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リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

兄と妹の映画

2019-04-22 13:37:40 | 日記
先週、たぶんこれ以上ないんじゃないかっていうくらいのトラウマ映画を見ました。
この世の中も自分のことも心底嫌になって、もう映画はしばらくいいや、ごちそうさま!って言ってた舌の根も乾かないうちに、日曜日にクレヨンしんちゃんの映画を見てきました。


今年のクレしん、やばかったです。
両どなりで太郎と次郎がゲラゲラ笑ってるのに、私号泣しました。

映画が始まる前、とっくにおじいちゃんの領域に突入してるオッサンたちが座ってポップコーンむしゃむしゃほおばっているのを目撃して、なにこの2人組(笑)とか思ったけど、映画を観終わった今、あのオッサンたちに心からエールを送りたい、もうとにかく

連れてく子どもがいないからってクレしん観ないでおくのは本当にもったいない!!以上!



というわけで、トラウマになった映画の方のお話を。


岬の兄妹、という映画です。

足が不自由なことを理由にリストラされた兄が、知的障がい者の妹に売春をさせて食いつなごうとする話です。兄は、妹に対してひどいことをしていると自分を責めるんだけど、一方で妹は訳がわかってないので、お仕事好き!お仕事する!と進んで体を売ります。
…ってここまで書いただけでじゅうぶん胸糞悪いんだけど、映画を観ているあいだ私が感じたのは、意外にもこの兄に対しての憤りではなく、自分自身に対する嫌悪感でした。

とにかく、この映画で人間の、というか、自分の本性が暴かれてんじゃないかと感じました。
あの兄は私そのもの。
妹も私。
妹を買う客も私。
妹を売る兄を蔑む人たちも私。
傍観するだけで助けようとしない人たちも私。
この映画に出てくる人全員に自分を見ました。


強烈でした。うちのめされました。
もう、おそらく二度とこんなすごい映画には出会えないだろうと。

でも、もう一度見直すのは断固拒否。