ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

悪夢 ~ほっかほかバイオリン

2007年02月20日 22時31分50秒 | 日記2005-10
 こんな悪夢を見た。

 舞台は東京の新宿だとかそんな大都会の真っ只中にある大型電器店(ヨドバシカメラ?)。
 そこで昼飯を食べようとレストランに入った。店内は薄暗く、床は絨毯敷きの重々しい作りでホテルなんかにあるちょっと高級なバーの雰囲気。いずれも知り合いの若者三名とおじいさん一名と私、の脈絡の無い五名でテーブルについた。ちょっとしたおしゃべりの後、食事はバイキング形式なので各自食べものを取りに行く。
 ひと通り巡って見ると、甘いパンだとかドーナツ類が多い。料理の並んだ一角に、知り合いが手持ち無沙汰に立っていたので、どうしたのかと聞くと、サラダをとる器が無いとのこと。それじゃあ替わりに隣に置いてあるスープ用の器に盛ったら、と提案するも、店員さんがサラダ用の器を持ってくるまで待っていると言う。
 次にまた別な一角では、おいしそうな豚肉のステーキを発見。その傍には奇妙な調理器具(?)が備え付けられている。高さ50cm、幅50cm、奥行き100cmほどの結構大きな装置が床に直置きされ、底面を除く側面と上面が水槽のようにガラス張りで調理の様子がよく見える仕掛けになっている。中に料理を入れると温めてくれる、電子レンジやオーブンのイメージ。これで肉を温めてから食べてくれということらしい。
 「これにバイオリンを入れたらどうなるんだろう?」 こんな考えが閃いた次の瞬間には、手にはバイオリンを握っていた。早速 Let's try!! まずは10秒ほど加熱してみる。観察していると、楽器からモワモワと湯気のようなものが立っている。取り出してみるとバイオリンはホカホカで、水分ほか余計なものが抜けてスッキリした感じ。長年使用したものを初めて洗濯して見違えるようにキレイになったような感覚。こりゃいいや。
 「もっと長く加熱したら、もっと良くなる・・・?」 再度楽器を装置に入れ、先ほどよりも長い時間設定にしてスタート。
 と、ここで時間が早送り。
 気がつくと装置の中の楽器は、弦ははじけ飛び、ネックは取れ、本体は焼け焦げて惨々たる有様に。ここで取り返しのつかないことをしてしまったことに気づき、呆然とする。異変に気づいて駆けつけた店員さんが、楽器の残骸を装置から取り出し、申し訳なさそうな顔をしながら渡してくれた。そして傍のドアを指差してそっと一言、
 「泣くならこちらの小部屋を使っていいですよ」
コメント (3)
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