感じです。



 元気が出てきてどんどん進むと、先行者3名が休んでいるところに追いつきます。
 「早いですね。」といわれますが、「1人だと早いんですよね。お先に!」と、進みます。



↓下に先ほどの3人のパーティ。こうしてみると・・・雲海がすごい!


 最初は左側から行こうと思ったのですが・・・つぼ足の先行者のトレースが右側に向かってます。
 なので、予定を変えてそのトレースを追ったのですが・・・ひどいコースでした(涙)



 もう少しで滑落しそうな危険なコース・・・(涙) ←行かないでくださいまし・・。
 そのトレースを付けた本人にも会ったのですが「よくあそこから登れたね!」とか言ってました(苦笑)

 で、山頂には10時36分に到着。
 出発から約4時間半かかった計算です。



 山頂は・・・それはもう美しかったです!

↓右が雄冬山、左は浜益岳。


↓右は先日敗退した群別。左は奥徳富岳。


 やっぱり青空の雪山はいいですね!
 久々のお天気、万歳です!!

 感動的な景色で、しばらく山頂に居たかったのですが、少し風もあってちょっと寒くなってきました。
 残念ですが、おにぎりをいただいて20分ほど休憩して下山することにします。
 
 下山しはじめたところで、先ほどの3人の方が登ってきました。
 写真を撮るのを頼まれたんですが・・・ぴよしろうも写真を撮ってもらいました。



 さて、いよいよ滑降開始ですが・・・危うく間違えて東側の尾根の方に降りそうになりました(←危険)
 GPSを見て軌道修正して、大斜面を降ります。

↓上から見た広い斜面。高度感あります!


 雪はまだ硬くて、弾かれるように小刻みにターンしながら降ります。
 降りていくと、何人もの人が登ってきて・・・途中ちょっと言葉を交わしたりします。

↓ぴよしろうのシュプール。


 最初の急斜面を過ぎるとなぜか雪が急にやわらかくなり、シュワシュワで・・・気持ちよく滑ります。



 木のそばで休んでいる方がいてちょっとお話します。
 北見から来た方だそうで、靴ずれがひどくてここで断念したそうです。
 一緒に来た方は先に進み、ここで下山を待つとのこと。



 「うちの犬も途中で待ってると思うんだよな。」
 ・・・登山口にいた犬ですね。 

 そのわんちゃん、半分くらい降りたところにいましたね(笑)

↓北見の方のわんちゃん。 

 
 で、そのあとも長いスロープをのんびりと楽しんで滑り降ります。
 
 そして途中お話しした方から「利尻富士が見えるよ」、と言われて海を見ると・・・おおっ!
 確かにそれらしいのが見えます。

↓ちょっと斜めっててすみません。中央あたりにうっすらとそれらしいのが・・・。


 標高が下がった最後の方は雪が切れてきて、それでも無理矢理降りていくと藪にぶつかります。
 なので最後はスキーをかついで、適当に藪を突破。
 夏道に合流して、のんびり下りていきます。



 暑寒荘の前には13時14分着。
 で、登山口のところに女性が。

 「登ったんですか?」と声をかけられます。
 お話しを聞くと地元の方だそうで、小学校の頃に登ってからずっとこの山に登ったことがないそうです。
 今年こそは登ってみたいと思い、まだ早いけど登山口まで様子を見に来たとのこと。
 是非、登ってください、とお勧めしました。
 がんばってくださいね!
 


 朝出発前に飲んだ麦汁も、もう8時間ほど経過したのでOKってことで出発。

 帰りの車から見ると、暑寒別岳、立派な山だなあと改めて思いました。
 今年の夏も、また来たいですね。
 



 GPSトラックです。
 基本的に尾根伝いに登る感じですね。








 天気のいい日の登山は最高です。
 今日はたくさんの人が登ってきて、何人もの人と言葉を交わしました。
 
 いやー、登山って、ホントにいいもんですね(笑)
 




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幌天狗+群別岳(敗退) 平成23年5月5日(祝)

2011-05-08 19:49:13 | 樺戸・増毛山塊・冬山
 天気予報では昼から青空ということなので、小雨の降る中、期待して朝3時過ぎに自宅を出発。
 浜益方面はまだ雪があるようなので、今日は群別岳に向かうことにします。

 朝5時、国道231号から群別川林道を3Kmほど入った、数台の自動車が駐車してある地点に到着。
  


 朝食をとっている方がいたので、「群別ですか」とたずねると、女性の方がポツリと「オシラリカ」(!?)とか。
 何「オシリ」???・・・何??、と考えていると、もう1人の方が、「奧徳富のことです」と教えてくれました。
 なるほどそうですか。
 で、なんとなく「オシラリカも知らないの?」という雰囲気を感じたので・・・すぐに車に戻り準備に(笑)

 で、長い林道歩きに備え、いつものように麦汁を少々(?)いただきます。
 そして5時20分、短いスキーを担ぎ、つぼ足で出発です!
 奧徳富と教えてくれた男性が「お気をつけて」と声をかけてくださいましたm(_ _)m

 まずは雪のとけかかった林道を進みます。
 今日は12本爪アイゼンやピッケルなどでザックが15キロ近くあり、ちょっと重いです。
 で、3km弱歩くと立派な橋が。



 この橋を越えてしばらく進んだところで休憩して・・・また進むと、雪崩の跡が(汗)



 そして・・・スタートから5km弱の林道が少し下るところで・・・自分の気持ちにちょっと変化が。

 ・・・左の沢になぜか突然入りたくなります。
 当初から通称増田の沢というところから群別に行くつもりで、GPSにも入力してきたのですが・・・。
 で、なんとなく・・・沢に呼ばれるように入っちゃいました  

 そこで改めて地図を見ると、途中に急斜面はありますが、なんとか一気に尾根に出られそうです。
 そして・・・そこから尾根伝いに群別を目指すことにします。 



 正直、きちんと下調べせずにこういう変更をするのはだめですが・・・
 冒険心のほか・・・変な自信というか、おごりがあったんだと思います。←反省です

↓入った沢の途中で。ここにも雪崩の跡が。振り返って撮影。

 
 沢の上部には滝があり、そこから少し離れた右の急斜面をアイゼンをつけて進みます。



 さらに尾根に向かって進むと・・・もう雲の中に入るようです。

 

 8時50分ころ、尾根の一歩手前の標高1030m付近の緩斜面で30分ほどのんびり休憩。 
 すると・・・だんだんガスが濃くなってきて、周りが見えなくなってきます。



 その後尾根へ出るとガスは濃くなったり、ちょっと晴れたりを繰り返します。
 でもまあ、今日の予報は昼から晴れだから、そのうち晴れるだろう・・・と高をくくって進みます。

 尾根には足跡があって、幌天狗まで続いていました。



 幌天狗には9時45分に到着。
 ガスは出てますが、晴れることを信じて進むことにします。

 で、幌天狗を越えたところで・・・突然、一瞬ですがガスが晴れました・・・。
 すると・・・おおっ!群別が見えるじゃありませんか!

↓群別岳・・・カッコいい!


 これから進む尾根伝いのコースが、やっとはっきり見えました。
 なんだか群別が呼んでいるような気がしてやる気が出ました!

 でも、晴れたのはこの一瞬だけ。
 その後はガスは少しずつ濃くなる感じです。
 それでもまだ多少の視界があるので、ちょっと怖いトラバースをしながらもなんとか進みます。
 
↓・・・だんだん周りの地形が見えなくなってきました・・・。


 でもそのうち、ついに足元もよく見えなくなります。
 雪庇から足を踏み外して落ちそうになったりしながら・・・ゆっくり進みます。

 だんだん険しい道になり、相当痩せた尾根なんだろうな・・・と思いつつ、なんとか見える足元だけを見て進み・・・



 一瞬視界がよくなって振り向くと・・・うわー、ちょっと危険な尾根ですね(苦笑)



 まだ行ける・・・と思って進みますが、ついにもうどうしようもないくらい視界がなくなります。
 もう、完全にホワイトアウト状態・・・。

↓数歩前の足跡もよく見えない感じです・・・。


 そして尾根伝いに行くのがちょっと厳しい感じのポイントで・・・迷います。
 地図を見ると尾根を避けて北側をトラバースするのが正解かと思い、一度そちらに行って見ます。
 一応行けそうですが・・・あまりにも視界がなくて、先が見えず危険と思い断念・・・。
 あと500mで増田の沢からのルートとの合流点、群別岳までもう少し・・・行きたいなあ・・・。
 
 で、仕方なく、痩せ尾根の上に戻り食事にします。
 ラジオを聞いていると、「札幌はお天気で気持ちいいです!」とか言ってます。
 「もうちょっと待つと晴れるかな・・・」と思い、ここで様子を見ることにしますが・・・一向に晴れません。
 でも・・・いつまで待てばいいのか・・・。
 
 そしてそのうち、このままずっとガスがかかったままで、自分が滑落して死んじゃうこととか考えたりして・・・
 そしたらなんだか悲しくなってきて、「もう山なんかいいから無事に帰りたい・・・」と思い始めます(苦笑)

 すると・・・突然頭の中に「戻れ!」という指令が下りて来ました。
 11時32分、このあたりで50分ほど過ごして敗退決定です(涙)



 そして・・・帰りは慎重かつ忠実に自分の足跡をたどり、12時33分、無事に幌天狗まで戻ります。
 ここまでくれば、一安心です。
 
 幌天狗を少しだけ降りて、まだガスはかかってますがスキーを履きます。

↓幌天狗のあたり。まだ視界はいまいちですが、広い斜面なのでここからはスキーで。 


 ああ・・やっぱりスキーは楽だし楽しいですね!
 雪が重くて操作しにくいですが、もう十分です。



↓自分の足跡の隣を滑り降ります。
 

 そして標高が下がるとガスがすっきりと晴れ、黄金山が見えてきます。

↓やっと見えた景色。


 林道に降りたらあとはひたすら歩くスキー。
 さっきまでのガスが信じられないようないい天気です。



 駐車地点には14時53分着。
 出発した時よりもだいぶ車が増えてます。
 


 今日無事帰れたことを山の神様に感謝して、あと帰りに群別の神社にもお礼して帰りました。

 そして、帰りに遠くから山を見ると・・・やっぱりまだ山頂は雲の中です。
 尾根で待たなくてよかったです(笑)



 GPSトラックです。







 今回はちょっと危険でした。
 これからはあまり危険なコースは取らないようにします。
 ただでさえ酒気帯び登山ですからね(苦笑)
 反省です。



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浜益御殿と浜益岳 平成22年5月9日(日)

2010-05-11 22:11:13 | 樺戸・増毛山塊・冬山
 浜益御殿、今年こそは是非行ってみたいと思っていました。

 朝から北広島は雨でしたが、天気予報(午後に向けて良くなる)を信じて出発。

 寝不足で途中で寝たりしながら雨の中を浜益へ向かい、迷いながらも雪解けの林道をできるだけ奥に進んでから駐車。
 雨はなんとか止みました!いけます!
 
 で、今日も固い決意で麦ジュースミサ(?)を執り行い、準備をしていると大型の四駆がやってきました。
 やってきたのは札幌から来たというSさん。

↓準備中のSさん。テレマーカーです。



 とりあえずぴよしろうは準備完了したので、お先にとご挨拶して、6時43分出発します。
 林道をつぼ足で歩きながら、また麦ジュースをいただきます。 ←もうすっかりパターン化(笑)。

↓ビールがちょっとピンボケ。



 あ~あ、これで今日も2時くらいまでは帰れません(笑)。 ←といいながら喜んでますが。

 で、しばらく歩くと・・・おや?、Sさんが林道前方に突然出現。
 聞くとショートカットルートがあり、そこから来たとのことです。

 で、ここからお話しながらご一緒させていただきました。

 Sさん、今日は浜益御殿まで行くとのこと。
 ここはよく来るコースだそうで、この冬も何度も来たとのことです。
 
 ぴよしろう、初めてのコースなので心強いです。

 Sさんは夏山はやらない方で、スキーをするための冬登山なんだそうです。

↓Sさんのテレマークスキー。時々ネジが緩むとかでビンディングを調整していました。



 2時間半くらい歩いたところで尾根に出ます。
 そしてちょっと薄日が差してきたところで・・・おおっ、浜益岳が見えてきました!

↓奥が浜益岳。



 で、さらに進むと、この周辺だけが晴れになります。(周辺は雲だらけ・・・)

 やった!まわりが少し見えてきました。 

↓あれは・・・雄冬山?



 そして浜益御殿に到着、9時19分、2時間36分かかった計算です。

 で、御殿と言っても何もありません。
 昔、増毛山道というのがここを通っていたらしいのですが、下から見た感じ(形)が御殿ぽかったとか。
 


 少し休憩して、ぴよしろうは浜益岳に行き、S田さんは下山することに。
 S田さん、お付き合いいただきありがとうございました。
 話していると長い道のりも短く感じました。メール待ってますね。

↓下山するS田さん。(中央やや下。)



 さて、自分は浜益岳に・・・と思いきや、いきなりホワイトアウト状態に・・・。



 参りましたが、仕方ありません、さっき見えた山のイメージとGPSを頼りに、9時42分、浜益岳に向かい出発です!
 
 まったく見えない中を歩くのはなんか疲れますね。

 で、途中、驚いたことが。
 ある足跡と交差したのですが、その足跡がぴよしろうとまったく同じなんです。

 一瞬、周りが真っ白なだけに、このあたりをぐるぐる回っているのでは・・・と焦りましたが・・・。
 どうやらたまたま同じ靴だったようです。
 ああ、びっくりした。

↓右の2つはぴよしろう。左が知らない方の足跡。



↓誰もいない山奥で交差した2つの同じ足跡。なんかオカルト現象っぽくないです?(笑)



 で、そのあとも白の世界を少し怖い思いをしながらもゆっくりと進んでいきます。

↓頂上に向かう尾根。
 


 そして11時13分、御殿から約1時間半で浜益岳の頂上に到着です。

 まずは休憩。
 おにぎりをいただきます。

 ラジオをかけてゆっくりしていると・・・だんだん晴れてきて少しずつ周りが見えてきます。
 よかった。これで安心してスキーで下りられます。
 
↓海側というか、浜益御殿側。



 そして、さらに・・・おおっ!!
 ちょっぴりですが、群別岳も見えてきました!

↓鋭鋒群別岳。さきっちょしかみえませんが。



 景色が見えて満足です。
 
 しばらく休憩して、11時38分下山。
 ちょっと歩いてスキーを履き、まずは細い尾根をのんびりスキーで滑り降ります。

 降りていく途中、暑寒別岳(たぶん)もよく見えてきました!



 で、改めてみると、この尾根結構危険でした。
 真っ白でわかんなかったけど、左に落ちたらアウトでしたね(苦笑)。



 で、御殿に向かって歩いていくと、正面の雄冬山はずっと雲の中です。



 雄冬山、行くかどうか少し迷いましたが、寝不足のせいか少し疲れた感じがするので下山することにします。
 ゆっくり下山すれば2時くらいで麦ジュースの効力もすっかりなくなっている頃でしょうから。

 浜益御殿には12時30分に戻りちょっと休憩。 
 十分に景色を堪能してから、下山します。

 増毛山道があったという稜線沿いをスルスルとスキーで下りていきます。
 


 そして滑降開始。

 すると・・・そう、ここは海のそばだったんですね。
 やっと海がきれいに見えてきました。

 で、・・・おもしろい木があったので、海と一緒に撮影。



 どう見ても鳥の頭ですよね(笑)。

 そしてシュワシュワのざらめ雪を滑り降りていくと、



 なんか、海に向かっていい感じの疎林が。
 伝わらないかもしれませんが、この景色すごくいい感じでした。



 この緩斜面の気持ちいい疎林、結構長く続きます。
 楽しく樹林帯を滑って、林道へ。

 林道は長くて、登り返しもあって、滑らなくて参りましたが、13時47分、駐車地点に到着です。



 浜益御殿、緩斜面の疎林が魅力でした。

 帰りに林道をを降りていくと、「車馬等乗り入れ規制地域図」というのが。
 


 スノーモービルの規制はわかるけど、なんで馬もだめなんでしょうかね(笑)。


 GPSとらっくです。







 結局今日も約20Kmほどの移動距離だったんですね。
 雄冬山も行ってたら、26Kmくらい.
明日も休みをもらっていて山に行くので、無理しなくてよかったかな。

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