ウェディング装花秘話

今回メインテーブル装花をさせていただくにあたって
何より初めてのことなので、前もってイメージをふくらませました。
自宅でも実際の３分の１か４分の１のお花を買ってアレンジしてみたり。

こんな感じとか。



こんな感じとか。



花嫁さんのイメージで、淡いピンクのバラなんかかわいいんじゃないかな、と。
また清楚さを出すために白ユリもあるといいな～って。
そこに淡い色のガーベラをちょこちょこと入れるのもいいかもって。
夢がふくらむ、ふくらむ！


そしてお花の注文もして準備万端！


…と思っていたのですが、なんと装花前日になってハプニングが！

お花屋さんから電話がかかってきて、
オーダーしていたピンクのバラ100本が品切れとのこと！
あるのは長さが短めのクリーム色のバラだけだと。。
祝日とクリスマスが続くので、市場のお花が売り切れたのかな～。
朝電話くださっていたようなのですが、その日は仕事だったので出られず、
お花屋さんと話すのは夜になってしまいました。
もっと電話に早く出られたら、ほかのバラもあったんだろうかと思うと
ちょっと後悔の念もあったのですが、
そんなことを考えている場合ではない！最善を尽くさなくては！


しかし…クリーム色のバラとはいったいどんなバラよ？
イメージがつかめず電話口で悩んでしまい、お花屋さんに質問しまくるわたし。
「クリーム色でもどんなクリーム色ですか！？かわいい色ですか？」

お花屋さんは
「かわいいというか～…。かわいくないことはないんですけどぉ…」
と説明がつかず困っている様子…。

あ、そうだ、百聞は一見にしかず。

「写メールしてください！」

すると…。




あら！けっこうかわいい
クリーム色っていうより淡いオレンジ色。
花嫁さんには淡いピンクが似合うけれど、淡いオレンジも似合いそう！

「これにします！」


お花が無事届けられ、翌日お昼ごろから知人の車にお花とわたしを乗せてもらい会場へ。
アレンジの作業を始めました。
ユリの花がひとつも開いていなかったので、エアコン強にして部屋を暖めました。
咲いてきたら、今度はエアコンを切って黙々とアレンジ。
いつもより大きなアレンジになるのでかなり集中。
時間もいつもの倍かかるけれど、お花を触れる時間ってわたしにとって
癒しと安らぎでもあるので、とても楽しい時間でもありました


そして完成


メインテーブルに乗せる前に作業していたお部屋にて撮影。



まだユリが開きかけで寝ぼけ顔って感じです。



翌日はきれいに咲いてくれるかな？



そして翌日。

会場になるお部屋に移動して撮影。きみたちもお嫁にいくんよ～。



ユリも無事きれいに咲いてくれていたので、本当にうれしかったです
新郎新婦とお花が一緒に写っている写真を撮れなかったので
今度写真をもらおうと思います。
わたしのウェディング装花の第一号さまですから


メインテーブルのお花たちはレセプション後、
新郎新婦の新居とご両家のご両親様のところへお嫁に行きました。


自分がアレンジしたお花はまるでわが子のようにかわいくて
お嫁に行ってもそこに住む人を和ませ癒してあげる存在でいてほしいなぁ、とか、
大事にしてもらってほしいなぁと思う母でございます。


まだまだ至らぬ点の多いわたしのアレンジですが、
メインテーブル装花という素晴らしい機会をいただいて心から感謝しています。
これからもっともっと精進していきたいと思います