ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

『ラスト・フレンズ』最終回・脚本家のインタビュー

2008-06-19 01:41:54 | Weblog
レズビアン&クィア・カルチャーのウェブマガジンのTokyo Wrestlingで
今日最終回のドラマ『ラスト・フレンズ』の脚本家、浅野妙子さんの
インタビュー記事が載っていました。

性同一性障がいの役として描かれている瑠可の設定のことや、タケルのこと
脚本の浅野さんがどう考えて役柄を設定してたかを読むことが出来て
大変興味深いです。

■Tokyo Wrestling
『ラスト・フレンズ』の脚本家・浅野妙子さんのインタビュー
http://www.tokyowrestling.com/articles/2008/06/last_friends_1.html

浅野さんによると、瑠可はFtMとレズビアンの間として描いているとのこと

なぜレズビアンとして描かなかったのか?という問いに
性同一性障がいのほうがレズビアンより悶々と悩む点が一般の共感を得やすい
のではないか?という戦略的な意味でレズビアンより、性同一性障がいに
傾いたんだとか。

同性愛より性同一性障がいのほうが社会的理解を得やすいのでは?という
現状を浅野さんも感じていたようです。

今回のドラマでは、瑛太のタケルにしてもノンセクシャルでゲイなのか
ヘテロなのかはっきりさせない役柄

瑠可もまた明確な線引きがあるわけではない・・

人それぞれの性は、明確に線引きが出来るものではないという
「性の多様性」を広く伝えるにはとてもよい設定だったなと思うけれど、
そこまで想像しながら見てる人多いかな?

同性愛でも性同一性障がいでも、男でも女でも、そういうことを超えてね!
特にタケルの描き方を見てると、そう感じた人も多いのでは?と思うんだけど。


「はっきりしないこと」それは実はそれが当たり前のことなんだけれど
でも、そういう状態を社会は許さないんだよね。

「自分と違うことは、理解できないこと?」
でもそれぞれの自分だって、みんなはっきりせず違うんだけど!!

「どうせ他人の考えを変えることなんて出来ない」
そのように諦めたくない。
少しずつでも変えていく方向の後押しをしていきたいし、
そうしていかなきゃね!(笑)

ラストフレンズを紐解く上で、とても参考になるインタビューでしたが
皆さんはどう読んだでしょうか。

さて、今晩の最終回
少しは救いのある終わりになってくれるといいんだけどな~(祈)

●視聴率ついに20%超「ラスト・フレンズ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080618-00000004-ykf-ent
コメント
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